土屋香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「古生物水族館のつくり方 (生物ミステリー)」の著者が
水族館に続いて、動物園での古生物飼育への考察。
加えて、古生物動物園自体には現役の動物園獣医師、
古生物については古生物動物園研究チームが、
面白真面目に実現を創造している。
・はじめに ・本当のはじめに ・地質年代表 ・園内マップ
ZONE A 館ゾーン ZONE B 平野ゾーン ZONE C ふれあい広場
ZONE D ゾウの進化&肉食ゾーン ZONE E 水辺ゾーン
・ようこそ!バックヤードツアーへ
・おわりに
・もっと詳しく知りたい読者のための参考資料
索引有り。
突如、現代に“出現”した古生物たち。
国際自然史保護連合IUCNHが設立され、
国際古生物保護条約が制定され、保護された古生物は
IUCNH指定の水族館や動物園で飼育されるという、空想の世界。
とはいえ、古生物は現在判明している姿や生態を鑑み、
現代の生態が近しい生物に寄せてるし、
動物園は、現代の設備や環境、飼育や展示などを
取り入れての監修なので、マジ有りなんじゃない?なんて
古生物好きとしてはワクワクしながら愉しめてしまう。
始祖鳥、ケナガマンモス、ステゴサウルス、
トリケラトプス、ナウマンゾウ、マチカネワニなどが
展示されているのは、嬉しい。
また、人間や既存の生態系に危険を及ぼす古生物を捕獲し、
保護・研究する目的があるため、
翼竜のケツアルコアトルスや巨大なマメンチサウルス、
危険な恐竜アロサウルス、帝王・ティラノサウルスなどが
収容されている。空想の中の動物園だけど、これほどの
設備と広さを維持するとしたら果たして経営はどうなるのかと
要らぬ心配をしてしまいました。 -
Posted by ブクログ
生物は進化の中で、どのように姿かたちが変化したのか?
「紀」よりも「類」に視点を置いた、古生物の入門書。
・はじめに
1章 哺乳類とその仲間たちの移り変わり
2章 恐竜類、爬虫類、両生類、甲冑魚たちの移り変わり
3章 骨のない仲間たちの移り変わり
・おわりに
・もっと詳しく知りたい読者のための参考資料。
コラム、さくいん有り。
58の古生物の物語が紡ぐ、生物の姿かたちの変化。
簡易なイラストながら、その生物の特徴が分かり易く
描画されている。解説は、中高生にも理解し易い内容。
祖先は陸棲種だったが、半陸半水の生態へ、
そして完全な水棲に移行する。その変化が分かるクジラ類。
恐竜からの鳥への変化は、原始的な特徴の喪失。
アンモノイド類の丸まる変化と、
突然変異の日本の異常巻きアンモナイトが面白過ぎる。
また、カンブリア紀からペルム紀までの古生物たちの
姿かたちも、なんか驚異で珍妙。三葉虫類、奥が深い。
環境や食生、行動等に適した進化は、
その生物の大繁栄をもたらすが、
ペルム紀末や白亜紀末の大量絶滅で消えた。
長い歴史の中での進化、移り変わりが何ともワクワク。
まだ分からない事も多いけど、研究の進展では新しい
発見も登場すると期待しています。