ロジャー・パルバースのレビュー一覧

  • NHK「100分de名著」ブックス 宮沢賢治 銀河鉄道の夜
    世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない

    「ほんとうのさいわいを探し求めるための旅」だったと感じています。言い換えれば、死ぬと人間の「魂」はどこに行くのかを考える旅、死というものの本当の意味を探るための旅であったのではないか。

    ジョバンニは賢治の分身であり、川で亡くなったカムパネ...続きを読む
  • 星砂物語
    太平洋戦争終結の4カ月前、沖縄の八重山群島の一つでの出来事。暴力を否定する脱走兵と日系アメリカ人少女の物語。戦争の狂気が彼らに忍び寄る。能天気なボクでも平和を祈りたくなる。著者の初めての日本語作品なのだそうだ。もちろん英語訳も自身で行ったらしい。とっても清潔な文章だ。
  • もし、日本という国がなかったら
    日本の未来を作るためのポイントは、日本の文化の中にあるのだと著者は主張する。その通りだと思う。やっぱり外からの方が客観的に観察できるのかな。ドナルド・キーンとは一味違う日本の文化論、文学論になっている。
    著者がひいた与謝野晶子がいい。「創造は過去と現在とを材料としながら新しい未来を発明する能力です」
  • もし、日本という国がなかったら
    他の国を知っている知識人の日本礼賛。日本への教養の幅と深さは並の日本人では及ばなく、その知識に立脚した日本論だけでも相当面白い。停滞して出口が見えない感が強い今の日本で迷子になる者に、暖かい勇気をくれる本。
  • もし、日本という国がなかったら
    この本を書いたのは日本人ではありません。
    しかし、日本の素晴らしさを日本人の感覚で伝えています。例えば、最も美しい日本語は宮沢賢治の世界であり、地震と津波の影響があった花巻の美しい景色がまさに宮沢賢治の世界であり、日本の美術とは完璧を目指さない自然という、つまり「そのまま」である。
    日本人である私が...続きを読む
  • もし、日本という国がなかったら
    著者の遍歴とあれとこれとが混ざってるのは、著者の意図と逆にひたすら退屈になってるのは本当

    でも、「新そのまま」とかいう言葉感覚は素晴らしい

    松岡正剛の取り上げた5つの日本、というのも、説明が薄いから最初は違和感あるけど、色々考えてみると、割とやっぱり妥当なピックアップな気もする

    ただ、5つにわ...続きを読む
  • もし、日本という国がなかったら
    昨今、外国人へのインタビューで、上辺の良さだけを見て日本礼賛するシーンを多々見かけるが、この著者は次元が違う。タクシーの窓から通り過ぎる夜の街並みを見て「ここがぼくの国だ」と確信したり、日本人になりきるために、日本の黒歴史までをも当事者意識をもって受け入れたり、とにかくハンパじゃない。そして評論では...続きを読む
  • もし、日本という国がなかったら
    P:314 抜き書き+感想:5711字 付箋数:17
    (対ページ付箋割合:5.41%、付箋毎文字数:336、抜書量加点+1)★★★★

    ・外国語を話すときに、人は自分自身であると同時に、別人になることができます。自分を客観的に眺められるようになり、なにかを言うたびに、それがどんなにささいで平凡な内容...続きを読む
  • NHK「100分de名著」ブックス 宮沢賢治 銀河鉄道の夜
    おすすめ度:85点

    作者は40年以上もかけて、何度も英訳を繰り返してきた。「宮沢賢治は19世紀に生まれた、21世紀の人だった」という。賢治の作品には、21世紀に生きる世界中のすべての人に向けてのメッセージが隠されていて、国籍や人種、時間をも超越した普遍的はメッセージがそこにはある。
    『銀河鉄道の夜...続きを読む
  • NHK「100分de名著」ブックス 宮沢賢治 銀河鉄道の夜
    作家であり、自然科学者であり、宗教家であった宮沢賢治の生涯と代表作である「銀河鉄道の夜」をかなりわかりやすく解説した本でした。

    芸術と科学と宗教というのは個人的にどれも興味のある対象なので、それらを一つに融合して作品を執筆していた宮沢賢治の思想に感動しました。

    愛するのもの死をいかにして乗り越え...続きを読む
  • NHK「100分de名著」ブックス 宮沢賢治 銀河鉄道の夜
    「戦場のメリークリスマス」の助監督としても知られるパルバース・ロジャーが、ジョバンニとカムパネルラを語る。

    Night on the Milky Way Train.

    悲しみを、乗り越えよ
  • 星砂物語
    ファンタジーな設定から現実に、その流れはとても良い。突然の日記の終わり、そして、日記の発見。最後に謎解きがある。この部分が加わることで、作品が深くなったか? 長男の存在の意味。 後半、もう少し書き込んでほしいように思う。
  • もし、日本という国がなかったら
    全ての人が幸福にならなければ個人の幸福はない。-宮沢賢治

    経済あってこその文化ではなく、文化あってこその経済。

    事業の進歩発達に最も害をするものは、青年の過失ではなく、老人の跋扈である。-伊庭貞剛(第2代住友総理事)

    全ての人がひとしく想像する力と、想像した事を行動に移す力を秘めている。

    ...続きを読む
  • 星砂物語
    著者はハーバード大学で修士号取得の秀才で、映画「戦場のメリークリスマス」の助監督を務めた方だそうだ。

    太平洋戦争時代の鳩間島(石垣島の近く)を舞台にした物語。いかなる状況でも人は互いを信じあえる…というようなことが言いたいのかな。日本語で書かれたんだと思うんだけど、やはりどこか当たり前の感覚(...続きを読む
  • もし、日本という国がなかったら
    国際化、グローバル化…必要?べつに~
    ただ、自信は必要。誇りも必要。日本という国は素晴らしい。文化、芸術、国民性。すべて素晴らしく世界にも類がない。そこはこれからの若い世代が認識してほしい。これだけ外国人(いや日本人か)が認めているのに。
  • もし、日本という国がなかったら
    外国人である著者の知識や経験の半分にも満たない自分に愕然。もっと日本の文化に接しなくては。そして、若い皆さん、自国の経済力、文化力、技術力、国民性に自信を持ちましょう!そう言えば国菌て知ってました?
  • NHK「100分de名著」ブックス 宮沢賢治 銀河鉄道の夜
    銀河鉄道の夜、と言うよりも宮沢賢治とはどんな人だったか?を知るのにとても分かりやすい本でした。

    童話作家としての一面が私としては印象深い人でしたが、宗教家、自然学者など色々な一面を持つ人だったようです。
  • もし、日本という国がなかったら
    日本在住アメリカ人(国籍はオーストラリア)の日本観。
    タイトルと内容が合っていない気がしました。
    面白いと感じるところも多々ありましたが、話が前後するので読みにくさも感じました。