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Posted by ブクログ
数年前に読んだことがあり、この本をきっかけに催眠療法を試したのを思い出しました。
主人公は催眠療法に行って、子どもの頃の情景を見て幼い自分を愛おしいと思い、「自分が大好きという気持ちで包まれる」という経験をします。ですが、私は残念ながらうまくいかなかったです。
催眠療法では、目を閉じてリラックスして催眠を受けた状態で「何が見えますか?」など視覚をメインに誘導されます。
私は小説とか読んでも情景が浮かばないタイプなので、主人公のように夢やイメージの中みたいな世界が広がることもなく、相性が悪かったみたいです。
もし本書を読んで催眠療法を受けたいなと思った方で、私と似ていて情景を思い浮かべるのが苦手な場合、うまくいかないかもしれません。
そして、この本の後半では主人公がうつを克服する様子が具体的に書かれているのですが、よくよく読み直すと抽象的なんですよね。
思い切って要約すると、催眠療法で自分を大好きだという気持ちに目覚めて、それがきっかけて自己虐待に気付き辞めようとする、というのが克服方法なんだと思います。
ですが⋯、それってうつになって長くて、病気の勉強を真摯にして向き合っている人はすでに通った道なんですよ。
それでも克服が難しいんです。
というか「無条件で自分が愛おしい」という感覚を掴むのが難しいんです。
それさえできれば道が開けるのだと思うし、その感覚を身につける、気づくために、世の中には催眠療法以外にもいろんな心理療法や精神療法があるんだと思います。
そして、自分を愛おしいと思えるパラダイムシフトを起こせる方法が人それぞれ異なるから、うつを治す方法が画一的にならず、いろんな克服体験談が語られるのかなと思いました。
最後に「うつが治らない人は治さないと自分で決めている」という言い方に傷つく人がいるのではないか、そこがちょっと気になりました。
この本も克服方法のひとつを紹介しているだけで、私は全員が同じ方法で治るのではないと思います。
ずっとうつで闘病している人が本書を読んで治らなくても、自分が駄目なんだと思わないでほしいです。
また他の方法を探して試して、自分は頑張ってるなぁって労って、そうしていれば少しずつ前進していますから。気長にいきましょう。
Posted by ブクログ
鬱病や自殺について理解したくてそんな本をたくさん読んでる中で出会った1冊。いわゆる毒親に育てられ、鬱病になり自殺を図り、そこから鬱病を克服するまでの話。主人公は表情もあまり変わらないし、死のうとしてもある意味あっけらかんとしているが、どこか内面に静かに沸き起こる闘志とか熱みたいなものがたしかにある。自殺しようとしたことがきっかけで「一度死んだようなもんだし」と立ち直るところがすごく前向きでいいと思う。タッチや描き方は全然違うのに、田中圭一の「うつヌケ」に登場するキャラクター化された鬱病と似ているキャラが出てくるのが興味深い。これと「うつヌケ」の2冊を読めば充分な気もする。
鬱病の理解に役立つかも
フィクションとの事でしたが、家庭のDVから始まる内容に興味を持ちました。絵の内容は、さらりと書かれていることも読み進めるのに抵抗が有りません。エピソードの流れも無理無く登場人物も少なくて分かりやすいです。後半アドラー心理学わ認知療法など知識が無いと分かり辛いかもしれません。ただ、「僕」の視点で書かれていますから説明はあの程度でしょうか。この人の「鬱病」こんな風でこんな風に解決出来たんだと、少しホッとしする作品です。
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