窪島誠一郎のレビュー一覧
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父の故郷の長野県上田市にあるので、一度行ってみたいと思っていた。設立者の窪島誠一郎氏にも興味があった。しかし、自分は何のためにここに行くのだろうか。絵に特別な興味のない自分が。
第一に、絵を描きたいという思いを持ちながら、戦争によって妨げられた学生たちがいたことを知るため。そして、自分が当時よりは...続きを読むPosted by ブクログ -
ところどころで著者の生い立ちが語られているが、その部分ははっきり言って余計だった。
というより、それは半ば懺悔のようで公にすることではないと感じた。
その著者が「無言館」を創設するまでの話が書かれている。
無言館に展示するための絵画を、遺族から引き取りに行く場面が多く、その時の遺族との遣り取り、戦没...続きを読むPosted by ブクログ -
衝撃的な再開を果たした父子のその後の交流は、双方にとって意味あるものとなったようだ。放浪癖、普請癖、そして艶福家(?)を父からの遺伝としたとする息子。
作家・水上勉の作家、そして晩年の個人像に迫る好書。Posted by ブクログ