作品一覧

  • 「アメとムチ」の構図 普天間移設の内幕
    -
    1巻660円 (税込)
    本作品は出版社「沖縄タイムス」で配信されていたタイトルを再配信しております。重複購入にお気をつけください。 普天間基地移設の交渉と実務に関わる当事者たちへの綿密な取材をもとに、問題の背景までを押さえて描かれたノンフィクション。防衛施設庁(当時)の強硬な姿勢と巧妙な懐柔策。大臣と知事、市長らの駆け引き、そして米国の思惑と介入、など圧倒的な筆致で迫る。またこの10年間の動きを略年表でまとめ、語句解説も記載。普天間移設問題のテキストとしても活用できる1冊。「沖縄の優れたノンフィクション」など多くの評者から絶賛を受けている作品。
  • 遊廓(とんぼの本)
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 遊廓に魅せられた著者が、10年にわたって渾身取材撮影した全国の遊廓跡・赤線跡およそ500箇所から厳選収載。消滅間際の、あるいはすでに消えてしまった姿を克明に伝える空前絶後の写真集にして、日本の「影」の近代遺産を記録する貴重な資料。独特の建築様式やモザイクタイル、窓飾りの細やかな意匠が見どころ。 ※当電子版はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご了承ください。
  • 普天間・辺野古 歪められた二〇年
    5.0
    1巻748円 (税込)
    「仲井眞知事の豹変と魂の飢餓を訴える翁長知事登場の謎を解く。普天間・辺野古問題の行方を考える必読の書」(鳥越俊太郎氏)。普天間基地移設と辺野古新基地建設を巡り、政府と沖縄県の対立が深刻化している。そもそも長年の過重な基地負担を軽減し、沖縄と“本土”の紐帯を取り戻すための「返還合意」が、なぜ民意を踏みにじる辺野古新基地建設の強行に転じてしまったのか。「普天間返還」を引き出した橋本首相の「トップダウン」は本当か? 突如浮上した「海上基地」の謎。「最低でも県外」を葬った「六五海里」の出所は? 不可解さに覆われた「普天間・辺野古二〇年」の実相に迫る。【目次】関連地図/はじめに 渡辺 豪/第一章 橋本龍太郎の「賭け」と「代償」/第二章 小泉純一郎政権下の「普天間」/第三章 鳩山由紀夫政権と「最低でも県外」/第四章 「粛々と実行を」――安倍晋三政権/終章 「歪められた二〇年」/おわりに 宮城大蔵/註/関連年表

ユーザーレビュー

  • 普天間・辺野古 歪められた二〇年

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まわりまわった辺野古問題。 単なる既存施設への移設が、、。 平成の本質のさぼり、安倍内閣の怠慢、外交力の弱さ、民主党の混乱政治等。 普天間、辺野古へもう一度ですね。

    0
    2021年10月17日
  • 遊廓(とんぼの本)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遊郭をどう評価するかは個人の判断に任せたいと思う。私は単純に知りたいと思った。
    時代小説に出てくる、吉原の遊郭(江戸の遊郭は吉原にしかなかったことをこちらの本で初めて知りました)

    性愛の世界の深さはいまだによくわかりませんし、遊郭というものに一度きちんと向き合いたくて、最初に写真集から入りました。

    手ずれができていても美しい建物もあれば、すでに廃墟と化している場所もある。吉原に働く遊女が奴隷であったという言葉に、そうだ、と初めて気が付く愚かさ。
    他の史料も当たって改めていろいろ考えたいと思う。

    1
    2020年07月28日
  • 普天間・辺野古 歪められた二〇年

    Posted by ブクログ

    20年前の普天間返還の日米合意から、現在の安倍政権の強圧的政策に至るまで、代替ヘリポートが新たな基地建設に転換していった経緯を丹念に描いています。著者はこれを歪みと呼びます。
    居心地のいい沖縄に日本のお金で高機能の新基地を欲した海兵隊。海兵隊との同居を嫌った米空軍。自民党政権による問題の糊塗。鳩山政権による過剰な政治問題化、歪みの原因は多面性を持っています。
    過去、明らかに寛大な譲歩と見える措置をとることで、沖縄県民の心を惹きつけ情勢を安定化させ、残る米軍基地を安定的に使用する政策が、現在の強硬的な政策にとってかわられた時、米軍基地に対する県民の反発と敵意として暴発するリスクを孕んでいます。沖

    0
    2016年11月04日
  • 普天間・辺野古 歪められた二〇年

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    <20年前「沖縄の負担軽減」の目玉として日米合意された普天間基地返還が、なぜ辺野古の海を埋め立てる「新基地建設強行」にすり替えられたのか。交渉の舞台裏を検証、その実相と全体像を明らかにする>として書かれた本。

    20年の歴代政権の動きを丁寧に追い、それを俯瞰することによって問題の本質を追及しています。ドキュメンタリー風の書きぶりもあり、引き込まれながら一気に読みました。

    沖縄の民意に向き合わず辺野古新基地建設に突き進もうとする現政権、一昨日(2016年9月16日)司法の立場を逸脱しその方針を追認する判決を出した福岡高裁那覇支部、許せないという気持ちでいっぱいですが、さらにその思いを強くしまし

    0
    2016年09月18日
  • 遊廓(とんぼの本)

    Posted by ブクログ

    遊廓とは、かつて存在した、売春を為政者が許容した街のことである。
    遊廓という言葉からは、吉原に代表されるような江戸情緒が連想されがちだが、実は遊廓文化は明治以降の近代化と強く結びつくという。江戸期には、東京の吉原や京都の島原、大阪の新町、長崎の丸山といったごく限られたものしかなかった。だが、明治の近代化を境に、その数は飛躍的に伸びていく。
    娼婦を国が管理する目的は、性病の防止だった。18世紀以降、西洋諸国には、娼婦を登録し、性病検診を行う仕組みが導入されていった。明治維新に合わせて、日本政府もこれに倣い、娼婦を公娼として管理することになった。
    だが、江戸期までの遊廓は、年季奉公の名目を持つ、事

    0
    2020年10月28日

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