志木沢郁のレビュー一覧

  • 立花宗茂

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    決してドラマチックではないけど、武将本人の生き様のように虚飾のない実直で爽やかな物語が素晴らしかった。

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    2012年07月27日
  • 豊臣秀長

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    全体を通して秀長が良いひと過ぎて泣ける・・・。このひとは本当に豊臣家にとって大きな柱だったんだろうなぁ・・・。


    一番笑ったのは秀長が半兵衛の死後、心の中で語りかけるシーンが何回かあるのですが、
    田上山の砦の防戦の際、ご飯を食べている半兵衛に語りかける秀長には吹きました。
    この緊迫した場面でなぜそこをチョイスする秀長・・・!笑

    前述から分かるとおり、秀長主人公の小説ですが、半兵衛もかなり登場してきます。
    序盤から「状貌夫人の如し」とか形容されるしな半兵衛!ちょっと皮肉屋な所もイイヨイイヨー。
    一番最初に読んだ戦国小説も、このふたりが仲良しだったので嬉しかったです。

    あと当たり前のように秀

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    2012年02月05日
  • 佐竹義重・義宣 伊達政宗と覇を競った関東の名族

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    名前だけは聞いたことがあったけどほとんどどんな武将か知らなかった佐竹親子について、人柄的な面も含めて楽しく理解できた気がします。

    他の武将と異なり、○○の戦いと言った感じで、佐竹親子を特徴づける合戦はありませんが、北条、上杉、伊達と言った周りの強豪を相手に物おじせず領土を守りぬく義重の器量、秀吉や家康との関係で理と利に悩む義宣と、目立たないながらも明らかに有能であった2人の武将の人生を楽しめました。

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    2011年06月12日
  • 可児才蔵

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    可児才蔵の小説です。PHPなのでとても読みやすくお勧めです。
    可児才蔵単体で長いものというとこれともう一冊しか見たことがないですが、こちらのほうが個人的にはお勧めです。短編ですと司馬さんがちょろっと書いてます。カッコいい才蔵が読みたい!という人にお勧めです。
    谷衛友がちょろっとでてる!嬉しい!

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    2010年09月11日
  • 結城秀康

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    読みやすく、するすると行ける文章で感触は悪くない。
    主人公・秀康の立場もあるのだろうが、人物小説にしばしば見受けられる、誰かが割りを食った描写をされていたわけでもないので(強いて言うなら秀次兄弟か)、そこも好感が持てる。
    いい意味で可もなく不可もなく、最後まで面白く読めた。


    序盤の三成と吉継。
    中盤よりちょいあとのちょっと出ただけ左近。
    三成襲撃事件時の佐竹義宣。
    秀忠の気質の描き方が巧い。

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    2010年06月24日
  • 真田信之

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    「いつも正しい事だけ言いやがって!」というセリフで、自分が真田幸村を苦手に感じていた原因が分かった。

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    2010年02月12日
  • 豊臣秀長

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    太閤秀吉の弟で大和大納言豊臣秀長を扱った文庫本。
    秀長を題材にした小説はとても少ないので貴重です。
    内容も秀長の人柄をうまく表せていていいと思います。
    最後まで秀吉を立てて、そして散っていった武将の生涯です。

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    2009年10月13日
  • 可児才蔵

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    爽やかな豪傑ものっぽい感じでした!でも熱血馬鹿ではなくて、飄々として我関せず的なB型?的なとても魅力的な無骨者…うーん上手くまとまらないのですが、ストレスのたまらない小説でした。才蔵を見込み世話女房役に徹する久右ヱ門との主従関係も爽やか。

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    2009年10月04日
  • 豊臣秀長

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    も、かわゆいです秀長様…!!
    高虎も出ているので大和郡山主従も満喫^^^
    だがそれ以上に竹中半兵衛が秀長様を「合格」って値踏みしているのにもだえました。
    うおおおお……!!

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    2009年10月04日
  • 結城秀康

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    秀康のこころの成長が直に伝わってくる感じ。周りの人物もちょっと派手かな、と思うくらいに個性がはっきりしててとても読みやすいです。

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    2009年10月04日
  • 可児才蔵

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    笹の才蔵で有名な可児才蔵吉長の文庫本。
    次々に主君を替えていきながら、最後に福島正則と運命?の出会いを果たす。
    物語の中にある恋い模様が才蔵らしくてとてもいいと思う。

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    2009年10月18日
  • 豊臣秀長

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    紀伊・大和中心に100万石もの大領を有し大和大納言と称された豊臣秀吉の弟・秀長。
    乱世にあって秀吉の片腕として無私を貫き文武両面で活躍し天下統一に貢献。
    秀吉に諫言できる唯一の人物として豊臣政権の要とも評される男の生涯を描く。

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    2016年11月13日
  • 豊臣秀長

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    秀吉の天下取りを蔭で支えた人物として、話しもおもしろく、ストーリーもわかりやすかったが、いまいち抑揚に欠け、話しがサラサラっと流れていく感じがし、私にはあまり印象に残りませんでした。

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    2012年12月30日
  • 前田利家

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    勝家か秀吉か、どちらにつくか迷う利家が読んでいてとても苦しい 。「信長さまに仕えていた時はこのように去就に迷うことなどあり得なかったのに」という一文が重い。
    昔から信長の近くで働き、一時は牢人になったもののずっと信長の為に動いてきた利家にとって、友人か恩人か、義理か家かという選択は初めてでありながらかなり辛いものであったのではないかと。

    印象深かったのは利家と慶次郎の対比!権力(立場)と自由の対比とでも言えばいいのかな 世間を斜めに見た、アウトローな気性の気障な格好良さ慶次郎と、快活で初期は慶次郎のような気質がありつつもしなやかに変わっていったふたりのやりとりが面白い!

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    2012年12月05日
  • 真田信之

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    真田信之は松代藩の藩祖である。真田昌幸、幸村の蔭に隠れているが燻し銀の武将であり贔屓にしてます。
    本書は新しい真田像に迫っていて面白い小説である。

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    2012年01月03日
  • 豊臣秀長

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    秀長は兄の秀吉を支えた名補佐役である。この小説は近江攻略からその死の前年までを描いているが、いかに秀長の力が大きかったのかがよく描かれている。

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    2011年09月19日
  • 真田信之

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    父の昌幸や弟の幸村(信繁)が目立ってしまうは仕方ないというところかな。ただ、戦国期ではなく、関ヶ原以降の初代藩主として信之にフォーカスした作品を読んでみたいという思う。

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    2011年06月25日
  • 結城秀康

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    徳川家康の次男でありながらもその出自を疎まれ、養子という名の人質として豊臣家に差し出された結城秀康。だがその複雑な生い立ちをも糧として、誰もが一目置く存在に成長すると、その気概と才気に養父・秀吉は警戒を抱き、実父・家康は再接近を計った。下総結城家を継承し、関ケ原の戦いでは宇都宮で上杉景勝を牽制。越前転封後は弟の将軍・秀忠により『制外の家』とされる。父との葛藤を抱えながら将軍の兄として生涯を終えた男の短くも激しい生き様。

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    2010年07月15日