EMIのレビュー一覧
-
購入済み
妊娠〜出産は妊婦さんにとっても、(子宮の)中の人的にも、あまりにもドラマ。
それをウェットにならず終始サラッと描ききっているのがすごい。
クスッとなりつつ、終盤は思わず目から汗のようなものが。
男性にもぜひ読んでみて欲しい。 -
Posted by ブクログ
数年前に読んだことがあり、この本をきっかけに催眠療法を試したのを思い出しました。
主人公は催眠療法に行って、子どもの頃の情景を見て幼い自分を愛おしいと思い、「自分が大好きという気持ちで包まれる」という経験をします。ですが、私は残念ながらうまくいかなかったです。
催眠療法では、目を閉じてリラックスして催眠を受けた状態で「何が見えますか?」など視覚をメインに誘導されます。
私は小説とか読んでも情景が浮かばないタイプなので、主人公のように夢やイメージの中みたいな世界が広がることもなく、相性が悪かったみたいです。
もし本書を読んで催眠療法を受けたいなと思った方で、私と似ていて情景を思い浮かべ -
Posted by ブクログ
鬱病や自殺について理解したくてそんな本をたくさん読んでる中で出会った1冊。いわゆる毒親に育てられ、鬱病になり自殺を図り、そこから鬱病を克服するまでの話。主人公は表情もあまり変わらないし、死のうとしてもある意味あっけらかんとしているが、どこか内面に静かに沸き起こる闘志とか熱みたいなものがたしかにある。自殺しようとしたことがきっかけで「一度死んだようなもんだし」と立ち直るところがすごく前向きでいいと思う。タッチや描き方は全然違うのに、田中圭一の「うつヌケ」に登場するキャラクター化された鬱病と似ているキャラが出てくるのが興味深い。これと「うつヌケ」の2冊を読めば充分な気もする。
-