本多利範のレビュー一覧
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コンビニの神様と呼ばれる鈴木敏文さんのもとで何年間も指導を受けた方が書かれた本です。
コンビニビジネスにおいての「販売・開発・変化」の3つをテーマに掲げています。
私が特に印象的だったのは【商売の原則は【1人で仕入れ、品並べ、売り切る】をやる】です。今、問屋の仕事をしているのですが、モノを動かしているだけと嫌味を言われることが多々あります。現に、上司が開拓した商品を販売しているだけですし、開発課が作った商品もあまり売れないのが現実となっています。そのためにはやはり、自分でやるしかありません。そのためにやるべきこととしては店舗を観察することで日常の変化を見逃さないことです。例えば、同じ商品をずっ -
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セブンイレブンで店舗運営に携わった著者がコンビニの運営から売れる商品や店舗とはどういったものかを自身の経験や見識から書いた一冊。
本書を読んで、いかにして顧客が商品を購入するのかということを深く知ることが出来ました。
スーパーとコンビニの求めるものの違いや著者が精通するコンビニの強みを知ることができました。
ターゲットを絞ることや妥協しない商品づくりを行うことや売れ筋を見極め、厳選して商品を入れ替えることなど売れるようにしていくための魂の入れ方の数々を本書で学ぶことができました。
そんな本書の中でも機会ロスをしない廃棄に対する考え方は今までの概念を変えるもので印象に残りました。
本書に書 -
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・やみくもに飛び出したい気持ちをぐっとこらえて「そもそもどうして出したいのか?」「誰に何を提供するのか?」という原点を固めることが必要
・コンビニで売れるものを見ると世の中の人がどのような生活をしているかが手に取るようにわかる
・惣菜白書 内食97.3% 10年で→ルウは年次97.5%
外食99.9% 中食122.2%
・時短サラダと育てるサラダ両方売れている 50-60代男性にも
・52週MDは生活レベルで細かく対応するが、ラーメンの味は全国普遍にする?
・売れている商品こそ改良が必要 よく食べられている→飽きも早い
・コンビニはタクシーに似ているのかもしれない
・当たり前のことの大切さ -
Posted by ブクログ
セブンイレブン出身の著者が語る品揃えや販促の考え方は非常に勉強になる。
実際にコンビニを運営されている方には参考になるのだと思うが、現在はコンビニ大手チェーンは三社となり、個店単位で品揃えを変えるのは難しくなってるだろう。
とはいえ、店頭で仕掛けられることはまだまだたくさんあるだろう。実際にどこまで店舗に裁量があるのかわからないが、季節を先取りした商品などを仕入れることが出来るだろうから、この本に書いてあるようなことは可能。
ただ、店主が世の中の変化に気づく、もしくは関心を持つという事がないと、そのアクションは取られない。
たまたまその店に入らざるを得なかった顧客は残念な気持ちになる。
そう -
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著者は、セブンイレブンに20年在籍し、鈴木敏文氏に師事した。今の仕事に沁みる、金言の数々。
普通の人間なら、ある程度の水準に達した商品を見たらGOサインを出したくなるものです。ところが、鈴木敏文という人は、その「ある程度」という発想が一切ない人でした。自分の求めるレベルに達しなければ、絶対認めない、つくらせない、販売させない。
商品の品質や価格を”松竹梅”の三ランクに分けると、多くの人は中間の”竹”を選ぶと言われます。行動経済学で「ゴルディロックス効果」と呼ばれる消費者心理です。
ほかの小売業でも同様でしょうが、コンビニでも月末は売上がアップします。コンビニ商品などどれも単価が安