とつげき東北のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世の中に蔓延る、詭弁について記載されているだけかと思いきや、後半部分では思考についても説明されている。
前半部分は、主に論理学要素が強く、普段の生活やビジネスシーンにおける議論の際に頻出するような木弁や悪の論理について批判されている。
後半部分では、如何に人間の思考が常識やルール、道徳に縛られているかについてを語っており、私はこちらの部分に感銘を受けた。
確かに1人行動が恥ずかしかったり、他人に対してイライラするような場面も振り返れば、自分の中の常識や世間体と言うのを気にしていて、社会から外れないようにしてしまったが故に起こった感情なのだと認識することができた。 -
購入済み
久々に読見返したくなる良書
麻雀やる人には2種類の人間が存在する。
科学する麻雀を読んだ勝ち組と
読んでない負け組だ。
東北が出る前2000年以前の麻雀と近年の麻雀の本って質が変わってる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ悪の論理:間違っているが一見正しい論理のこと
「常識」「道徳」
バカは奇妙な優越感に浸る
行為をしないこと≠遂行能力がないこと
議論・意見交換
①正確な現状分析結果及び知識を持っていること
②現実に即した正しい前提に立つこと
③論理的に推論を進めて結論を得られること
議論に弱い人:議論の中身を放棄、論旨の主張のやり方や態度を問題に持ってくるバカ
→自家撞着(矛盾)
→しかし、前提が共有できないと相手を論破することは論理的に不可能
「ルール」と「マナー」は違う
ダニング=クルーガー効果:能力の低い人は自分の能力が低いことに気づく能力も低い
道徳:対話不可能性、被害者意識を常に持つ
い -
Posted by ブクログ
麻雀界のパラダイムシフト。
特に行動が目立つ「とつげき東北」さんの
(おそらく)世界初統計的アプローチの麻雀の本。
この本に書かれていることで嘘、欺瞞は何一つありません。
ただ、元々麻雀界自体が嘘と欺瞞の上に立脚していた為、
内外から論争を呼んでいます。(今は沈静したのかな?)
(読んでもよくわかんなーいっていう女子麻雀プロが多くてワロタ)
ガリレオは真実を述べて殺されちゃったように、
世の中には真実を述べて迫害される事例ってまだまだあるんですよね。
問題はこの本を読むと…
麻雀は強くなるけど同時に面白くなくなるって部分が有ります。
麻雀にロマンを求める方は読むな!W -
Posted by ブクログ
論理学や修辞学を学んでいない人にも読みやすい。
衆人に訴える論証、論点先取の誤謬など日本人が非常に弱い悪の論理技法が多く紹介されている。間違った思考を防止する身を守るノウハウ。知らない人にとっては賢さ、討論力を爆上げする良書となるだろう。さまざまな物事に対して正しい見方ができるように、このくらいのスキルは身につけておきたい。
普段からあまり深く考えるクセがついていない人、まわりの意見に流されやすい人、誰かと口論になるがいつも劣勢になってしまう人などは、基本的な論理力が身についていないから。そのような人はこの本で紹介されている詭弁によって容易くコントロールされてしまう。正しい思考をするために、 -
Posted by ブクログ
麻雀にはツキ・流れが存在するのか。
和了した次の局の配牌・ツモは果たして良くなるのか。
逆に、放銃した次の局の配牌・ツモは悪くなるのか。
今まで何の根拠もなく、経験則だけで語られてきた麻雀論を
確率・統計という理系的立場から細かく検証した一冊。
一種オカルトに近い事象に対して、論理的思考によって
ひも解き、分析するという発想がおもしろい。
本書で導かれた結論は全て論理的根拠に基づくものであり、
少なくとも文系人がつぶやく噂話よりかは大いに信憑性がある。
ただ、著者の綴る理論が難解ゆえに、理解が容易ではない。
その難解さで一般人を混乱させ、理論の欠陥に気付かせないように
都合のいい結論へ導い