あらすじ
従来の麻雀観を根底から覆す数理的戦術書。「状況」や「流れ」を根拠にした曖昧な打ち方は思考停止にすぎなかった。膨大なデータを解析し「ここではこう打つ」という解に可能な限り近づく史上初の試み。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。 (講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
手役の考え方、攻め・オリの判断、身体に染み込んでいる部分も往々にしてあるが、そこに統計的な理論補強をしてくれる一冊であると考えている。この本を真に必要としているのは役を覚えたての初心者でもなければ、きっと上級者でもない。ある程度正しい選択というものを選べるようになってきた初中級者こそ、「あれオリてれば放銃回避できたのに」と思いがちな段階にいるからこそ、将来的にはプラスの選択を取っているのだと安心してステップアップに励めるこの本は役立つものになるであろうと思う。
久々に読見返したくなる良書
麻雀やる人には2種類の人間が存在する。
科学する麻雀を読んだ勝ち組と
読んでない負け組だ。
東北が出る前2000年以前の麻雀と近年の麻雀の本って質が変わってる。
Posted by ブクログ
麻雀も統計的に解析されるべきであった。ここに書かれた定石もさらに更新されるべきだろう。
2015年5月、麻雀にはまり始めた息子に与えてみた。牌流定石やらのオカルト本や『麻雀放浪記』から入るよりはよかろう。お父さんは『麻雀放浪記』から入ってしまったんだけどね。
Posted by ブクログ
東風荘というネット麻雀の対戦データを統計分析して、麻雀における戦略の優劣を判定。また、あいまいに流れといわれるものを偶然と選択の結果と看破。図版は小さくてほとんど判読できない。続編として図解版が出ているらしい。
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麻雀の技術論について統計から光を充てた本。
ある人から紹介されたが、これは異色すぎて一気に読んでしまった。ただ読み終わると他の麻雀の本が色物すぎて読めなくなるw
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麻雀界のパラダイムシフト。
特に行動が目立つ「とつげき東北」さんの
(おそらく)世界初統計的アプローチの麻雀の本。
この本に書かれていることで嘘、欺瞞は何一つありません。
ただ、元々麻雀界自体が嘘と欺瞞の上に立脚していた為、
内外から論争を呼んでいます。(今は沈静したのかな?)
(読んでもよくわかんなーいっていう女子麻雀プロが多くてワロタ)
ガリレオは真実を述べて殺されちゃったように、
世の中には真実を述べて迫害される事例ってまだまだあるんですよね。
問題はこの本を読むと…
麻雀は強くなるけど同時に面白くなくなるって部分が有ります。
麻雀にロマンを求める方は読むな!W
Posted by ブクログ
ツキ・ナガレ・勘・勢いといったものが何の根拠もない言葉であることが、莫大なデータを元に検証されています。また、検証した結果をすぐに活用可能な言葉にまで落としこんであるところは秀逸です。
麻雀会、麻雀プロと呼ばれる人たちの答えが何で曖昧なのか?彼らは「わかていたが、教えなかった」ではなく、単純にわかっていなかったのだ。といった記載には衝撃を受けました。
統計学に興味が無い人や数学アレルギーの方は読みづらいと思いますので、数式の部分を飛ばして結論だけを読むことをお勧めします。
麻雀界に残る名著(論文?)の一冊であることは間違いないです。
Posted by ブクログ
麻雀における手作り、リーチ是非、ベタオリの判断・捨て牌候補などを牌譜データを基に数理的科学的に分析・検証した内容。統計や確率の数式を用いてアプローチしている。
根拠のない文学的な戦法・読みに否定的な意見のようだし優れた理論なのだと思う。(完全なる理解は難易度が高いが、、)完全情報ゲームの将棋やオセロなどにも必勝法がないのだから、運の要素が大きい麻雀においては殊更に重要な試みだと考えられる。
統計データを読み取って活用したり科学的に類推することは麻雀に限らず多くのことに応用できると思う。
Posted by ブクログ
麻雀戦術書に革命を起こした本で、歴史的な価値は高い。今でも十分通用する理論は多いものの、赤なし前提で書かれていることもあり、現代のセオリーから少しずれている部分がある。
理論を解説する二章は非常に読みにくい。新書で出版されているからということもあると思うが、その他の章も読みやすいとは言えず、著者の新作含め良書が多く出ている今、戦術書としてあえてこの本を選ぶのはお勧めしない。
Posted by ブクログ
麻雀を科学的、、、というか統計的、どちらかというと工学的に扱った本。
麻雀の世界に伝わる、ホントかウソかよくわからないセオリーを確率の観点から斬る、というスタイルがとても面白いです。
ただ、掲載されているC++のソースコードや、計算式などを見ると、独自理論全開な卒論みたいな臭いを感じるのがすごく気になりました。
でも、手法を明確に提示して定量的に語っているのは、とても面白いです。
Posted by ブクログ
麻雀にはツキ・流れが存在するのか。
和了した次の局の配牌・ツモは果たして良くなるのか。
逆に、放銃した次の局の配牌・ツモは悪くなるのか。
今まで何の根拠もなく、経験則だけで語られてきた麻雀論を
確率・統計という理系的立場から細かく検証した一冊。
一種オカルトに近い事象に対して、論理的思考によって
ひも解き、分析するという発想がおもしろい。
本書で導かれた結論は全て論理的根拠に基づくものであり、
少なくとも文系人がつぶやく噂話よりかは大いに信憑性がある。
ただ、著者の綴る理論が難解ゆえに、理解が容易ではない。
その難解さで一般人を混乱させ、理論の欠陥に気付かせないように
都合のいい結論へ導いている可能性も否定できなくはない。
おそらくそのようなことはないとは思うが、真偽を確かめるには
数学の勉強を行い、理論を全て理解できるようにならなくては
ならない。
著者の理論が全て理解できたとき、自信を持ってオカルト信者の
麻雀打ちに本書をすすめたい。
Posted by ブクログ
場を読むための練習問題が良い。
確率は直感に反することがたびたびあるので、うまく実用できず負け負けな毎日ですが、うまくこの本の内容を身につけたいです。
Posted by ブクログ
実用性はともかくとして、こういう徹底した姿勢は好きです。
牌効率のことも若干論じてある。麻雀で誰もがぶつかる壁をわかりやすく提示して見せた良い本だと思います。
Posted by ブクログ
麻雀の従来のセオリーを数学の観点から検証した本
従来のセオリーをネット麻雀で解析・実証し、新たなセオリーの提案という一連の流れが理数系というか工学系というか妙な親近感を覚えた
Posted by ブクログ
我が打牌のバイブル。
この本に基づいて打っているとは知られたくない。
麻雀仲間には教えたくない一冊。
最も効果的に雀力をあげられる一冊。
パチンコやスロットのセオリーに近い麻雀論だと個人的に思う。
麻雀をある程度打てるようになったら必ず読まなければならない一冊である。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「数理の力」があなたの麻雀を変える。
[ 目次 ]
序章 なぜ彼らは曖昧なのか(「答え」を用意しない麻雀界 間違っていた常識)
第1章 データが麻雀を理性化する(「答え」を探すための方法論 データを比較するための理論)
第2章 最強をめざす基礎理論(文学的麻雀から数理学的麻雀へ 麻雀を数式化する)
第3章 最強の麻雀講座(自分:テンパイ 他家:攻撃なし 自分:イーシャンテン程度のノーテン 他家:攻撃なし ほか)
第4章 麻雀の思想的側面について(「流れ」は存在するか 麻雀の点数計算システムはよくできているか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
麻雀で従来のセオリーがいかに間違っているかを、東風荘のデータから解析・実証しています。
ところどころ何が言いたいのか分かりづらい箇所がありました。
他の戦術書を読む前提で、一読の価値ありです。
Posted by ブクログ
麻雀歴3ヶ月のトーシロです。少しずつコツがわかってくると、なぜ勝てん!?麻雀の強い弱いって何で決まるの?、と不思議に思うようになります。その結果手がのびた一冊。途中、検証に用いられた数式や考え方について記されていますが、文系果汁100%の私は余裕で飛ばしてしまいました。いつか理解できるようになりたい……。しかし、それら理論がわからなくても要するにどうすればいいのか、きちんと示されています。麻雀の打ち方、楽しみは人それぞれですが麻雀学の走りともいえる一冊だと思う。
Posted by ブクログ
演繹的な確率計算と、web麻雀から得られたデータによる帰納的な推論の両面で、麻雀の理論を検証しようとしている。帰納法のほうが主か。記述がわかりにくいのか私の理解力不足かわからないが、理屈を追えないところが多々あった。理屈は十分にわからなくても、著者の主張する麻雀のセオリーを理解して真似することはできそう。
麻雀を打たなくなった何十年も経つし、本書も長らく読みかけで放ってあったのだが、過去の自分の打ち筋を思い返して反省するところ大。道理で弱かったわけだ。
ひとつ気になったのだが、p.59で「N枚中a枚あるAをi巡以内に1枚もツモらない確率」を求める式の、aとiが逆では?
Posted by ブクログ
麻雀を統計的に分析する本
結局の所麻雀も良い期待値を選び続けるゲームなのでこういうアプローチで分析することが大事だと感じる。
他のゲームや出来事についてもこのようなアプローチを参考にできないかと思う
麻雀くらい運の多いと選択肢の認識が難しい。それぞれの手の距離感や利得の大きさが混乱する。降りるというのが意外と良くない選択だと言うのに気づく必要。偶然を偶然と認識することの大事さ
Posted by ブクログ
統計学的見地から麻雀の“正解”となる打ち筋が学べる。しっかりとした根拠が伴った解説になっているのが嬉しい。
第4章「麻雀の思想的側面について」は”麻雀に流れはある派”に対する恨みが感じられて読むのが辛い。
Posted by ブクログ
読み途中で読破を断念・・・。
そもそも麻雀をやらないのにも関わらず読み始めたのが間違い。
ただ、マージャンは確率論だ、と言いきって計算しているところが、理系人間にとってはとても興味深かったです。
運や勘に左右されずに、理ずめで麻雀したい人にはうってつけの本かもしれません。
Posted by ブクログ
思い出しながら書きます。
データとして出されている分他の戦術本よりは説得力がありますが、頭の中で一々これこれこういう状況だと上がれる確率は何%で・・・みたいに考えることはまず不可能だと思います。
少なくとも僕には無理ですw
決まり決まった法則にしたがって打つデジタルな麻雀って楽しいのですかね?
まぁこれは個人的な麻雀観の問題であって本書の内容とは関係ありませんが・・・。
内容自体は説得力あるしなかなかいいと思います。
実践する気はないですけどねw
Posted by ブクログ
いくらデータを積み上げても結局は統計と確率論なので、それ以上の切り口はない。
今まで常識とされていたようにドラ側は危険だが、リーチ宣言牌は付近は常識を覆して特に危険ではないというが、統計ではそうでもリーチ前に安牌を抱えておくことも多いだろうし、結局はケースバイケースで、麻雀はその「ケース」が非常に多彩なゲームなので実際的にはこの本だけで勝てるようになるようなことはないと思う。
やはり完全情報ゲームでないと、いくら分析しても不満は残るのではないかな、と感じたのでした。
Posted by ブクログ
非常に分析的に書かれてあり、学生時代からデータ麻雀を好んで全局のデータを取り続けていた私としては、非常に興味深かった。
ただ、実践に活かせるかというと、なかなか難しい(というかほぼ無理)。
Posted by ブクログ
小難しい。
複雑な数式を持ち出しての理数系麻雀解体新書。
序盤、グラフや数式が続き、正直文系読者としては本を閉じようか迷ったところ。中盤以降の実践に即した理論に必要とはいえ、ちょっと厳しい本の構成だった。
中盤以降は演習問題とともに実践で使えるノウハウが登場。「使ってみたいな」と思う打ち方も多いので、是非麻雀読者は目を通して欲しい。
しかし、著者の「流れ論者」に対する私怨とも取れる毛嫌いっぷりにはちょっと同意しかねた。
口喧嘩レベルの論争を載せてしまうと、著者の印象は下がる。できれば大人の対応で、クレバーな印象を持ったまま本書を読み終えたかった。
Posted by ブクログ
麻雀戦術書というより麻雀データブックとしての方が使い勝手が良いと思われる。「先制リーチの巡目と待ち種類ごとの和了率・放銃率」や「他家がある巡目にフーロした瞬間に聴牌している確率」の表などは、理論の検証など非常に有用。
その反面、数式が多くその方面に詳しくない人にとって、読み進めることは苦痛以外の何者でもない。
リーチすべきか、鳴くべきか、降りるべきか・・・などなどに一定の解答を示しているが、なぜそうなるのかについての説明がその数式によるものがほとんどで、わかる人にだけわかればよいという不親切な内容。数式は飛ばして解答部分だけつまみ食いするのも初・中級者にとっては良いかもしれないが・・・ねぇ・・・