星里もちるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ親父がクズすぎて笑えない。
家事家計を切り盛りし、部活動も続けられなくなり、勉強との両立で寝不足になり、生活を続けられなくなる不安で涙する。
ここまで悲惨な状況を、コミカルな雰囲気に仕上げているのは確かに凄い(それでも許容できない人はかなり多そう)。
ここまで極端な例は稀だろうが、規模の小さい自営業のこどもは家業の手伝いをさせられることは多いはずで、似たような境遇の子がいることを考えると腹が立ってくる。
子どもであることを許されない子どもというのは、実に悲しい。
今作の主人公である歩未が子どもでいられるのは、公私ともにサポートしてくれるあかねちゃんのお陰だろう。
彼女の存在が唯一の救いであり、最後の良心になっている。
何故父親が描かなくなったのか、歩未が青春を謳歌できる日は来るのか、続きが気になる作品ではある。 -
Posted by ブクログ
マンガ家の父親を持つ姉妹のお話。主人公は姉(中学生)です。父は打ち合わせを済ませてネームを起こし、その後失踪。娘二人が作品に仕上げ、原稿は落ちずに済んでいます。突然陣中見舞いに来る編集さんをアシスタントがごまかし(笑)、なるほどアシさんが共犯(?)だったら何とかなるよね、とうなずきながら、主人公の葛藤や何やかに引き込まれていきます。
二巻は姉がマンガ家さんのヘルプに行ったり、好きな先輩が出る大会の応援に行くことになったり、妹の話が出てきたり。一巻は主な筋を追うだけでしたが、二巻は家族のお話になっています。最後の場面に、新たな展開の予感が…。続きが楽しみです! -
Posted by ブクログ
【主要素:SF(すこしふしぎ)ドラマ】
物語性:■■■■■ | 描込度:■■□□□ | 躍動感:■■□□□ |
萌癒数:■■□□□ | 恋慕量:■■■■□ | 色気力:■■■□□ |
●或る日の朝、目を覚ませば、そこは自室。
①未知の飛行物体との遭遇を忘れる。妹の存在を確信する。
②体力の低下と共に、遭遇を思い出す。妹の存在を疑問視する。
「おまえは、妹の、ハナ」「俺に妹なんていたっけ・・・」これを繰り返す。
●このリピートの過程で、謎多き妹との距離が少しずつ縮まり、また、兄妹以外の他人が干渉することで、リピートの継続性が怪しくなってくる。
③体力低下が深刻化し、主人公が重体に。
●この不思議な体験が、少しずつ少しずつ明らかにされ、同時に登場人物の感情も変化していく。
●星里もちる氏のマンガの面白さは、爆発型ではなく、累積型だと思う。
シンプルで地味な印象を受けるが、ジワジワとくる。
コマの割り方やリズムが、ドラマや映画のコンテを見ているようで、しっかり計算されているような気がする。気のせいかもしれないが。
●中学・高校生の頃に『りびんぐげーむ』で衝撃を受けて以来、星里節のマンガにはジワジワされっぱなしだ。続きが楽しみで仕方ない。 -
Posted by ブクログ
1-5
女性問題を起こして無職となっていた『今井光』は就職活動をしていた。突然歯が痛み訪れた歯科医院の待合室で偶然にも自分と同姓の若い女性『今井みどり』と出会う。診療中にみどりが気絶してしまったため、付き添いと勘違いされた光はみどりを自宅まで送り届ける羽目になった。しかし、着いたそこは今井歯科医院だった。今井歯科医院から出てきたのはみどりの姉で歯科医師と受付の姉妹。お礼としてし忘れていた歯の治療を無料でして貰ったものの、無料なのは今日だけで今後の治療代として見積もられた10万円という額は無職の光に払えるものではなかった。姉妹はある条件で治療費を全額無料にするという。その条件とは、この家での今井姉妹との同居だった。今井姉妹も家主で今井歯科医院の医院長と同居しており、医院長は不在がちなために近所に乗っ取りと誤解されないよう医院長の親戚として住んでもらいたいとのことだった。自宅が歯医者でありながら他の歯科医院に行くことに加え言動もおかしなみどりなど、美人揃いであるもののこの姉妹には関わってはいけないと光は直感していた。女性はもう懲りた光は一度は断ったのだが、アパートの家賃滞納などで同居することとなった。かくして、一つ屋根の下で歯科医師で長女の珠子、劇団をやっている次女の羽子、大学生で三女の葉子、家事をやっている四女のみどりとの奇妙な同居生活が始まった。しかし、光の人生を目茶目茶にしてやるとして、しつこく光を追い掛け回している男が光の前に現れた。