井手直行のレビュー一覧
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「よなよなエール」ってコロナ以降にローソンで買って飲んだこともありますし、なんとなく印象に残ってるのですが、そもそも滅多に飲酒しない私としてはどういったものかよくわかっていなかったです。まさか、90年代からあって、楽天市場にも初年度から出店しているブランドだとは知りませんでした。
この本はシンプルにヤッホーブルーイングの紆余曲折の物語としても面白いです。実際何度か目頭が熱くなりましたしね。ただそれだけでなく、チームビルディングがうまく行くというのはどういうことなのか知ることもできてお得な本です。個人的には熱量を持って働けることは幸福なんだろうなぁと思いつつ、自身がそうありたいとは思えないです -
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クラフトビール・ブルワリー最大手のヤッホー・ブルーイングの社長である井出直行氏が、1997年の同社の立ち上げから、2000年頃の地ビールブームの衰退を乗り越えて、全国のコンビニやネット通販で確固たる人気を得るまでの道のりを振り返った聞き書きである。(同社の初代社長は星野リゾート社長の星野佳路氏で、井出氏は2008年に社長就任)
私は、ほぼ毎晩、ヤッホーの「よなよなエール」、「インドの青鬼」等にお世話になっている、所謂「よなよなエールの伝道師」のひとりであり、ときに爆笑し、ときに涙をしながら、本書を楽しんだ。
「100人に1人でも、大ファンになってくれるのであれば、そこには参入する価値がある。1 -
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今やすっかりエール系ビールのトップに君臨するよなよなエールを醸造するヤッホーブルーイングの社長による、いわゆるサクセスストーリー。
私がよなよなエールと出会ったのは、15年ぐらい前。
いわゆる低迷期だったのだろうか?都内にある某酒屋チェーンでバイトをしていた時に出会った。
ネーミング、そしてビジュアルに惹かれて飲んだ時の新鮮さ!とても衝撃だったことを覚えている。友人のはまり、他県に住んでいるのに、わざわざ私のバイト先まで買いに来ていた。
その後、ローソンの一部の店舗でも買えることを知り、「水曜日のネコ」「インドの青鬼」「東京ブラック」など、買える限りの種類を楽しんで来たが、この快進撃の裏に秘め -
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引き続きビールの勉強……と思って買ったけど、どちらかというとこの前読んだ「美酒復権」のような、サクセスストーリーのお話し。
よなよなエールですら、地ビールバブル崩壊の後はここまでの苦境に立っていたとは。あの時期に立ち上げて、今まで残ってる蔵は凄いなあと改めて。というか、ヤッホーが星野リゾートのグループってことすら今回初めて知ったけど^_^;
そしてサクセスストーリーに加えて、チームビルディングにもかなりのページが割かれていることは興味深い。それくらい、新規参入企業が生き残るには、チームビルディングが大事ということなのだろう。どこまで新規性を突き詰められるか、いかに革新的か、いかにチームの方向性 -
Posted by ブクログ
最初から創業を目指していたのではなく、縁あって社長になってしまった著者の体験です。
経営論というより、社長の成長ストーリーです。
「リーダーだからこそ見える景色がある」ー自分がサラリーマンだったときには気付かなかったこと、自分に関わってくれる人の思いに気がついたこと、それを社員にも感じているし、多くの人に見て欲しいという熱意を感じました。
100人のうち1人がファンになってくれたら良いという尖った商品を発売しながら、ファンへの敬意を持ち応援者を増やしていかれる様子は参考になりました。
読み終わった後に「よなよなエール」を買いたくなり、各種飲み比べてしまいそうです。