サム キーンのレビュー一覧

  • スプーンと元素周期表
    面白かったー。
    こういう科学エッセイ大好き。
    興味深い話はたくさんあったが、一番驚いたのは天然核分裂反応炉のオクロの話。
    ウランと水と藍藻類だけで稼働していたというのだ。
    びっくり。
    そんなこと初めて聞いた。
    藻類が過剰な酸素を作り、水が強い酸性になり、ウラン235を溶け込ませ、藻類が水をろ過してウ...続きを読む
  • スプーンと元素周期表
    元素周期表と個性豊かな元素たちを、その歴史と多様なエピソードをもって紹介する本。
    やや厚め(500p弱)の文庫本にこれでもかと様々なエピソードが詰め込まれ、飽きることがない。

    高校の化学がつまらなかった人にも楽しく読める一冊。
    世界の理解と興味を促進してくれること請け合い。

    「本書には元素や周期...続きを読む
  • スプーンと元素周期表
    結構な分量のある本だけど、読む手が止まらず、気付いたら読み終わっていました。
    単純な元素の性質についての話だけではなく、その元素発見の背景にあった人間ドラマ(苦労や名声をかけた争い)やその元素を巡るいざこざ、失敗譚など、あらゆる角度から元素という物を眺めるような構成になっており、非常に楽しめました。...続きを読む
  • スプーンと元素周期表
    局所的に面白い話がいろいろ書いてあるけど、全体は見通しが悪くてちょっと読みにくい。それこそ「化学」というイメージなんだ。
  • スプーンと元素周期表
    元素記号にまつわるエピソード集。新たな元素を巡る科学者たちの争いがやはり印象的で、元素の名付けを巡って混乱があったり、新たな元素の発見が覆されたり。人間臭い内容が実に多い。ちょっとボリューム満点すぎて、文系にはちょっとお腹いっぱいになってしまったが。。
  • スプーンと元素周期表
    元素周期表とそこに記載された元素をめぐる多彩なエピソードを紹介するカジュアルなサイエンス本、とはいっても門外漢にはちょっと重たい内容。元素だけでここまで話を広げられるのか、という今さながらの驚きとトリビアルな逸話は大いに楽しめる。