佐倉朱里のレビュー一覧

  • 唇にコルト
    古ぼけた小さなビルで、探偵事務所を営んでいる平沢翼は裏の稼業で殺し屋をしている。
    ある日、一夜の相手を見つけるため出向いたバーで、一人の男と出会う。

    現在失業中だという平井輝之。一夜限りの情事で別れた平沢だったが…。

    以前レビューした「眠り姫とチョコレート」に登場していた2人。

    翼が何故一夜限...続きを読む
  • 唇にコルト
    キャラクターが非常に良かった。受も攻も男前!!
    殺し屋になったくだりは唐突な気もしましたが、二人のテンポ良い掛け合いでするすると読めたので☆5にします。
    是非、続編を期待したい。
  • 緋色の海賊 (下)
    18世紀、英国海軍士官コリンズと海賊〈山猫〉がだましだまされ共闘していく話。
    二人の関係が進展してもコリンズは融通のきかない堅物のままだし、
    山猫はちょっと弱いところを見せながらも、やはり奔放でふてぶてしくコリンズを海賊に引き入れようとモーションかけつづけてます。
    BLとして、対照的で対等な関係のま...続きを読む
  • 月と茉莉花
    キョン死←
    こういう受け子さん好みです。
    シリーズの後のほうは特にだけど、実は結構気が強い所がいいです。
    時代背景や習慣なともしっかり書き込まれていて、読み応えがあります。
    三部作。
  • 月と茉莉花
    雑誌で読んでほれ込んで、ノベルズが出たことを知って即買いした一冊。切なくて胸が痛くなるけど、とても幸せな気持ちになれる本。
  • 月と茉莉花
    目の見えない囚われの公子と、その公子を捉えた激しい気性の太子の話。
    いわゆるBL物ですが、かなり好きな作品。時代背景も好みです。
  • 月と茉莉花
    なんとこれ、BLには珍しい2段組。そして仮想中国の設定で、敵国の盲目の皇子を虜囚にし、その皇子・月心と若くして既に王の器という大牙の主従関係。
    ふたりの恋愛はとても切ないのですが、ラブ度も結構高いです。
    あとなんといっても作家さんの文体が好みです。透明感のある輝きというか、言葉が美しいのです。そこが...続きを読む
  • 月と茉莉花
    中国が舞台の名作。相変わらず雪舟薫の表紙に惹かれて買ったんだけど、これは大成功!歴史モノで昔の中国を取り扱ってるんだけれど、作者がよく勉強していることがしっかり伝わってくる。しっかりした時代背景、ベース、キャラクター設定。いろいろな意味で秀逸な作品である。受けが中世的な、男性や女性などの性別を超越し...続きを読む
  • 月と茉莉花 ~月に歩す~
    シリーズ完結編です。
    前回中だるみ感のあったシリーズですが、完結編ということで、
    中華風王朝物としては避けられない嫁取り問題勃発。
    3つの短編から成ってますが、最初は受が初出仕して
    ケチないじめと向き合い成長する姿、2つめがあまあま
    ちゅっちゅないつものバカップル、そして最後が嫁取り
    問題なのですが...続きを読む
  • 月と茉莉花
    長いこと暖めてた積読本です。
    暖めすぎて孵化して独り立ちしたくらいの期間が……。
    3部作の1作目ということで、中華風世界観。
    で、亡国の王子が自国を滅ぼした国に……って、あれ……??
    何だかこの設定もの凄い既視感。
    と思ったら、この作品の前に読んだお話が、そんな設定だった。
    またこれ系か……と若干辟...続きを読む
  • 陽炎の国と竜の剣
    佐倉さんの久々の新作って思って買ったら、雑誌で読んだことのある話だった。でも当時も今も好きな話。お伽噺みたいで、読んでるとその世界に引き込まれて、現代ものとは違った余韻があって、ファンタジーっていいなと思う。マーザンダールとかの脇役も魅力的。アーディルとの絡みがもっと見たかったな。
  • 緋色の海賊 (上)
    歴史もの。18世紀を舞台にイギリス海軍の将校と海賊が繰り広げる冒険と恋愛。その時代の文化や航海術等の世界観が(BL的な都合の良さは確保しつつ)しっかり書き込まれており、かなり「それらしさ」がある。二人の関係の結末に関してもBLレーベルでは異色かもしれないが、この二人ならそうだろう、という説得力のある...続きを読む
  • 唇にコルト
    ☆4.5

    表紙に惹かれて購入したが当たりだった!
    受けは綺麗で強くて、でも繊細で。
    攻めはとにかく真っ直ぐで能天気で、でも強い。
    二人の違った強さが見れて面白い。

    こういうストーリーのBLにありがちな(否定的な意味ではなく)攻めの「とりあえず俺のモノになれ」という無理やりな強引さはなく、とにかく...続きを読む
  • 月と茉莉花
    「緋色の海賊」が良かったので、佐倉さんのデビュー作を引っ張り出してきました。
    読みやすく品のある文体、それでいで歴史ものの空気をしっかり伝えてくるというバランスの良さがやっぱり新人とは思えない。
    構成を練り上げた長編を書き続けてほしいです
    できれば年に一冊くらいは読みたいですが…
  • 月と茉莉花 ~羞花閉月~
    お世継ぎ問題とか出てきて男に夢中な王の嫁に行くのは絶対嫌だろうなと未来の后に同情(笑)。内容はさらに甘々で砂吐きそう。3巻で決着がつくそうなのでいずれ読んでみます。
  • 月と茉莉花 ~羞花閉月~
    月と茉莉花 ~羞花閉月~ 2 リンクスロマンス
    佐倉 朱里 (著), 雪舟 薫 (イラスト)
    ■煬大牙は、愛する月心の元服を行おうとするが、突然拒まれてしまう。理由がわからず月心を責めたことから行き違いが生じてしまった2人の関係は…。
    ■とうとう、月心が元服を行います。これでようやく人として数...続きを読む
  • 月と茉莉花 ~羞花閉月~
    シリーズ?2作目です。2作目ですが特にドラマチックな展開があるわけでもなく、日常が描かれています。しかし大牙の婚約者問題など色々と2人の間には波風がそれなりに立つようで、しかしゆっくりと2人の絆は深まる感じといいますか。

    美しい文体と言葉の煌きはさすがです。今回も月心のけなげさにきゅんとします。
  • 月と茉莉花 ~羞花閉月~
    前作に引き続き、非常に美しく素晴らしい作品に仕上がっているのだけれど、月心女性化妄想はちょっといただけなかった…かな。笑
  • 眠り姫とチョコレート
    背が高くて見た目攻めっぽいのに、お姉言葉で思考が女子。でも、自分の幸せよりほかの人が自分のお店で幸せを見つけてくれればいいという筋金入りのお人よし(笑)
    でも、それには理由があって。
    私はこの受け好きです。葛藤やぐるぐるしてるけど、その根底にあるものがあるから、頼むよ、黒田!!!ってなる。
  • 美少年の事情
    あれ? これで終わり??? な感あり。
    深く掘り下げれば、シリーズ物になりそう。
    お友達の貴族さんたちの恋?
    あったかどうだかわからないけど、70年前の恋?とかね。

    しかし、ぽわわんとしてて掴みどころのない美少年だったなぁ(笑)。