光瀬龍のレビュー一覧

  • 百億の昼と千億の夜

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    以前に読んだ時は難しくて理解できなかった(中学か高校当時)。
    自分の何が変わったから、わかるようになったというのだろう。

    阿修羅、釈迦(シッタータ)、ユダ、アトランティスの司政官オリオナエらが、惑星開発委員会が引き起こしたこの世の崩壊を、帝釈天やイエスを相手取りながらくいとめようとする物語。

    原作を相当好きでないとマンガ化できなかっただろうな。
    哲学まで含んでて、読むだけじゃなく理解するのに相当の体力を要するよ。

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    2011年11月02日
  • 百億の昼と千億の夜

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    世界の秘密と人を超えた高次元の存在を紐解く物語。
    謎が多すぎて序盤では一体何の話なのかわからない。でもそれが好奇心を刺激して非常にわくわく。
    一方、後半は情景描写が多すぎてもどかしい。しかもその描写が壮絶すぎて想像しがたかったのが残念でならない。個人的には物語性や心理描写の説明をもっと加えてほしかったと思う。
    想像できなかった描写を補うべく、漫画バージョンを読んでからもう一度読み返してみたい。

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    2019年01月16日
  • 多聞寺討伐

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    読みもらしていた一冊。時代小説の設定もあり古さをまったく感じない。タイムパトロールもので、少し雑誌「ムー」的な要素もあって、昔のSF少年時代に飛べました。

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    2011年09月20日
  • 百億の昼と千億の夜

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    SFオールタイムベストの一つということで挑戦。萩尾望都版を以前読んではいたが、イメージが違う。いや本当は漫画版のようにもっとポップでコミカルに読めばよかったのだろうけど、そう読むには文体が美しすぎる。まだ誰も見たことのない荒涼とした果てを描写しているはずなのに、甘美な光の粒が感じられた。

    阿修羅、プラトン、悉達多、イエス、弥勒…東西のそのものたちの戦いや、時空を超えていく冒険は楽しいが、チョウブンノカタカナセリフハヨミヅライヨ〜!

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    2025年10月08日
  • 百億の昼と千億の夜 完全版

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    宗教✕SF
     大森望が「宝石の国」を評する際に、「百億の昼と千億の夜」に匹敵するスケール感。と日本SF大賞のとき言ってゐた。
     正直、まったく知らなかったので漫画版から読んでみた。

     半分くらゐ何やってるのかわからない面白さがあるが、まあいい。黒死館殺人事件みたいなものかも。

     ギリシャ神話や仏教、キリスト教を持ち出して、それらの帰着点を古代宇宙の文明発達した天上世界に見出す。アトランティス文明も天上人の実験だし、終末の弥勒の謎も出てき、仏陀は無知な青年役みたいなかんじ。

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    2025年07月11日
  • 百億の昼と千億の夜 完全版

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    萩尾望都は好きだが、これは難しい・・・
    SFもの、原作ありで、壮大な宇宙と世界観と、そこに宗教はそれほど書かれてるとは思えないが名を使っているということは、当然意味があるとすれば・・・
    難解で・・・
    ちょっと疲れた(笑)

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    2023年07月25日
  • 百億の昼と千億の夜

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    生命誕生から星の終焉まで壮大なスケールで描かれる。仏教×SFといった感じか。解説で押井守氏も書いていたが、最後は寂寥たる喪失感だけが残った感じ。
    あと、カタカナだらけの文章は表現上仕方ないにしても読みにくいなと思った。

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    2018年08月04日
  • 百億の昼と千億の夜

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    手塚治虫を彷彿とさせる大風呂敷な世界観は1973年という時代にも影響されているのだろうか。プラトンやキリストがなんぼのものだといった扱い方にアジアの自信を感じる。
    物語は壮大な宇宙の創造主としての何らかの別世界的な知性の存在についてのもの。幼年期の終わりにも似た、しかしそこまで「意味」がはっきりしているワケではない知性。
    はっきり言って文章が読みづらいことこの上なかった。ストーリーとそのつながりもわかりづらい。構想は面白いだけにもったいない。

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    2015年06月20日
  • 百億の昼と千億の夜

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    日本のSFの名作と呼ばれているので気になって読んだ。だがそこまで自分には刺さらなかった。漫画から入ると違うのだろうか?もしくは、もっと昔に読んでいたら違うのだろうか?確かに昔のハードな少女漫画っぽさがある。そして世界観も想像を超えたものだし、設定も面白い。ただ、こういうSFが結構出てきているからか、昔っぽさを感じてしまう。

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    2015年01月18日
  • 百億の昼と千億の夜

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    マトリックスレボリューションを見た後と似たような気持ちになった。
    観念とSFの融合。
    物語は、もやもやっとしてます。

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    2013年10月25日
  • 百億の昼と千億の夜

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    宗教、宇宙物理の知識が怒濤のごとく襲ってきて、スケールが大きすぎて正直飲み込めなかった。
    日本語ならではの趣も感じられ、広大さと喪失を両方感じた不思議な作品だった。

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    2012年11月06日
  • 百億の昼と千億の夜

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    20年前に一度読んだ本です。そのときは全然意味が分からなかったのですが、ずっと気になっていて今回再度読んでみました。
    今回読んでみて思ったことは、

    「やっぱりわからない」

    ということでした・・・。
    もともとSFは苦手なのですが、世界観がとても難解でした。
    しかし古典SFが好きな方であれば、楽しく読めるのでないでしょうか。
    また、仏陀の生涯や悪魔との対話などの逸話、キリストの受難と復活の
    詳細を知っていればより楽しめると思います。(私はあまり知りませんでした。)
    機会があれば、また挑戦したいと思います。

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    2012年06月22日
  • 百億の昼と千億の夜

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    お祭り的なSF 地球の誕生 生命の誕生 豪華な出演メンバー(プラトン イエス シッタルダ あしゅらおう) 人間の歴史=管理者の存在? 宇宙 未来 破滅の予感 強大な敵 弥勒という存在 スケールの大きな物語 海 寄せては返し、返しては寄せ 規模が大きすぎて目眩がしそう 面白かった 

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    2012年09月17日
  • 百億の昼と千億の夜

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    寄せてはかえし
    寄せてはかえし
    かえしては寄せる波また波の上を、いそぐことを知らない時の流れだけが、
    夜をむかえ、昼をむかえ、また夜をむかえ。

    日本SFの金字塔「百億の昼と千億の夜」

    まずもって、表題が良いよね。
    広大で繊細、ドラマチックな物語を期待してしまう。
    一番感嘆したのは、序章でした。
    特に上述の「寄せてはかえし~」のくだり。
    これは名文ではないでしょうか。

    で、内容はどうだったかというと─
    決して繊細でもドラマチックでもない。そして後半は背景の描写が多くて(なおかつ解りづらくて…)、読み辛い。

    しかし、広大!

    筆者曰く東洋的絶対者を描く、とのことだが、それは西洋でいう絶対「

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    2012年01月03日
  • 百億の昼と千億の夜

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     壮大なスケールのSFを読んでみたかったので読んでみた。
     「第4章エルサレムにて」までは楽しく読めたんですが、それ以降は失速。描写からイメージできるものがありませんでした。

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    2011年09月24日
  • 百億の昼と千億の夜

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    ストーリーとしてはよい。しかし全体として暗く、楽しむという感じではなかった。
    SFとしての発想が育めたのが最大の利益。そういう点でいえばもっと評価は高くなってよい。
    星三つは飽くまで読み手としての評価。

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    2010年11月12日
  • あいつらの悲歌

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    ロン先生の地球侵略もの。前半ぐっとひきこまれるんです。十分面白いんです。しかしっ…どうも後半がいまいちで……。ちとご都合主義だし、宇宙人の実態やその解決方法ももひとつ…。

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    2009年10月04日