甘利俊一のレビュー一覧

  • 情報理論

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    情報理論の教科書として有名で,教科書として優れていることは言うまでもないのだが,使い方には工夫が必要。読み物にしては計算が多く教科書にしては砕けすぎている感じで,必要に応じた読み方が要求される。個人的には,前半の離散パートは今井『情報理論』と併用,後半の連続パートは本書を起点に情報幾何学の学習も視野に入れて学習する。

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    2023年04月27日
  • AI新世 人工知能と人類の行方

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    現在、[第一部]AIは何ができているのか、[第二部]AIは今後社会をどう変えてゆくのか、[第三部]AIの歴史と未来(AIの原理、どうやって出来てどんな原理で動いているのか)などを解説した内容。
    特に第二部では第一次産業、第二次産業、第三次産業で具体的にAIが活用されている現場のレポートがあり興味深い。
    AIにより多くの仕事が機械に取って替わられることは見通せる。
    しかし、それは社会から人間がやる仕事がなくなることであるのかどうはは不明と思う。新しい仕事が当然に生まれることになるのだから。高度な仕事を熟す人材が多く必要とされる時代がくることは見通せる。仕事はあるが人は足りないというアンバランスが

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    2022年09月07日
  • 情報理論

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    わかりやすかった。
    実際は1章の概念導入が理解できれば十分で、残りは通信の分析とその概念の適用だから、そういう意味でもいろんな読み方ができる本。

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    2012年11月11日
  • 脳・心・人工知能〈増補版〉 数理で脳を解き明かす

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    情報工学を専攻する身でありながら、受験で選択するまで正直興味なんてなかったAI,情報系の話だったが面白かった。BP法の源流が日本にもあるとは、正直驚嘆した。私も率先してBP法によるネットワークを甘利・ホップフィールドネットワークと呼称していきたいと強く思ったと同時に、情報幾何への興味も強くそそられた。

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    2025年08月09日
  • AI新世 人工知能と人類の行方

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    小難しい数式とか無しでAIで活用できる事をまとめてくれている本。この分野の進歩は早いが執筆された2022年においては妥当な内容だと思われる。振り返りに読み直したい。

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    2024年04月30日
  • AI新世 人工知能と人類の行方

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    一部、二部と分かれており
    一部は、有識者による2022年の事例
    (2023年話題となるchat gptにも触れている)

    二部は、第一、第二、第三産業にどのように関わるか書かれており、とても参考になりました。

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    2023年09月02日
  • AI新世 人工知能と人類の行方

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    AIに何ができて何ができないか、現状の技術における限界を知ることができる。

    【概要】
    ●AIにできること
     画像認識・生成、音声認識・生成、文章認識・生成、その他応用
    ●AIは社会をどう変えるか
     第一次・第二次・第三次産業
    ●AIの歴史と未来

    【感想】
    ●AIを用いてできることについて丁寧に書かれている。他の書物のように曖昧な憶測で書かれていないため理解しやすい。AIの基礎知識があれば、その知識を整理するのにも役立つ。
    ●強化学習に関する点については、やや内容が薄いと感じた。

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    2023年01月09日
  • AI新世 人工知能と人類の行方

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    AIがどのように発達し、ヒトの生活を変えてくれるかについて、現在と予測される未来を解説してくれています。ただ人新世からAI新生に移行しうるという主張については、あまり述べられていません(というか懐疑的)。やはりレイ・カーツワイルのような、いささか過激な主張は研究者の立場からは行いにくいのではと感じました。個人的にはタンパク質ベースの知的生命体では、環境への負荷や時間的制約等から、宇宙への進出なんかは難しいようにも思われ、いずれは全く異なる知性(AI)がうみだされるのではないかと思います。最近のSFはこのようなテーマが多いようにも思われます。

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    2022年09月24日
  • 情報理論

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    文庫本サイズなので、数式を使わない概念的なお話が展開されるのかと思いきや、ゴリゴリ数式と図を使って情報理論の説明がされていたので、少し驚いた。内容はハードカバーの教科書だが語り口が少し柔らかめなので感覚的な理解はしやすい。1-4章は自身が以前見た情報理論の教科書に書かれたベーシックな内容とほぼ同じであったが、5章は通信路を写像の概念を用いて捉え直し、説明している点が面白かった。情報幾何への導入にも良いかも。

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    2022年08月11日
  • 脳・心・人工知能〈増補版〉 数理で脳を解き明かす

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     宇宙から始まり、進化、脳、数理脳科学、人工知能(AI)と展開していくスケールの大きさには驚き。しかし、前半は数式なども出て来て少し難解。しかし脳の仕組みの分析がAIにも繋がっていく説明は分かり易い。AIに意識はあるのか?意識とは何か?との説明は刺激的。意識とは「自分が今何をしようとしているのか、自分でわかっていること」とは成程。AIは意識しているのではなく、単にデータに基づいて論理的なパターンの回答を示しているだけ。そしてAIに感情はあるのか?喜怒哀楽はAIにはないが、喜怒哀楽を持っている極めて上手なフリをしているのだ!本当にその通り。未来においてAIが仕事をし、その稼ぎで人類は仕事をせずに

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    2025年11月12日
  • AI新世 人工知能と人類の行方

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    AIの技術的な専門家が議論する様なことは理解できませんが、大規模なAI装置から小規模な手作りAIまで幅があること、当然ながら大規模なものはコストもかかり、どんな場面でも人間を完全に代替することが出来る訳でないこと、AIの限界、自ら問題点を見つけ、その解決策を探る力はないこと、AIを産み出した人間の限界を内包しており、人間の確認が全く不要とは言い切れないこと等々思いを馳せました。
    当面、人材不足を補うツールとして有望だが、広く普及する為にはコスト面や人間との協業の工夫が必要だと理解しました。
    産業面でのAIの活用には今世界で議論されているように規制や歯止めもあるのだろうと思いました。

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    2024年06月18日
  • AI新世 人工知能と人類の行方

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     『本書の目的のひとつは、(AIの)応用例を俯瞰して紹介することにあります』とあるように、現在活躍しているAIと呼ばれる技術を多数紹介しているのが特徴の本です。
     これからどうなるのか?どいう流れを知るためには今何が起きているのか?を知らなければなりませんが、この本はそのために必要な基礎低知識を与えてくれると思います。

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    2022年11月21日
  • 情報理論

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    論理的に説明を進めながら章末に「雑談」として柔らかい話での緩急はよいと思うが
    情報や通信のバックグラウンドというか関心が薄いと読んでいくの辛いかな
    必要になったときに読み返すのだろう

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    2020年02月22日
  • 情報理論

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    第2章の「雑音のない通信路による情報伝送」の符号化による冗長度の除去あたりまでは、なんとかこの手の本にしては分かりやすく書かれていて読み進められたのですが、第3章以降は興味が続かず、「雑談」のところだけ拾い読みといった感じで敗北感ですー。

    まぁ、そんな本があってもいい。

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    2012年05月01日