ロバート・プールのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何か(通常、高い)目標に向かって努力しているとき、「自分には才能があるのだろうか」という問いは必ず浮かぶ。
本書では、トップレベルに到達するには生まれつき備わっている資質が重要なのか、後天的に努力で得るものが重要なのかを実例や文献等を用いて述べている。
2014年に刊行された『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?(デイヴィッド エプスタイン著、早川書房)』が遺伝子とスポーツ能力に着目していたのに対し、こちらは各分野で過去に「天才」と呼ばれた人たちの幼少期の訓練や、トップレベルに到達した人たちがどんな練習をどれだけ行ってきたのかを調査し考察している。
いくぶん「結論ありき」で論述しているような向 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ認知心理学の傑作として先日読んだむつみ先生の著書で紹介されていた。
生まれつきの天才などいなくて、モーツァルトも天才ホッケー選手も、天才ピアニストも、みな努力の賜物。
大成している人は、他の人よりも練習量が多く、飽きない(というか継続の工夫)をしている、という研究結果の紹介と、多くの分野でスキルを向上させるための普遍的なやり方が紹介されていた。
曰く
①その時々のレベルに合わせた声掛け(初めのころはやる気を出させるために褒めるとか)、レベルが上がってきたころ(=おそらく、高いレベルに届いている自己肯定感、さらなる高みを目指そうという心理状態)にはより高いレベルの集団に入れて厳しいレベルの研鑽 -
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Posted by ブクログ
結論からいうと努力が大事。ただし、ただ時間をかければ良いのではなく、限界的練習が必要。
先天的な才能と言われた絶対音感なども後天的な練習で身につく。
・訓練によって新たな脳の回路を構築できる
・目的のある目標
具体的目標がある
集中して行う
フィードバックが不可欠
コンフォートゾーンから飛び出す(それまで出来なかっことに挑戦する)
・エキスパートには心的イメージがある
・練習に膨大な時間を費やさなければ並外れた能力は手に入らない
ベルリン芸術大学のバイオリニストをSランク(のちにソリストになるレベル)、Aランク(その次のレベル)、Bランク(ソリストコースに落ち教員コース)に分け、18歳 -
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