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Posted by ブクログ
太平洋戦争が終結する4か月前、沖縄の西表島の近くにある鳩間島で起きていたこと。
日本人の父と日系アメリカ人の母との間に生まれ、幼少期をアメリカで過ごした洋海。
母と兄はアメリカに残り、父と帰国して、父は仕事の都合で長崎へ、頼った叔母は空襲で亡くなり、今はたった1人で流れ着いた鳩間島で暮らしている。
牛乳瓶に海の星の砂を集める日々を日課にして過ごしていると、海岸の洞窟に暮らす脱走兵の日本人の岩淵さんと、同じく脱走兵のアメリカ人のボブに出会った。
岩淵さんとボブに、海で獲った魚をわけてあげたり、岩淵さんのおじさんの家から物を届けて、洞窟で暮らす彼らと洋海の交流。
足を怪我した岩淵さんの兄が加わり、このまま終戦を迎えるまで密かに生活できたら、どんなによかったか。
洞窟で見つかった3人の遺体。
そこに置いてあった洋海の日記。
戦争が人をおかしくする。
殺さなければ臆病者。逃げれば非国民。
ネタバレ。ボブはマラリアと赤痢を患い、洋海が訪ねて行った日に、脱走兵の2人を軽蔑し殺意を抱いていた岩淵さんの兄が松葉づえで頭を殴ったことで、亡くなっていた。
岩淵さんの兄が、松葉づえで困惑する岩淵さんを刺し、洋海はもっていた竹槍で兄を殺した。
岩淵さんは1週間後に亡くなり、洋海は3人の遺体を残し、洋海は終戦を迎え、長崎にいる父を看取り、京都に移り住んだ。
それから鳩間島にいた頃の日記を書いて、再び鳩間島に戻り、洞窟に眠る3人の傍に日記を置いてきた。
生き残った16歳だった洋海。長い年月を経て、誰にも知られることのなかった洞窟でのことが知られる。
長くなっちゃったー。
戦争と沖縄のセットの話はつらいよね。
でもこんな悲しい話がたくさん現実に起きていたと思うと、私たちは決してそれを受け止めていかないといけないね。
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