小島美里のレビュー一覧

  • あなたはどこで死にたいですか? 認知症でも自分らしく生きられる社会へ

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    ベーシックサービスと、グループリビングのことを初めてきいた。とてもいいと思う。
    すごくたくさんかかるお金の話とか制度のこととか、現場のあれこれというよりは、もう一歩俯瞰的にみた話。制度のことは難しいけど、とても読みやすくかかれているので、介護で働く人、介護を考える人は読むといいと思う。

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    2025年11月14日
  • マンガ認知症【施設介護編】

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    ■認知症の周辺症状(BPSD)
    ・中核症状
     (以下の認知機能の障害)
     学習と記憶、言語、知覚・運動、複雑性注意、遂行(実行)機能、社会的認知
    ・行動症状
     多動・徘徊、暴言・暴力、無為・無反応、不潔行為、異食、性的逸脱、介護拒否
    ・心理症状
     抑うつ症状、自発性の低下、不安・焦燥、幻覚、妄想
    ■物盗られ妄想の心理的な原因は、「自己防衛」。
    ■記憶
     ├長期記憶┬非陳述記憶┬プライミング記憶
     │    │     └手続的記憶
     ├短期記憶┴陳述記憶─┬意味記憶
     │          └エピソード記憶
     └感覚記憶
      その他─展望記憶、自伝的記憶
    ・陳述記憶とは体験したことを言葉に表せ

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    2024年12月01日
  • マンガ認知症【施設介護編】

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    施設介護編。妻がグループホームにお世話になっており
    2日に一回の面会を続けている。職員さんともよく話すし、同じユニットの入居者さんたちとも言葉を交わす。ホームの運営推進会議にも参加させてもらっている。
    一年を越えてそんな暮らしをしているといろいろなことが見えてきて、考えたことをホーム長さんとLINEで交わすことも多い。
    本書はピタッと来る。介護という大変な仕事を続けている人たちを大きく頼りながら、施設の改善や認知症への理解を少しずつでも共有することの重要性がわかる。
    作者の小島さんが国のやり方に吠える(笑)のは痛快だし同感だ。自分も同行する。

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    2024年09月29日
  • マンガ認知症【施設介護編】

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    4年前に読んだ「マンガ認知症」(ニコ・ニコルソン/佐藤眞一)の続きとして出された「マンガ認知症【施設介護編】」が発売されたので、読んでみました。

    前作と同様に、ニコさんのおばあさま(愛称:婆ル)の介護を題材に、ニコさんのわかりやすい漫画と、専門家による丁寧な情報を、ぎゅっとまとめた読みやすい本でした。漫画だけじゃない、専門家の話だけじゃない。その両方があることが重要!(ほんとにわかりやすい)。

    前作では、認知症になった婆ルを在宅で介護し、最終的には、「そろそろ介護施設を選択肢に入れてみましょう」というところで終わっていたんですが、今作では、その「介護施設」について詳しく書かれていました。

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    2024年09月25日
  • マンガ認知症【施設介護編】

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    介護保険の補足給付の見直しで施設入所の負担が大幅アップ。自宅介護で乗り切ろうとすれば自己負担額は月30万を超える。「サ高住」とは、サービス”なし”の高齢者住宅。介護サービスは付帯していない。介護を頼めば費用は天井知らず。人手不足の高齢者施設。ケアが十分に行き届かないのはやむを得ない。止まらない少子高齢化。制度はどんどん改悪される。今の高齢者が受けられているサービスレベルは、次の世代は享受できない。このままでは、”集団自決”も正当化される。誰もが関わる。いつかはやってくる。知らねばならぬ。変えねばならぬ。

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    2025年06月19日
  • マンガ認知症【施設介護編】

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    さまざまな施設や住まいの特徴を分かりやすく教えてくれるとともに、改悪が続く介護保険制度の問題についても訴える。

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    2025年03月25日
  • あなたはどこで死にたいですか? 認知症でも自分らしく生きられる社会へ

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    90歳を過ぎると6割の人が認知症になると言う。それにも関わらず、介護保険は制度が出来て以来、改悪を重ね、自宅で最期を迎えることが難しくなってきている。豊富な実例をもとに現状報告があるとともに、諦めるのではなく、政治に働きかけてより使いやすい制度にしていかなければならないと締めくくっている。著者の30年以上にわたる取り組みに敬意を表したい。

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    2023年08月08日
  • あなたはどこで死にたいですか? 認知症でも自分らしく生きられる社会へ

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    介護サービスNPO法人の代表として第一線で活動している著者のリアルな現実を書いており、自分事としても迫るものとして学びのある一冊。
    必要な人が最低限の負担、できれば無償で利用できる介護保険であるべき、要介護者にもっと寄り添ったサービスを提供可能なシステムを、と訴える著者が提案する制度改定は概ねその通りであろう。
    しかし少子高齢化に突き進む日本において、社会保障の財源や何より人手不足をどのように補うかの解は見えない。
    エンジニアの端くれである個人的な希望は、効果的な認知症薬やホスピタリティのある介護ロボットなどテクノロジーの発展だと思う。

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    2022年10月01日
  • あなたはどこで死にたいですか? 認知症でも自分らしく生きられる社会へ

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    家で穏やかに死を迎える、ことが難しいとされる現状を、成功例を挙げながらもどんなに難しいことかを書いています。

    介護保険制度がいかに使いにくいか、確かに、と頷けることが多く「介護サービスを使いながら在宅で生活しましょう」ということのハードルの高さ、心理的抵抗感などがわかります。

    子育ても老後も本当にお金がかかるなぁと思います。

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    2022年08月18日
  • マンガ認知症【施設介護編】

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     前に「マンガ認知症」も読んでいたので、こちらも手にしてみました。テーマは認知症の方の施設介護です。ニコさんのマンガはわかりやすく、読みやすいです。ニコさんのおばあ様、婆ルの認知症介護に関して、ニコさんとニコさんのお母さま母ルが悩まれる姿をマンガにしています。在宅介護で限界を感じた家族が選んだのは、施設介護…やっと落ち着いたと思いきや…新たな問題に直面するという展開です。そんな、ニコさん、母ルさんに助言してくれるのは、認知症心理学の専門家サトー先生と、介護事業のスペシャリストコジマさんです。で、私も何冊か読ませていただいた、レビー小体型認知症当事者の樋口直美さんもスペシャルゲストとして自身の言

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    2024年11月18日
  • あなたはどこで死にたいですか? 認知症でも自分らしく生きられる社会へ

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    私より優しい妹が実家に行くと、両親は妹に弱音を吐く。それを聞いた妹が私に連絡してきて、介護保険を使ってお父さんにリハビリさせたらどうだろう?って聞く。
    今の状況じゃ取れて要支援2、要支援で出来るのは体操教室ぐらいで、あのプライドの高いお父さんがそんな年寄りの集まりに出かけて行ってお遊戯なんかするわけないから無駄、と返してしょんぼりされる。
    妥協案で、家に理学療法士が来てくれる民間サービスを勧めたら、そんなに弱ってるわけじゃないって父本人にきっぱり断られた。現況の介護保険は確かに使いづらい。
    ちょっと手伝って欲しいだけ、が利用できない。
    お手本としたはずの北欧では、上手く機能してるんだろうか?国

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    2022年10月18日
  • あなたはどこで死にたいですか? 認知症でも自分らしく生きられる社会へ

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    在宅で穏やかに亡くなるというのが今や幻想になりつつあるーー現場の人間が語る介護現場の実情は、赤本や青本からは見えてこない刺激的な情報でした。
    あと、介護保険制度をハチャメチャにややこしくした総合事業について、創設から現状まで(恨み節で)解説している箇所がありがたかったです。

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    2022年08月17日