とつげき東北のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「数理の力」があなたの麻雀を変える。
[ 目次 ]
序章 なぜ彼らは曖昧なのか(「答え」を用意しない麻雀界 間違っていた常識)
第1章 データが麻雀を理性化する(「答え」を探すための方法論 データを比較するための理論)
第2章 最強をめざす基礎理論(文学的麻雀から数理学的麻雀へ 麻雀を数式化する)
第3章 最強の麻雀講座(自分:テンパイ 他家:攻撃なし 自分:イーシャンテン程度のノーテン 他家:攻撃なし ほか)
第4章 麻雀の思想的側面について(「流れ」は存在するか 麻雀の点数計算システムはよくできているか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ -
Posted by ブクログ
演繹的な確率計算と、web麻雀から得られたデータによる帰納的な推論の両面で、麻雀の理論を検証しようとしている。帰納法のほうが主か。記述がわかりにくいのか私の理解力不足かわからないが、理屈を追えないところが多々あった。理屈は十分にわからなくても、著者の主張する麻雀のセオリーを理解して真似することはできそう。
麻雀を打たなくなった何十年も経つし、本書も長らく読みかけで放ってあったのだが、過去の自分の打ち筋を思い返して反省するところ大。道理で弱かったわけだ。
ひとつ気になったのだが、p.59で「N枚中a枚あるAをi巡以内に1枚もツモらない確率」を求める式の、aとiが逆では? -
Posted by ブクログ
ここ数年で読んだものの中でも刺激的な内容だった。そして、自分は「悪の論理技法」を使って話をすり替えてることが多いと思う。わかる人からしたら「こいつやってんなー。」と思われているのかもしれない。薄っぺらさもバレているんだろう。ラテラルシンキングだぜ!と得意げに言っていたけど、恥ずかしくなってきた。こんな本を読んでしまうと、さらに自分の意見を言うのが嫌になりそうだ。
自分はいかにも日本の昭和的な教育を受けてきたと思うし、世間で言われている常識や謎ルールを、疑いもせずに従っている。そして、それが良いことだと思ってる。だから搾取される側だ。気付けたから、気付けてないよりはまし、って思いたい。 -
Posted by ブクログ
小難しい。
複雑な数式を持ち出しての理数系麻雀解体新書。
序盤、グラフや数式が続き、正直文系読者としては本を閉じようか迷ったところ。中盤以降の実践に即した理論に必要とはいえ、ちょっと厳しい本の構成だった。
中盤以降は演習問題とともに実践で使えるノウハウが登場。「使ってみたいな」と思う打ち方も多いので、是非麻雀読者は目を通して欲しい。
しかし、著者の「流れ論者」に対する私怨とも取れる毛嫌いっぷりにはちょっと同意しかねた。
口喧嘩レベルの論争を載せてしまうと、著者の印象は下がる。できれば大人の対応で、クレバーな印象を持ったまま本書を読み終えたかった。 -
Posted by ブクログ
麻雀戦術書というより麻雀データブックとしての方が使い勝手が良いと思われる。「先制リーチの巡目と待ち種類ごとの和了率・放銃率」や「他家がある巡目にフーロした瞬間に聴牌している確率」の表などは、理論の検証など非常に有用。
その反面、数式が多くその方面に詳しくない人にとって、読み進めることは苦痛以外の何者でもない。
リーチすべきか、鳴くべきか、降りるべきか・・・などなどに一定の解答を示しているが、なぜそうなるのかについての説明がその数式によるものがほとんどで、わかる人にだけわかればよいという不親切な内容。数式は飛ばして解答部分だけつまみ食いするのも初・中級者にとっては良いかもしれないが・・・ねぇ