星砂物語

星砂物語

1,463円 (税込)

7pt

3.8

1945年、1958年、2011年の3つの物語をつなぐ、沖縄の小島で起きたある出来事。ありがちな甘い人間ドラマとも読めるパート1から、ものの見事に跳躍する物語の力と予想外の結末! あの日あの島の洞窟で本当は何が起きたのか? 13年後に発見された3体の遺骨はいったい誰のものなのか? そして、受け継がれる命脈ともいえる存在が目の前に現れる・・・。過去と現在をつなぐ戦後70年に登場した戦争小説の傑作!

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星砂物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    太平洋戦争終結の4カ月前、沖縄の八重山群島の一つでの出来事。暴力を否定する脱走兵と日系アメリカ人少女の物語。戦争の狂気が彼らに忍び寄る。能天気なボクでも平和を祈りたくなる。著者の初めての日本語作品なのだそうだ。もちろん英語訳も自身で行ったらしい。とっても清潔な文章だ。

    0
    2015年05月13日

    Posted by ブクログ

    沖縄が好きなので手に取った一冊。
    とても読みやすかったけれど、何か少し物足りなさを感じた。
    でも、やはり戦争なんてろくなものではないなと思った。ボブが、人を殺めた人は性格が変わる。例え戦争が終わり、その人が無事に邦へ帰れても、“以前のその人”は帰れないという部分がとても印象に残った。あと、なぜボブは

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

    ファンタジーな設定から現実に、その流れはとても良い。突然の日記の終わり、そして、日記の発見。最後に謎解きがある。この部分が加わることで、作品が深くなったか? 長男の存在の意味。 後半、もう少し書き込んでほしいように思う。

    0
    2019年07月15日

    Posted by ブクログ

    著者はハーバード大学で修士号取得の秀才で、映画「戦場のメリークリスマス」の助監督を務めた方だそうだ。

    太平洋戦争時代の鳩間島(石垣島の近く)を舞台にした物語。いかなる状況でも人は互いを信じあえる…というようなことが言いたいのかな。日本語で書かれたんだと思うんだけど、やはりどこか当たり前の感覚(

    0
    2016年01月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    太平洋戦争が終結する4か月前、沖縄の西表島の近くにある鳩間島で起きていたこと。

    日本人の父と日系アメリカ人の母との間に生まれ、幼少期をアメリカで過ごした洋海。

    母と兄はアメリカに残り、父と帰国して、父は仕事の都合で長崎へ、頼った叔母は空襲で亡くなり、今はたった1人で流れ着いた鳩間島で暮らしている

    0
    2024年03月14日

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