とつげき東北のレビュー一覧

  • 場を支配する「悪の論理」技法

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    世の中に蔓延る、詭弁について記載されているだけかと思いきや、後半部分では思考についても説明されている。
    前半部分は、主に論理学要素が強く、普段の生活やビジネスシーンにおける議論の際に頻出するような木弁や悪の論理について批判されている。
    後半部分では、如何に人間の思考が常識やルール、道徳に縛られているかについてを語っており、私はこちらの部分に感銘を受けた。
    確かに1人行動が恥ずかしかったり、他人に対してイライラするような場面も振り返れば、自分の中の常識や世間体と言うのを気にしていて、社会から外れないようにしてしまったが故に起こった感情なのだと認識することができた。

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    2024年08月19日
  • 科学する麻雀

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    手役の考え方、攻め・オリの判断、身体に染み込んでいる部分も往々にしてあるが、そこに統計的な理論補強をしてくれる一冊であると考えている。この本を真に必要としているのは役を覚えたての初心者でもなければ、きっと上級者でもない。ある程度正しい選択というものを選べるようになってきた初中級者こそ、「あれオリてれば放銃回避できたのに」と思いがちな段階にいるからこそ、将来的にはプラスの選択を取っているのだと安心してステップアップに励めるこの本は役立つものになるであろうと思う。

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    2024年07月06日
  • 場を支配する「悪の論理」技法

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    面白かった!
    職場でヒステリックに屁理屈こねているおばさんが、
    よく使っている口癖がたくさん載っていた。笑

    ・「平等」などというものが実現されている状態こそ不自然なのであって、不自然を現実に押し付けるとおかしなことになる。現実世界に存在する権力差を受け止めなければならない。
    ・「理想」というものは、「理想と違う」という考えを与えるという点で、人々に不満を抱かせる不満生成装置であり、道徳はその集大成なのだ。

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    2020年03月22日
  • 科学する麻雀

    mv

    購入済み

    久々に読見返したくなる良書

    麻雀やる人には2種類の人間が存在する。
    科学する麻雀を読んだ勝ち組と
    読んでない負け組だ。

    東北が出る前2000年以前の麻雀と近年の麻雀の本って質が変わってる。

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    2020年02月16日
  • 場を支配する「悪の論理」技法

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    ネタバレ

    悪の論理:間違っているが一見正しい論理のこと
    「常識」「道徳」
    バカは奇妙な優越感に浸る
    行為をしないこと≠遂行能力がないこと

    議論・意見交換
    ①正確な現状分析結果及び知識を持っていること
    ②現実に即した正しい前提に立つこと
    ③論理的に推論を進めて結論を得られること

    議論に弱い人:議論の中身を放棄、論旨の主張のやり方や態度を問題に持ってくるバカ
    →自家撞着(矛盾)
    →しかし、前提が共有できないと相手を論破することは論理的に不可能

    「ルール」と「マナー」は違う

    ダニング=クルーガー効果:能力の低い人は自分の能力が低いことに気づく能力も低い

    道徳:対話不可能性、被害者意識を常に持つ

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    2019年03月19日
  • 科学する麻雀

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    麻雀も統計的に解析されるべきであった。ここに書かれた定石もさらに更新されるべきだろう。

    2015年5月、麻雀にはまり始めた息子に与えてみた。牌流定石やらのオカルト本や『麻雀放浪記』から入るよりはよかろう。お父さんは『麻雀放浪記』から入ってしまったんだけどね。

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    2015年05月10日
  • 科学する麻雀

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    東風荘というネット麻雀の対戦データを統計分析して、麻雀における戦略の優劣を判定。また、あいまいに流れといわれるものを偶然と選択の結果と看破。図版は小さくてほとんど判読できない。続編として図解版が出ているらしい。

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    2014年06月10日
  • 科学する麻雀

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    麻雀を統計学的に分析した上で
    実践的な効率良く打つための方法が載っており
    大変、参考になりました

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    2014年05月15日
  • 科学する麻雀

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    麻雀の技術論について統計から光を充てた本。
    ある人から紹介されたが、これは異色すぎて一気に読んでしまった。ただ読み終わると他の麻雀の本が色物すぎて読めなくなるw

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    2013年03月20日
  • 科学する麻雀

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    麻雀界のパラダイムシフト。
    特に行動が目立つ「とつげき東北」さんの
    (おそらく)世界初統計的アプローチの麻雀の本。

    この本に書かれていることで嘘、欺瞞は何一つありません。
    ただ、元々麻雀界自体が嘘と欺瞞の上に立脚していた為、
    内外から論争を呼んでいます。(今は沈静したのかな?)
    (読んでもよくわかんなーいっていう女子麻雀プロが多くてワロタ)

    ガリレオは真実を述べて殺されちゃったように、
    世の中には真実を述べて迫害される事例ってまだまだあるんですよね。

    問題はこの本を読むと…
    麻雀は強くなるけど同時に面白くなくなるって部分が有ります。
    麻雀にロマンを求める方は読むな!W

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    2011年07月13日
  • 科学する麻雀

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    ツキ・ナガレ・勘・勢いといったものが何の根拠もない言葉であることが、莫大なデータを元に検証されています。また、検証した結果をすぐに活用可能な言葉にまで落としこんであるところは秀逸です。
    麻雀会、麻雀プロと呼ばれる人たちの答えが何で曖昧なのか?彼らは「わかていたが、教えなかった」ではなく、単純にわかっていなかったのだ。といった記載には衝撃を受けました。
    統計学に興味が無い人や数学アレルギーの方は読みづらいと思いますので、数式の部分を飛ばして結論だけを読むことをお勧めします。
    麻雀界に残る名著(論文?)の一冊であることは間違いないです。

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    2011年05月12日
  • 場を支配する「悪の論理」技法

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    論理学や修辞学を学んでいない人にも読みやすい。
    衆人に訴える論証、論点先取の誤謬など日本人が非常に弱い悪の論理技法が多く紹介されている。間違った思考を防止する身を守るノウハウ。知らない人にとっては賢さ、討論力を爆上げする良書となるだろう。さまざまな物事に対して正しい見方ができるように、このくらいのスキルは身につけておきたい。

    普段からあまり深く考えるクセがついていない人、まわりの意見に流されやすい人、誰かと口論になるがいつも劣勢になってしまう人などは、基本的な論理力が身についていないから。そのような人はこの本で紹介されている詭弁によって容易くコントロールされてしまう。正しい思考をするために、

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    2025年01月20日
  • 科学する麻雀

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    麻雀における手作り、リーチ是非、ベタオリの判断・捨て牌候補などを牌譜データを基に数理的科学的に分析・検証した内容。統計や確率の数式を用いてアプローチしている。

    根拠のない文学的な戦法・読みに否定的な意見のようだし優れた理論なのだと思う。(完全なる理解は難易度が高いが、、)完全情報ゲームの将棋やオセロなどにも必勝法がないのだから、運の要素が大きい麻雀においては殊更に重要な試みだと考えられる。

    統計データを読み取って活用したり科学的に類推することは麻雀に限らず多くのことに応用できると思う。

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    2024年12月20日
  • 科学する麻雀

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    麻雀戦術書に革命を起こした本で、歴史的な価値は高い。今でも十分通用する理論は多いものの、赤なし前提で書かれていることもあり、現代のセオリーから少しずれている部分がある。
    理論を解説する二章は非常に読みにくい。新書で出版されているからということもあると思うが、その他の章も読みやすいとは言えず、著者の新作含め良書が多く出ている今、戦術書としてあえてこの本を選ぶのはお勧めしない。

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    2024年12月15日
  • 場を支配する「悪の論理」技法

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    議論をするにあたって悪の名言と著者が呼ぶ誤謬や詭弁だとか、論理的な思考だとか、あとは知的に誠実に、いろんなことを論理的に突き詰めて考えた著者が至った「思想」について。この本を読んでもっと理知的に生きていきたいもんだなと思った。特に意見を主張するにあたっては、それを徹底的に突き詰めて考えないと。せっかくだから頭使いたいし、余計なストレスなく楽しく生きていきたい。

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    2019年08月25日
  • 場を支配する「悪の論理」技法

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    こういったダメな会話と出会った際に、相手にするのがいつも面倒だからと「そうなのか〜」と投げやりに思考停止すれば楽だ。しかし、いつもいつもそうやって流していては、悪の論理に対抗できるようにも、操ることが可能にもならない。

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    2019年06月26日
  • 科学する麻雀

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    現代数理麻雀の古典です。今見ると戦術としては古さを感じるが、これが「東大式麻雀」と同様の一里塚だったのです。

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    2017年07月19日
  • 科学する麻雀

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    ネタバレ

    常に冷静に分析して勝つかが凝縮されている
    確率論や統計論としての打ち筋の理論はしっくり来る
    これらの基礎を身につけて感覚を磨きたい

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    2015年05月02日
  • 科学する麻雀

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    麻雀を科学的、、、というか統計的、どちらかというと工学的に扱った本。
    麻雀の世界に伝わる、ホントかウソかよくわからないセオリーを確率の観点から斬る、というスタイルがとても面白いです。

    ただ、掲載されているC++のソースコードや、計算式などを見ると、独自理論全開な卒論みたいな臭いを感じるのがすごく気になりました。

    でも、手法を明確に提示して定量的に語っているのは、とても面白いです。

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    2012年06月20日
  • 科学する麻雀

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    麻雀にはツキ・流れが存在するのか。
    和了した次の局の配牌・ツモは果たして良くなるのか。
    逆に、放銃した次の局の配牌・ツモは悪くなるのか。

    今まで何の根拠もなく、経験則だけで語られてきた麻雀論を
    確率・統計という理系的立場から細かく検証した一冊。
    一種オカルトに近い事象に対して、論理的思考によって
    ひも解き、分析するという発想がおもしろい。
    本書で導かれた結論は全て論理的根拠に基づくものであり、
    少なくとも文系人がつぶやく噂話よりかは大いに信憑性がある。

    ただ、著者の綴る理論が難解ゆえに、理解が容易ではない。
    その難解さで一般人を混乱させ、理論の欠陥に気付かせないように
    都合のいい結論へ導い

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    2012年06月06日