藍沢羽衣のレビュー一覧
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匿名
ネタバレ 購入済みなかなかのホラー感がある
ヒロインたちの予期もしないゲームへの巻き込まれ方が突然であり、しかもそのゲームというものにクリアするかどうかに彼らの運命がかかっているという、まさに「絶望」そのものをリアルに表現しているホラー系作品だと感じました。最後まで目が離せない展開でドキドキします。
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Posted by ブクログ
ネタバレ大人気のキョウは、活発に動画を投稿する。どの動画も登場人物が悲惨な目にあい視聴者達は息を飲む。一方で、自分がその立場でなくて良かったと安堵するが、視聴者達はいつも狙われていることを知らない。
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恐怖チャンネル早くも2冊目。読みやすく、キョウやその周りの人物たちのこの先が気になるのでこちらも一気読み。
前作は一般的な怖い話をモティーフにしている話が多かったが、今作は今も巷で目にする都市伝説がモティーフな話が多い。
また、オカルトめいた話が多かった前作と違い現代でもありそうな怖い話や、人間が登場人物に恐怖を与えるヒトコワ系の話もあって、いろいろな話を楽しめた。
中でも怖かったのは「逆バースデー」。
数日後誕生日を迎える気弱な主人公が、クラスでも目立つ立場の友人に「逆バースデー」という、名前からして不穏な都市伝説を試してみようという所から物語が始まる。
逆バースデーはバースデーケーキに100本のろうそくを立てて吹き消すという謎のおまじない。
誕生日はおめでたい日のはずで、更に主人公の誕生日のために母親が買ってきてくれた大切なケーキでそんなことをしようとするその友人に正直ドン引き。
いったい君は人間性はどこに置いてきたんだ……。友人は興味本位でやっているという風だが、そんなに気になるなら自分の誕生日で試してみればいいのにと読んでいてかなり胸糞悪かった。その友人が何故そのおまじないをこのタイミングでやりたがったかが、同席していた友人たちの証言により判明して更に胸糞悪くなった。ラストの展開にはちょっと同情したが、人の心を無下にするとそんなことになるの仕方ないぞ!
先ほど挙げた以外のその他の話でも登場人物たちは様々な恐怖体験をしていく。
その先々には当然の様にキョウが出没しているのだが、登場人物たちへのアプローチが違う気がする。前は怪異に積極的に誘導しているという風にうつったが、この度はその怪異に近づいた人々を遠ざけようと躍起になっている印象を抱いた。少し関わる程度だったキョウも濃密にストーリーに関わってきていて、徐々に真相が明らかになって行っており先が気になって仕方がない。
新たに登場した女の子のKチューバー、コトや前作のラストに出てきたKなどの正体も気になるところ。
既刊はあと1冊あり、そこからの続刊はまだ出ていない様子。3冊目ですべての秘密が明るみになるのか、それともまだ続くのか……。
どちらなのかは分からないが、続刊を早く読みたいところである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ恐怖動画専門の動画投稿サイト、Kチューブ。中でも『恐怖チャンネル』は小、中学生間で人気のチャンネルだった。チャンネルの主はキョウというミステリアスな少年。
彼は今日も貴方を恐怖の世界へ誘う。
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恐怖動画専門の動画投稿サイトKチューブ。日夜投稿され続ける刺激的な内容の動画に夢中になる小中学生は多く、人気のサイトだった。
中でも、銀髪赤目の美少年キョウが運営する『恐怖チャンネル』は迫真の内容から、多くの登録者を得ていた。今日も彼の投稿する動画を多くの者が楽しみに待っていたが、人気がある一方である恐ろしい噂がささやかれていた。
この『恐怖チャンネル』の主であるキョウに出会うと、動画に出てくる登場人物たちの様に恐怖体験に巻き込まれてしまうのだという――。
久しぶりの児童書。何となく手に取って読んでみたが、読みやすくて面白いので一気に読み終わってしまった。
恐怖動画専門投稿サイトKチューブ。我々が普段目にしているYouTubeとはまた別の動画投稿サイトらしい。(作中にもYoutubeは存在していて、Youtuberも存在してた)恐怖動画専門の動画投稿サイトでそれが無料で視聴できるというのだからうらやましい限り。
さて、こちらの本はそのKチューブの『恐怖チャンネル』にキョウが投稿した動画をめぐる物語となっている。
投稿された動画を読者が視聴しているという形なのかな?
登場人物たちは様々な怖い体験をしていくわけだが、その描写が真に迫っていて恐ろしい。
更に、登場人物はかなりひどい目にあっており、中には命にかかわるようなこともあって結構容赦がない。
そして物語を盛り上げる登場人物たちも、同じ登場人物に対して怪異ぐらい容赦がない。
この本は児童書なので読み手にリアリティを感じさせるためなのか、登場人物は小学生~中学生ぐらい。前にも言ったかもしれないが、登場人物の年齢が下がれば下がるほど、大人顔負けの悪意や殺意を発露させるといつも以上にギョッとしてしまう。
中でも怖かったのは「呪いのピアスシール」と「暗黒ポスト」。
どちらも人間の悪意に怪異が上乗せされた形の話で、人間関係のドロドロも怪異もどちらも怖かった。
どの話も恐怖チャンネルの語り手キョウが直接的にかかわっており、ひそかに囁かれている噂は本当なのだろうか?
そして、更には最後の最後に「K」なる人物も登場して、続刊はもっと混乱を極めそうである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を思わせると帯にあったように、どこか彼の思い描いたイーハトーブの空気を感じたように思います。
また、理不尽に訪れた死に対しての向き合い方とか、別れの仕方とかも、宮沢賢治のエッセンスを感じました。
これは間違いなくイーハトーブの物語。
プラス遠野物語の空気も。
死に対して肯定的に捉える人が前半多かったので、後半に否定派の方が出てきたのもよかったです。
誰もが素直に受け止めてしまったら、ただの都合のいい物語になってしまうので。
湯守の正体は分かりやすい伏線が用意されていたので、自ずと察することができましたが、あさひの現状までは考えが至らず、クライマックスでは大いに驚きました。
無事に帰ることができて本当によかった。
「銀河鉄道の夜」のラストが納得できなかったという作者さまのアンサーとして、最後に彼女の親友と電車内でお別れできたのも素敵だったと思います。
この親友の正体にも途中で驚かされましたが……
死者と電車の要素、雪に包まれた東北の大地。
宮沢賢治の物語が好きな人にはたまらない物語だったと思います。
また登場する食事がどれも美味しそうで。
家庭料理から郷土料理まで、逐一美味しそうなので、物語に泣けばいいのか、お腹を空かせばいいのか、大いに悩みました。
ただ言えることは、読み終わった後は、食事の一つ一つをより大切に思えるようになる、ということでしょうか。
日々悔いなく生きて、悔いなく食べたいものです。