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クロード・シャノンが記念碑的論文「通信の数学的理論」を発表したのは1948年のことだった。それから60余年──今では情報理論は情報通信のみならず、生命科学や脳科学、社会科学など幅広い分野に応用されるようになっている。情報理論は高度な数学を用いているが、“大数の法則”をおさえることでその本質がすっきりと見えてくる。シャノンのアイディアから情報幾何学の基礎までを、初学者にもわかるよう明快に解説、情報理論の考え方と仕組みを直観的に理解するための、第一人者の手による入門書。
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Posted by ブクログ
情報理論の教科書として有名で,教科書として優れていることは言うまでもないのだが,使い方には工夫が必要。読み物にしては計算が多く教科書にしては砕けすぎている感じで,必要に応じた読み方が要求される。個人的には,前半の離散パートは今井『情報理論』と併用,後半の連続パートは本書を起点に情報幾何学の学習も視野...続きを読むに入れて学習する。
わかりやすかった。 実際は1章の概念導入が理解できれば十分で、残りは通信の分析とその概念の適用だから、そういう意味でもいろんな読み方ができる本。
文庫本サイズなので、数式を使わない概念的なお話が展開されるのかと思いきや、ゴリゴリ数式と図を使って情報理論の説明がされていたので、少し驚いた。内容はハードカバーの教科書だが語り口が少し柔らかめなので感覚的な理解はしやすい。1-4章は自身が以前見た情報理論の教科書に書かれたベーシックな内容とほぼ同じで...続きを読むあったが、5章は通信路を写像の概念を用いて捉え直し、説明している点が面白かった。情報幾何への導入にも良いかも。
論理的に説明を進めながら章末に「雑談」として柔らかい話での緩急はよいと思うが 情報や通信のバックグラウンドというか関心が薄いと読んでいくの辛いかな 必要になったときに読み返すのだろう
第2章の「雑音のない通信路による情報伝送」の符号化による冗長度の除去あたりまでは、なんとかこの手の本にしては分かりやすく書かれていて読み進められたのですが、第3章以降は興味が続かず、「雑談」のところだけ拾い読みといった感じで敗北感ですー。 まぁ、そんな本があってもいい。
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