佐野裕のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
良書。インフラエンジニアの仕事内容からサーバ、OS、ネットワーク、ストレージ、サーバ仮想化、クラウド、購買・商談、データセンターまで、正にインフラエンジニアとして知っておくべき内容が網羅されている。OS、ネットワーク、ストレージなどは基本情報技術者試験で学んだ内容の復習となった。購買・商談やデータセンターについては普段の業務では触れることが無いため自分にとっては新鮮な内容であった。実務者が執筆した書籍だからこそ言葉に中身があり、どんどん読み進めることが出来た。続編も読みたい。
想定読者として現役インフラエンジニアだけでなく、これからインフラエンジニアになりたい人も書かれているが、資格無し実務 -
Posted by ブクログ
インフラ関係の知識を得たい人に超おすすめ。
難しすぎず、優しすぎずで、かつ教科書的に書かれている。
以下はチャプターごとの個人的なメモ。
特に響いたチャプター
01.インフラエンジニアの仕事
簡潔だが、インフラの範疇を抑えるのに役に立つ。
02.サーバ
特にCPU,コア,ソケット数の部分とクラウドの部分。クラウドのデメリットは意識したことがなかったので、勉強になった(社内でクラウドに向かない用途でクラウドを使用しているシステムがあり、気になった)
07.データセンター
以前にデータセンターの見学に行ったことがあったが、よりくわしく知ることができてよかった。
09.インフラ運用
10.大規模イ -
Posted by ブクログ
単に3つのクラウドベンダの機能を比較するだけかと思っていたが、想像以上に読みやすく分かりやすく、学びとしてとても良かった。
クラウドの基礎知識から、AWSを中心に具体的な使い方(手順)も適宜紹介していて「教科書」の何恥じぬ一冊。クラウドエンジニアの目指す方向性、や資格の一覧などもある点からベンダ紹介に留まらないことが伺えて好印象。
AWS、GCP、Azureそれぞれに用語や癖や出来ることの多少の差異はあるものの、基本的なつくりや実現可能なことはほぼ一致しているので、具体的にどのような用途で使うかや、どのようなレガシー資産があるかによって選ぶ形となるだろう。
金銭的にどれが優位か、というの -
Posted by ブクログ
相変わらず幅広くそつなくおさえられている。OSの章のプロセスとスレッド、メモリ、ファイル管理のあたりが特にためになった。ゴリゴリに技術的な話から海外のエンジニアとのコミュニケーションで気を付けること、といった話まで展開されるのが少し笑えた。
・プロトコル
・OS
・ネットワーク
・データベース
・WEBのサーバサイド開発言語
・共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式
・障害対策と障害対応
・よく知られたセキュリティ攻撃
・インターネットの運用と発展をつかさどる組織や団体
・RFCの読み方と作られ方
・世界規模のインターネットサービス運営
・インフラエンジニアとして目指す方向 -
Posted by ブクログ
「1Uとか分からない?スケールアウトは?」
社会人一年目。ネットワーク工学科出身でCiscoのルータだって触ったことあるし、自宅でサーバ建てたりパケットキャプチャして4500から数えてたりしたから多少の自信はあった。
が、いざインフラを仕事でやるとなると、知らないことだらけだった。
それなりのSIerならばパワポで作った新人インフラエンジニア向けの研修資料とかあったのだろうが、そんな恵まれた環境でもない野良インフラエンジニアの自分は、知らない単語をひとつひとつ調べて聞いていくしかやりようがなかった。
そんな時、これ一冊さえあればどれだけ違っただろうか…。
本書は200ページに満たない、教科 -
Posted by ブクログ
ITインフラを支えるエンジニアがどういうことをやっているか、がまとめられた本。 「教科書」というほど奥深く突っ込んでいるわけではありませんが、インフラエンジニアができないといけないことは幅広く、それをほぼカバーしている内容となっています。 特に商談や大規模インフラの話はなかなか世の中に出回ることのない内容なので、非常に興味深く読ませていただきました。 最後の「インフラエンジニアの育成」はちょうど今自分が育成をしようとしているところもあり、参考にさせていただきました。 新人さんにまず読んでもらってこれから自分たちが何をしないといけないか、をざっと理解してもらうのにちょうどよい内容と思います。