佐倉朱里のレビュー一覧

  • 唇にコルト

    Posted by ブクログ

    古ぼけた小さなビルで、探偵事務所を営んでいる平沢翼は裏の稼業で殺し屋をしている。
    ある日、一夜の相手を見つけるため出向いたバーで、一人の男と出会う。

    現在失業中だという平井輝之。一夜限りの情事で別れた平沢だったが…。

    以前レビューした「眠り姫とチョコレート」に登場していた2人。

    翼が何故一夜限りの相手しか選ばないのか、殺し屋という仕事をしているのかという事が輝之に出会い変化して来る事でわかってくると辛かった。

    輝之の真っ直ぐで馬鹿な所が翼の頑なな心をとかしてくれた訳で。

    翼は面倒くささと危うさもあるけど芯はとても強くてカッコよく、最強の受けと言っても良いかと。
    そんな翼を相手に出来る

    0
    2024年01月28日
  • 唇にコルト

    Posted by ブクログ

    キャラクターが非常に良かった。受も攻も男前!!
    殺し屋になったくだりは唐突な気もしましたが、二人のテンポ良い掛け合いでするすると読めたので☆5にします。
    是非、続編を期待したい。

    0
    2011年04月07日
  • 緋色の海賊 (下)

    Posted by ブクログ

    18世紀、英国海軍士官コリンズと海賊〈山猫〉がだましだまされ共闘していく話。
    二人の関係が進展してもコリンズは融通のきかない堅物のままだし、
    山猫はちょっと弱いところを見せながらも、やはり奔放でふてぶてしくコリンズを海賊に引き入れようとモーションかけつづけてます。
    BLとして、対照的で対等な関係のまま幕を閉じるのが潔くて、ロマンを感じます。

    0
    2010年06月18日
  • 月と茉莉花

    Posted by ブクログ

    キョン死←
    こういう受け子さん好みです。
    シリーズの後のほうは特にだけど、実は結構気が強い所がいいです。
    時代背景や習慣なともしっかり書き込まれていて、読み応えがあります。
    三部作。

    0
    2009年10月04日
  • 月と茉莉花

    Posted by ブクログ

    雑誌で読んでほれ込んで、ノベルズが出たことを知って即買いした一冊。切なくて胸が痛くなるけど、とても幸せな気持ちになれる本。

    0
    2009年10月04日
  • 月と茉莉花

    Posted by ブクログ

    目の見えない囚われの公子と、その公子を捉えた激しい気性の太子の話。
    いわゆるBL物ですが、かなり好きな作品。時代背景も好みです。

    0
    2009年10月04日
  • 月と茉莉花

    Posted by ブクログ

    なんとこれ、BLには珍しい2段組。そして仮想中国の設定で、敵国の盲目の皇子を虜囚にし、その皇子・月心と若くして既に王の器という大牙の主従関係。
    ふたりの恋愛はとても切ないのですが、ラブ度も結構高いです。
    あとなんといっても作家さんの文体が好みです。透明感のある輝きというか、言葉が美しいのです。そこがお話の切なさを引き立てていますね。
    もうこれは文句なしにオススメです。

    0
    2009年10月04日
  • 月と茉莉花

    Posted by ブクログ

    中国が舞台の名作。相変わらず雪舟薫の表紙に惹かれて買ったんだけど、これは大成功!歴史モノで昔の中国を取り扱ってるんだけれど、作者がよく勉強していることがしっかり伝わってくる。しっかりした時代背景、ベース、キャラクター設定。いろいろな意味で秀逸な作品である。受けが中世的な、男性や女性などの性別を超越した感じの美しさと魅力をもった人物だし、しっかりとした話なので、ホモ小説を読んだことない人でもすすめられそうな一冊である。エロはあるけどね

    0
    2009年10月04日
  • 月と茉莉花 ~月に歩す~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ完結編です。
    前回中だるみ感のあったシリーズですが、完結編ということで、
    中華風王朝物としては避けられない嫁取り問題勃発。
    3つの短編から成ってますが、最初は受が初出仕して
    ケチないじめと向き合い成長する姿、2つめがあまあま
    ちゅっちゅないつものバカップル、そして最後が嫁取り
    問題なのですが……。

    普通王朝ファンタジーBLの定石といえば、受を王妃に
    してしまう、という展開、もしくは王位を譲って駆け落ち、
    そして兄弟に跡継ぎ産ませる、の3通りなんですが、
    いやいやいや、予想外きました。
    まさか本当に嫁取りしちゃうなんて誰が思ったでしょう?
    この時点で、王道BL一直線な方からは非難囂々だ

    0
    2014年06月26日
  • 月と茉莉花

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長いこと暖めてた積読本です。
    暖めすぎて孵化して独り立ちしたくらいの期間が……。
    3部作の1作目ということで、中華風世界観。
    で、亡国の王子が自国を滅ぼした国に……って、あれ……??
    何だかこの設定もの凄い既視感。
    と思ったら、この作品の前に読んだお話が、そんな設定だった。
    またこれ系か……と若干辟易しつつ読み始めたら、これが
    なんとまぁ、当たりで嬉しかったです。
    前に読んだのがもにょもにょな感じだっただけに、余計に
    良作に感じるのかもしれませんが、世界観をよく作り込んで
    おられて無理がない。
    言葉遣いも上品でいて、匂い立つような情景が浮かびます。

    盲目の受が敵国の太子の虜囚となりながらも、

    0
    2014年06月23日
  • 陽炎の国と竜の剣

    Posted by ブクログ

    佐倉さんの久々の新作って思って買ったら、雑誌で読んだことのある話だった。でも当時も今も好きな話。お伽噺みたいで、読んでるとその世界に引き込まれて、現代ものとは違った余韻があって、ファンタジーっていいなと思う。マーザンダールとかの脇役も魅力的。アーディルとの絡みがもっと見たかったな。

    0
    2012年08月13日
  • 緋色の海賊 (上)

    Posted by ブクログ

    歴史もの。18世紀を舞台にイギリス海軍の将校と海賊が繰り広げる冒険と恋愛。その時代の文化や航海術等の世界観が(BL的な都合の良さは確保しつつ)しっかり書き込まれており、かなり「それらしさ」がある。二人の関係の結末に関してもBLレーベルでは異色かもしれないが、この二人ならそうだろう、という説得力のあるものだった。かなり好き。

    0
    2011年12月22日
  • 唇にコルト

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ☆4.5

    表紙に惹かれて購入したが当たりだった!
    受けは綺麗で強くて、でも繊細で。
    攻めはとにかく真っ直ぐで能天気で、でも強い。
    二人の違った強さが見れて面白い。

    こういうストーリーのBLにありがちな(否定的な意味ではなく)攻めの「とりあえず俺のモノになれ」という無理やりな強引さはなく、とにかく包み込むような優しさと受けのことが好きだ、というまっすぐさが読んでいて心地よかった。

    0
    2011年06月28日
  • 月と茉莉花

    Posted by ブクログ

    「緋色の海賊」が良かったので、佐倉さんのデビュー作を引っ張り出してきました。
    読みやすく品のある文体、それでいで歴史ものの空気をしっかり伝えてくるというバランスの良さがやっぱり新人とは思えない。
    構成を練り上げた長編を書き続けてほしいです
    できれば年に一冊くらいは読みたいですが…

    0
    2010年07月18日
  • 月と茉莉花 ~羞花閉月~

    Posted by ブクログ

    お世継ぎ問題とか出てきて男に夢中な王の嫁に行くのは絶対嫌だろうなと未来の后に同情(笑)。内容はさらに甘々で砂吐きそう。3巻で決着がつくそうなのでいずれ読んでみます。

    0
    2009年10月07日
  • 月と茉莉花 ~羞花閉月~

    Posted by ブクログ

    月と茉莉花 ~羞花閉月~ 2 リンクスロマンス
    佐倉 朱里 (著), 雪舟 薫 (イラスト)
    ■煬大牙は、愛する月心の元服を行おうとするが、突然拒まれてしまう。理由がわからず月心を責めたことから行き違いが生じてしまった2人の関係は…。
    ■とうとう、月心が元服を行います。これでようやく人として数を数えられる一人前になれるのです!が、しかし。ちょっとしたことからある勘違いをしてしまう月心が元服を拒否しちゃうんです。なんつーか、大牙愛されてますねぇ。月心にとってもう彼が世界の全てって感じですかね。
    1巻ほどの切なさはありませんが、続編としてはイイ感じにできあがったんじゃないかな。まだ、大牙の

    0
    2009年10月04日
  • 月と茉莉花 ~羞花閉月~

    Posted by ブクログ

    シリーズ?2作目です。2作目ですが特にドラマチックな展開があるわけでもなく、日常が描かれています。しかし大牙の婚約者問題など色々と2人の間には波風がそれなりに立つようで、しかしゆっくりと2人の絆は深まる感じといいますか。

    美しい文体と言葉の煌きはさすがです。今回も月心のけなげさにきゅんとします。

    0
    2009年10月04日
  • 月と茉莉花 ~羞花閉月~

    Posted by ブクログ

    前作に引き続き、非常に美しく素晴らしい作品に仕上がっているのだけれど、月心女性化妄想はちょっといただけなかった…かな。笑

    0
    2009年10月04日
  • 眠り姫とチョコレート

    Posted by ブクログ

    背が高くて見た目攻めっぽいのに、お姉言葉で思考が女子。でも、自分の幸せよりほかの人が自分のお店で幸せを見つけてくれればいいという筋金入りのお人よし(笑)
    でも、それには理由があって。
    私はこの受け好きです。葛藤やぐるぐるしてるけど、その根底にあるものがあるから、頼むよ、黒田!!!ってなる。

    0
    2015年02月04日
  • 美少年の事情

    Posted by ブクログ

    あれ? これで終わり??? な感あり。
    深く掘り下げれば、シリーズ物になりそう。
    お友達の貴族さんたちの恋?
    あったかどうだかわからないけど、70年前の恋?とかね。

    しかし、ぽわわんとしてて掴みどころのない美少年だったなぁ(笑)。

    0
    2014年09月28日