サム キーンの作品一覧
「サム キーン」の「スプーンと元素周期表」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「サム キーン」の「スプーンと元素周期表」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
面白かったー。
こういう科学エッセイ大好き。
興味深い話はたくさんあったが、一番驚いたのは天然核分裂反応炉のオクロの話。
ウランと水と藍藻類だけで稼働していたというのだ。
びっくり。
そんなこと初めて聞いた。
藻類が過剰な酸素を作り、水が強い酸性になり、ウラン235を溶け込ませ、藻類が水をろ過してウランを特定の場所に集中させ、臨界量に達した。
ただ、それだけではウランが核分裂を起こしても連鎖反応は起こさない。
水があることで中性子の速度が落ち、連鎖反応が起きたのだ。
そのため、核分裂が発生すると高熱になり、水が蒸発し核分裂がストップ、冷えて水がたまると再度核分裂が発生、とのサイクルが発生してい
Posted by ブクログ
結構な分量のある本だけど、読む手が止まらず、気付いたら読み終わっていました。
単純な元素の性質についての話だけではなく、その元素発見の背景にあった人間ドラマ(苦労や名声をかけた争い)やその元素を巡るいざこざ、失敗譚など、あらゆる角度から元素という物を眺めるような構成になっており、非常に楽しめました。
訳者あとがきからの下記引用を見るだけで、ワクワクしてきませんか?
"どんな話が飛び出すか少しばかり紹介すると、第1部では学校で習わないような周期表の見方、いちばん長い英単語、ケイ素系生物の可能性、ノーベル賞を横取りしようとした物理学者、七つの元素名の由来となった場所・・・、第2部では地
Posted by ブクログ
周期表の各元素に纏わるこれでもかというエピソード。その中で関連する歴史的事件や人物、社会背景を交えて語る。いわば、元素を主人公にした物語。
文系のぼくにとって、化学はどちらかというと苦手科目。高校の時、必死に覚えた周期表。この本を読んだあとでは違った感覚で眺めることができる。
味気ない周期表がただの記号の差列ではなく、人類の歴史と密接に関わる壮大なドラマであることを体感した。
400ページを超える大著。ぼくにとっては消化不良の面あるため、ときを置いて再読しよう。
100種類以上ある元素。元素を構成するのは、陽子、中性子、電子。元素の違いはこの数。どうして数が違うだけでこんなにも元素の特性に