あらすじ
AIは人間社会をどこまで変えるのか?
驚異的な速度でAIが発展し、社会に決定的な影響を及ぼす時代、「AI新世」。いまAIに何ができるかを網羅、人類の展望を示す。
はじめに
第1部 AIにできること
第1章 画像認識
第2章 画像生成
第3章 音声認識
第4章 音声生成
第5章 文章認識
第6章 文章生成
第7章 その他ありとあらゆる応用
第8章 未来のAIにできるかもしれないこと
第2部 AIは社会をどう変えるか
第1章 第一次産業はどうなるのか
第2章 第二次産業はどうなるのか
第3章 第三次産業はどうなるのか
第4章 AI技術との付き合い方
第3部 AIの歴史と未来
第1章 AIの歴史
第2章 深層学習の誕生
座談会 AIは人間にとって代わるのか
おわりに
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Posted by ブクログ
現在、[第一部]AIは何ができているのか、[第二部]AIは今後社会をどう変えてゆくのか、[第三部]AIの歴史と未来(AIの原理、どうやって出来てどんな原理で動いているのか)などを解説した内容。
特に第二部では第一次産業、第二次産業、第三次産業で具体的にAIが活用されている現場のレポートがあり興味深い。
AIにより多くの仕事が機械に取って替わられることは見通せる。
しかし、それは社会から人間がやる仕事がなくなることであるのかどうはは不明と思う。新しい仕事が当然に生まれることになるのだから。高度な仕事を熟す人材が多く必要とされる時代がくることは見通せる。仕事はあるが人は足りないというアンバランスが生まれる可能性は高いだろう。これは、「格差」の深刻化という面を生み出すことになるのだろう。
Posted by ブクログ
小難しい数式とか無しでAIで活用できる事をまとめてくれている本。この分野の進歩は早いが執筆された2022年においては妥当な内容だと思われる。振り返りに読み直したい。
Posted by ブクログ
一部、二部と分かれており
一部は、有識者による2022年の事例
(2023年話題となるchat gptにも触れている)
二部は、第一、第二、第三産業にどのように関わるか書かれており、とても参考になりました。
Posted by ブクログ
AIに何ができて何ができないか、現状の技術における限界を知ることができる。
【概要】
●AIにできること
画像認識・生成、音声認識・生成、文章認識・生成、その他応用
●AIは社会をどう変えるか
第一次・第二次・第三次産業
●AIの歴史と未来
【感想】
●AIを用いてできることについて丁寧に書かれている。他の書物のように曖昧な憶測で書かれていないため理解しやすい。AIの基礎知識があれば、その知識を整理するのにも役立つ。
●強化学習に関する点については、やや内容が薄いと感じた。
Posted by ブクログ
AIがどのように発達し、ヒトの生活を変えてくれるかについて、現在と予測される未来を解説してくれています。ただ人新世からAI新生に移行しうるという主張については、あまり述べられていません(というか懐疑的)。やはりレイ・カーツワイルのような、いささか過激な主張は研究者の立場からは行いにくいのではと感じました。個人的にはタンパク質ベースの知的生命体では、環境への負荷や時間的制約等から、宇宙への進出なんかは難しいようにも思われ、いずれは全く異なる知性(AI)がうみだされるのではないかと思います。最近のSFはこのようなテーマが多いようにも思われます。
Posted by ブクログ
AIの技術的な専門家が議論する様なことは理解できませんが、大規模なAI装置から小規模な手作りAIまで幅があること、当然ながら大規模なものはコストもかかり、どんな場面でも人間を完全に代替することが出来る訳でないこと、AIの限界、自ら問題点を見つけ、その解決策を探る力はないこと、AIを産み出した人間の限界を内包しており、人間の確認が全く不要とは言い切れないこと等々思いを馳せました。
当面、人材不足を補うツールとして有望だが、広く普及する為にはコスト面や人間との協業の工夫が必要だと理解しました。
産業面でのAIの活用には今世界で議論されているように規制や歯止めもあるのだろうと思いました。