あらすじ
「日々インフラエンジニアとして頑張っているけど、自分にはどうも何かが足りない気がする」と思ったことがあるかもしれません。OJT(On the Job Training)による実地訓練を通してインフラエンジニアとしての経験を積んでいるうちにさまざまなことができるようになったとしても、インフラエンジニアに必要な基本的な知識をしっかり押さえないまま経験だけが増えていくと、「一応いろいろなことができるようになったけれども、詳しく知らないし、他の人に説明できない」といったことが増えてくるようになります。
本書では、主に実務経験を数年積んだインフラエンジニアを対象に、OJTや日常業務からでは身に付けにくいインフラエンジニアの必須知識をわかりやすく解説しています。
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Posted by ブクログ
なんとなく頭ではわかっていても、うまく体系的に説明できないインフラの世界。この本はごっちゃな内容のインフラの世界を本にまとめてくれただけでもその存在がありがたいものです。
Posted by ブクログ
相変わらず幅広くそつなくおさえられている。OSの章のプロセスとスレッド、メモリ、ファイル管理のあたりが特にためになった。ゴリゴリに技術的な話から海外のエンジニアとのコミュニケーションで気を付けること、といった話まで展開されるのが少し笑えた。
・プロトコル
・OS
・ネットワーク
・データベース
・WEBのサーバサイド開発言語
・共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式
・障害対策と障害対応
・よく知られたセキュリティ攻撃
・インターネットの運用と発展をつかさどる組織や団体
・RFCの読み方と作られ方
・世界規模のインターネットサービス運営
・インフラエンジニアとして目指す方向
Posted by ブクログ
インフラエンジニアの教科書1と比較すると、ややレベルの高い内容になっていますが、こちらも広範囲にインフラエンジニアとして、実用的な知識が一通り学べる内容になっています。
各分野における技術の解説だけでなく、実際の現場でどのようにその知識を活用できるのか、また、障害事例とその対処策なども解説されており、現場で役立つ情報が多く掲載されている点が非常に良かったと思います。
本のタイトル通り、インフラエンジニアとしてレベルアップするための教科書と呼べる一冊だと思います。
Posted by ブクログ
昔の知識を掘り起こすために、さらっと読んでみたが、まとまってて非常に良い。
プロセスとスレッドやファイルシステムの整理、dbのトランザクション分離レベルやパフォチューの基本的な考え方とか言葉だけ知ってたことを改めて振り返ることができた。
今だと、これにクラウドのスキルないとインフラエンジニアではないのたろうね。
Posted by ブクログ
時間はトラッキングしていないですが,凄まじいボリュームというわけでもなく,手引書のように読めた.
各章,重要概念に関しては図を利用した説明がなされていて非常に丁寧でわかりやすい.
私はインフラエンジニアではないが,この本を通して得た知識はまちがいなく,一ソフトウェア開発者兎してかなり役に立つ内容であるように推測される.
エンジニアリングに携わる人にはぜひおすすめしたい.
Posted by ブクログ
第1弾より踏み込んでOSの動作、ウェブサーバーとDBサーバーの仕組み等を解説していて正統続編な印象。特に終盤でRFCやIANAといった標準化の話、技術的探求の話に触れているのは、さらにこの「先」へ行くヒントにもなっていてよかった。
Posted by ブクログ
最近勉強して多少は詳しくなったつもりであったが、本書は全く歯が立たない内容だった。やはり机上で勉強するのと、現場で必要な知識には相当に差があるということか。
・RDBMSの選定理由
?Oracle Database
・ミッションクリティカルな場面での導入実績が豊富。特に課金系や認証系など、さまざまな基幹系でよく選定される。
・大規模環境向けの機能が豊富である。
・早くから可用性を高める機能が実装されていた。エンタープライズサーバ+UNIXの環境で用いたい。
?SQL Server
・Microsoft.Net環境でアプリケーションを構築しているので同じMicrosoft製品として親和性が高い。
・商用RDBMSを使いたいがOracle Databaseは高価。
・最新のハードウェアと組み合わせて高性能を求める。
・普段、Windowsしか使っていないユーザが、Accessなどの延長上に選定する。
?MySQL
・無料で使いたい。
・WEBサービスで利用実績が豊富で、ネット上に様々な情報が掲載されている。
・MySQLに接続が容易な開発言語でアプリケーションを開発している。
・障害発生時にはソースコードまで見て原因分析をしたい。
?PostgreSQL
・商用RDBMSを使っていたが、オープンソースに置き換えたい。特にOracle DatabaseからPostgreSQLへ置き換える事例が多い。
・PostgreSQLに接続が容易な開発言語でアプリケーションを開発している。
・WEBサービスで利用実績が豊富で、ネット上に様々な情報が掲載されている。
・障害発生時にはソースコードまで見て原因分析をしたい。
・リストアとリカバリ
リストアはバックアップファイルを復元すること。リカバリはWALログを適用してデータベースを障害発生直前の状態にすること。