仙田満のレビュー一覧

  • こどもを育む環境 蝕む環境

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    こどもを育む環境、蝕む環境。仙田満先生の著書。こどもたちを取り巻く成育環境は年々目まぐるしく変わっている。成育環境の一部は良い方向に変わっているけれど、成育環境の一部は悪い方向にも変わっている。良い環境は残して、悪い環境は変えていく、そうすることでこどもたちの成育にとってより良い環境を整えることが、社会全体を良くすることに直結するはず。

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    2018年12月28日
  • 人が集まる建築 環境×デザイン×こどもの研究

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    建築家・仙田満は幼稚園などのこども空間や公共施設を数多く手がけることによって、自身の生み出した設計手法「遊環構造」を確立していく。遊環構造の根底にあるのは、こどもも大人も楽しめるというもの。仙田満はこども空間の研究に力を入れていたが、このこどもの為の空間が大人まで影響するという。それは、大人も遊びのタイミングではこども心を取り戻すからということだ。
    わたしは今まで大人と子どもの空間はまったくの別物として見ていた。体格さや、思考の違いなど。大人は遊具では遊ばないし、大人の空間ではどうしてもこどもは居場所を失う。そう思っていた。
    しかし、大人も昔はこどもだったのだ。こどもが楽しい空間を作れば、大人も子どもの時のわくわくした心を取り戻すのではないか。仙田満の考えに今までの私の考えていた常識が覆された。
    仙田満は大人空間にも遊環構造を取り入れている。全体が一周できて、人が歩き回ることを誘う。
    また、仙田満の設計はどれも周辺環境を意識している。例えば、ミュージックパーク茨城県自然博物館では、管生沼のほとりに博物館を建設。空間の最初から最後まで管生沼の魅了をいかに引き出すかを重視している。仙田満は「建築は、ここでは自然のための舞台装置でしかない。」と言う。仙田満にとって建築がその場所の主役ではなく、周辺環境を生かすことの出来る装置であると考えている。私にとって新たな建築の見方が増えた。
    また、仙田満は近年こどものための空間、こどもの遊ぶ空間が減少している点に注目している。外の環境に過敏になったおとなたちが危険だといってこどもたちの遊びを制限する。遊んで怪我をするような場所も行為もすべて制限している。これに対して仙田満はこどもにとって危険な場所も必要という。私も子度の頃たくさん怪我をした。そのときに同時に何をしたら怪我をするかを知ったり怪我を恐れずいろんなことに挑戦する気持ちが生まれたりしたと思う。この本を読んで、こどもの体や心を解放し、全力であそびに没頭できるようないろんな仕掛けをつくった空間をつくる、そしてこどものあそび空間を色んなところに積極的増やしていくべきなのだと学んだ。
    仙田満は日本の建設業界の方針や仕組みにも物申している。学生の私にはまだ分からないところもあったが、今の日本の建設業界の常識が日本の建築の魅力を存分に引き出していないことはよくわかった。就職して、実施案件の設計から施行のシステムに携わるようになってからもう一度この本を読もうと思う。

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    2024年10月04日
  • こどもを育む環境 蝕む環境

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    学術的な視点でこどもと環境について説明されています。専門家から見た社会全体についての話がメインなので私の興味とはちょっとずれてた。

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    2024年03月08日
  • 人が集まる建築 環境×デザイン×こどもの研究

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    菊竹学校の教え
    1. アイデアの作り方
    議事録をとるときは考えない。
    普通の案から考える。
    五時間で20案を作る。
    常に先を用意する。
    まとめる(一見してわかる資料に)。

    2. 強いチーム
    感謝感激。
    巻尺で測る。いつも。
    人の仕事を盗む。
    提案し続ける(仕事は来ない)。
    テーマを考える。テーマに沿ったでざいんを考える。
    あらゆることを同時並行で。そのために情報を集約。図面ならヘイ・りつ・だん。一緒に。

    3. デザインとは
    構造を考える。
    常識を覆す。
    変更し続ける。
    施工図は描き直す(施工図を製作図として書き直して模型を作る)
    見えないものを見えるようにする。
    良い案は良い案。くそみそにけなされることが多い。原案→改良案→別案(頃合いを見て)。
    階段は大事。階段で成否が決まる。寸法にはうるさく。

    4. 学ぶとは?
    体験を積み重ねろ。
    勉強しろ。村野藤吾は放送大学で勉強した。
    まなびの空間。とにかく怒られて逃げたかった三年9ヶ月。

    5. か、かた、かたち
    か=Vision。欲求。水が飲みたい。
    かた=System。水を飲むための方法。発想。ストローで飲む。手のひらでのむ。
    かたち=Form。ストロークプレー。

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    2022年07月16日
  • こどもを育む環境 蝕む環境

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    ネタバレ

    現代は子どもの不安要因が多すぎる。(昔は)遊びほうけられる環境があった。こどもを閉じこもらせない、追い詰めない空間や環境、子供を解放する時間、空間、コミュニティ、生活方法といった生育環境を早急に整える必要がある。

    自然の変化や、美しさ、それを体験した感じを絵や造形にして表現することで、子供はより美しく、その感動を反芻する。ものを作ることを積み重ね、子ども自身がそれを表現し、制作する機会が極めて重要(はくぶつかんの活動として)。

    子供は本を読む!テレビは受動的。

    子供にとって床がものすごく重要。0.5mあたりの温度が子供には重要。夏場の熱中症など。

    子供と光。200lx。子供と空気質。現代はうるさい(機械音など)。残響時間0.6秒以下にするのが望ましい。うるさいとコミュニケーションが取りづらくなる。1歳児の保育室。明確に空間を分離するのも一つの方法。

    学童保育にあるたまご型の机の存在。お互いに教え合う。先生は声を掛ける。

    子どもの皮膚は薄くて繊細。子供は行動探索の中で、触りまくりながら、感触を楽しみながら、認識していく。南洋材は雨に強く腐りに強い。乳幼児の皮膚に、棘が刺さる。子供はなんでも触り、なんでも口に入れる。時代にスキンシップがあると精神的に落ち着くが、そうでないと攻撃的になるとも言われている。

    学習意欲の低下。バリバリ勉強したいという生徒が減っている。目標達成型の学びではなく、目標探求型の学習に転換。すなわち、何かを実現するための学びではなく、それ自体が喜びであるような学び。労働への準備ではなく、意味あるせいを生きるための教育。測定結果としての学力ではなく、生きたプロセスとしての学力。興味をもつ、やってみる、解いてみる、成功!という三つの段階を繰り返すことが重要ではないのか?

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    2022年07月16日
  • こどもを育む環境 蝕む環境

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    こどもを持っても、日々の選択の中で気がつくと大人の視点を優先していることに気がつく。家をリフォームするとき床は安価の塩ビでも問題ないと思い選択したがこの本を読み終えた時、とても失敗したなと思ってしまった。
    実家で子供が畳の上で楽しそうに遊んでいると安心してみていられるが、自分の家では転倒したときに大怪我に繋がるのではと思い気が気じゃない。
    本の中では、こどもにとって何が大切かが丁寧に書かれており、少し意識するだけでこどもの健やか成長につながると思う。
    とても考えさせられる本でした。

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    2021年10月20日
  • 人が集まる建築 環境×デザイン×こどもの研究

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    著者の建築・作品の素敵さが伝わってきて、それに出会えたという点では読んで損はした感はない。
    ただ本としては、説明が長すぎて大事なことが埋もれてしまっている感がある。
    もっと著者の考え方について知りたい!という気持ちにはなったので、3分の1くらいのページ数で内容を絞りに絞ったバージョンとかあったらもう一度読みたいのだけれど・・

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    2016年05月06日