宮城大蔵のレビュー一覧

  • 現代日本外交史 冷戦後の模索、首相たちの決断

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    冷戦が終わり世界平和が訪れると楽観的に考えていたが、そんなことは全くなかった。むしろさらに悪化している感もあり。
    本書にて冷戦後の日本の外交史を俯瞰しても中心は安全保障がずっとあり、その重要性が益々高まっていることがよく分かる。それが寂しい。

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    2022年03月20日
  • 普天間・辺野古 歪められた二〇年

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    ネタバレ

    まわりまわった辺野古問題。 単なる既存施設への移設が、、。 平成の本質のさぼり、安倍内閣の怠慢、外交力の弱さ、民主党の混乱政治等。 普天間、辺野古へもう一度ですね。

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    2021年10月17日
  • 現代日本外交史 冷戦後の模索、首相たちの決断

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    【日本にとって、「冷戦の終わり」は二度訪れたと言えよう】(文中より引用)

    冷戦後の日本の外交を「首相たちの決断」という軸に依って研究した作品。主体的な外交が求められるようになる中、時の権力者たちはどのように意思決定をしていったのか.......。著者は、『戦後アジア秩序の模索と日本』等で知られる宮城大蔵。

    外交と内政に強い連関関係が存在しているということを鮮やかに描き出した力作。55年体制が崩壊する中、90年代の外交(とその不在)は今日的にも極めて大きい影響を残しているんだなと再確認させられました。

    冷戦後の現代史についての作品としても☆5つ

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    2020年03月02日
  • 現代日本外交史 冷戦後の模索、首相たちの決断

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    冷戦後の日本の外交・安全保障の水位、経緯の概論。
    具体的には、海部政権の湾岸危機・湾岸戦争への対処、宮沢政権のPKO解禁〜民主党政権三大における対米関係の緊張、対韓関係の緊張、対中関係の緊張、第二次安倍政権における安保法制、慰安婦問題を『最終且つ不可逆的に解決』した日韓外相合意まで。
    どうしても、『概論』としてさらっとだが、流れをとらえるにはちょうど良い(いや、読みやすい分余計軽く感じるかも)
    5段階で☆7つくらい。
    出来れば、あとがきにあった『この三倍の分量』の原稿を『完全版』として改めて刊行して欲しい。

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    2018年10月14日
  • 現代日本外交史 冷戦後の模索、首相たちの決断

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    本書に綴られた「日本の最近の四半世紀」を読むと、多くの“成果”と“失策”が重ねられたこと、そしてそれらが実に様々な“熟慮”または“思い付き”でもたらされたことに気付かされる…
    更に本書を読めば、「日本の最近の四半世紀」の中で、日本と向き合って来た諸外国のキーパーソンの行動や、伝えられたり、行動から滲んだ考え方の変遷も判る…
    本書のようなモノに触れると、結局「より良い“明日”に向けて“昨日”を顧みる」というような、歴史を学んでみようとするような営みの“原点”の大切さに改めて思い至る…
    本書の終盤には「極最近」の諸情勢が綴られるのだが…「この先」はどうなって行くのか?それを考える材料として、本書は

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    2016年11月06日
  • 普天間・辺野古 歪められた二〇年

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    20年前の普天間返還の日米合意から、現在の安倍政権の強圧的政策に至るまで、代替ヘリポートが新たな基地建設に転換していった経緯を丹念に描いています。著者はこれを歪みと呼びます。
    居心地のいい沖縄に日本のお金で高機能の新基地を欲した海兵隊。海兵隊との同居を嫌った米空軍。自民党政権による問題の糊塗。鳩山政権による過剰な政治問題化、歪みの原因は多面性を持っています。
    過去、明らかに寛大な譲歩と見える措置をとることで、沖縄県民の心を惹きつけ情勢を安定化させ、残る米軍基地を安定的に使用する政策が、現在の強硬的な政策にとってかわられた時、米軍基地に対する県民の反発と敵意として暴発するリスクを孕んでいます。沖

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    2016年11月04日
  • 普天間・辺野古 歪められた二〇年

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    <20年前「沖縄の負担軽減」の目玉として日米合意された普天間基地返還が、なぜ辺野古の海を埋め立てる「新基地建設強行」にすり替えられたのか。交渉の舞台裏を検証、その実相と全体像を明らかにする>として書かれた本。

    20年の歴代政権の動きを丁寧に追い、それを俯瞰することによって問題の本質を追及しています。ドキュメンタリー風の書きぶりもあり、引き込まれながら一気に読みました。

    沖縄の民意に向き合わず辺野古新基地建設に突き進もうとする現政権、一昨日(2016年9月16日)司法の立場を逸脱しその方針を追認する判決を出した福岡高裁那覇支部、許せないという気持ちでいっぱいですが、さらにその思いを強くしまし

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    2016年09月18日
  • 国際協力の戦後史

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    国際協力に長年携わってこられた、荒木光弥氏の談話録。
    戦後賠償の援助は日本の貿易促進に近かったこと、JICA創設は資源確保が大前提であったこと、貿易黒字批判への対応として資本収支を赤字にするために資金供与が行われたことなど、表には出てこない内容が語られており、非常に興味深かった。
    過去には日本の経済的国益実現のための手段であったODAであるが、変化してきている。今後の日本の「国際協力」のあり方に示唆を与える書籍であろう。

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    2021年08月13日
  • 国際協力の戦後史

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    国際開発ジャーナル社の社長として国際協力事業団(JICA)創設やODA改革など日本の国際協力に関与してきた荒木光弥氏へのオーラル・ヒストリー。1974年のJICA創設の目的は綺麗ごとではなく、あくまでも海外食料・鉱物資源の確保にあったこと(首相の田中角栄は「オーストラリアで牛飼って、カナダで小麦つくってもってくりゃいいんだな」と言ったらしい)、国際協力をめぐる省庁間の角逐から、大蔵省OBが選挙に出る際の資金確保の方法まで、色々率直に語られている。荒木氏自身が言うように、海外援助政策は外務省だけをみても実態を掴めないということがよく分かる。

    その一方で、語り手である荒木氏自身の人となりについて

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    2021年01月24日
  • 現代日本外交史 冷戦後の模索、首相たちの決断

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    冷戦後からの日本の外交史が日本国内の政局と合わせて淡々と述べられていて勉強になるし、途中からそういえばこんなことあったなといった、歴史じゃなくて自分がリアルタイムで体験した話になってきて面白い。

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    2016年12月25日
  • 現代日本外交史 冷戦後の模索、首相たちの決断

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    冷戦終結後から現在までの四半世紀の日本外交を振り返っている。その際、外交と内政の連関、両者の相互作用に着目している。具体的には、①湾岸危機に始まる激動に直面した海部、宮沢政権、②「平和の配当」など冷戦後の息吹に呼応するも、北朝鮮核危機で不安定さを露呈した細川、羽田の非自民連立政権、③日米安保再定義や沖縄基地問題で進展を模索し、「村山談話」など歴史問題でも足跡を残した自社さ連立の村山、橋本政権、④自自から自自公連立へと政権基盤を安定させてガイドライン関連法案を成立させる一方、アジア地域主義にも注力した小渕政権と森政権、⑤外交を「小泉劇場」の舞台とした小泉政権、⑥中国台頭と民主党の攻勢に揺れた安倍

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    2016年12月25日
  • 現代日本外交史 冷戦後の模索、首相たちの決断

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    冷戦構造が崩壊した後の日本政治外交史の通史。その時々の政権の内政と外交の連関がわかる名著。
    それぞれの時代の外交上の課題を明確にしている点が良い。例えば、経済大国としての外交、台頭する中国を踏まえての外交など。このように課題が明確にされているとどのように立ち回るのがベストかと考える上で有益である。

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    2016年12月24日
  • 現代日本外交史 冷戦後の模索、首相たちの決断

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    これまでの与党連立の組み替えがPKO法案や沖縄基地問題といった安全保障問題をめぐって行われてきたことを改めて学び興味深かった。また1992年のG7ミュンヘンサミット政治宣言に以下の記述があることは隔世の感がある。そのほかの興味深い記述は以下のとおり。
    「我々は、法と正義の原則に基づき外交政策を遂行するとのロシアの公約を歓迎する。我々は、このロシアの公約が領土問題の解決を通じた日ロ関係の完全な正常化の基礎となるものと信じる。」
    ・1996年の返還合意時には橋本は代替施設の規模や場所について考えはなく、官邸から意図的にリークした可能性
    ・冷戦後には日中関係から、対ソ連携や田中派・竹下派の支配という

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    2022年10月23日