あらすじ
ずっと赤字だったのに、なぜ11年連続増収増益の会社に変われたのか?
37歳からの挑戦で数々の奇跡を起こした挫折と再生のストーリー。
読む人によって感動ポイントが変わる十人十色のビジネス書です!
【経営者】→ ファンは100人に1人でもいい
ずっと赤字だったのに11年増収増益の会社に生まれ変わった秘密がわかる!
【リーダー】→ 早ければ早いほど、最高のチームができる
同じ目標に向かって突き進むチームのつくり方がわかる!
【営業・マーケティング】→ 売れる製品には物語がある
少ない予算で口コミを広げる、すごい方法がわかる!
【商品開発】→ ヒット商品から学んだ3つの法則
小さな会社の製品でも興味をもってもらうネーミングの秘訣がわかる!
【プロモーション】→ ファンは触れ合う機会を求めている
熱狂的なファンが増え続ける、お客様とのつながり方がわかる!
【ネット通販】→ スキルは挑戦しながら身につければいい
お客さまの心を動かす、製品の特徴やこだわりの伝え方がわかる!
【お客様窓口】→ クレームは感動に変えられる
お客様との真剣勝負が会社も自分自身も成長させることがわかる!
【若手社員】→ 得意なことを仕事にすると、人は輝く
自分の強みを知って毎日が楽しくなる働き方がわかる!
【よなよなエールのファン】→ よなよなエールのレシピの秘密
よなよなエール誕生の秘密、最大の危機を救った言葉、なぜ社長が仮装をするのか?
ファンから感動をもらった「宴」の話、「水曜日のネコ」などの商品開発秘話など、
ファンなら誰もが知りたい話がいっぱい。付録はエールビールの楽しみ方!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「よなよなエール」ってコロナ以降にローソンで買って飲んだこともありますし、なんとなく印象に残ってるのですが、そもそも滅多に飲酒しない私としてはどういったものかよくわかっていなかったです。まさか、90年代からあって、楽天市場にも初年度から出店しているブランドだとは知りませんでした。
この本はシンプルにヤッホーブルーイングの紆余曲折の物語としても面白いです。実際何度か目頭が熱くなりましたしね。ただそれだけでなく、チームビルディングがうまく行くというのはどういうことなのか知ることもできてお得な本です。個人的には熱量を持って働けることは幸福なんだろうなぁと思いつつ、自身がそうありたいとは思えないですが。
また、ほぼ間違いなくヤッホーブルーイングや、星野リゾートの社長のファンになりますね。
Posted by ブクログ
無理に「売ろう」としない。
いわゆる「世の中的に正解」とされていることをやらない。
何が起きても「ちょうどいい」と思う。
僕はこの悲惨な状況を、心のどこかで「他人事」として見ていたのです。
責任感はありました。悲しかったし、情けなかった。でも、自分の力では何ともならないとも思っていた。だから、全力で「何とかしなくては!」とは考えていなかった。
つくるべきとされたものをつくり、捨てることになって、捨てただけ。いまに比べれば、何も考えていなかったも同然だったのです。
「人は、得意なことを仕事にすると、最も輝く」
Posted by ブクログ
最高だった。
てんちょさんの視点から語られるストーリーも最高だし、どん底からファンを作り愛されるブランドになっていくそのプロセスもとてもよかった。熱い。
Posted by ブクログ
とてもテンポよく、読みやすい作品たった。
てんちょ(作者)の社会人人生の物語で、本当に自分の製品が好きで、常にどうやったらみんなに知ってもらえるかを考えてるんだなぁと思い、自分の仕事に対する姿勢を見直す良いきっかけになったと思う。
この本もまた、よなよなエールやその他のビールの売上向上につながる良い宣伝なんだろうな。ビールが飲みたくなりました。
Posted by ブクログ
ここの「水曜日のネコ」というビールの大ファン。気になって読んでみた。
てんちょの努力、人柄に感服。楽しく働く、風を起こす、そんなことができる人の等身大の話を読めて、私にもできるかもとパワーをもらった。
Posted by ブクログ
クラフトビール・ブルワリー最大手のヤッホー・ブルーイングの社長である井出直行氏が、1997年の同社の立ち上げから、2000年頃の地ビールブームの衰退を乗り越えて、全国のコンビニやネット通販で確固たる人気を得るまでの道のりを振り返った聞き書きである。(同社の初代社長は星野リゾート社長の星野佳路氏で、井出氏は2008年に社長就任)
私は、ほぼ毎晩、ヤッホーの「よなよなエール」、「インドの青鬼」等にお世話になっている、所謂「よなよなエールの伝道師」のひとりであり、ときに爆笑し、ときに涙をしながら、本書を楽しんだ。
「100人に1人でも、大ファンになってくれるのであれば、そこには参入する価値がある。100人のうち99人が「いつものビールでいい」と思うなか、たった1人だけ「あれじゃなきゃダメだ」と思ってくださる製品」、「「変わったビールだな、試してみるか」というお客様ではなく、冷蔵庫に「よなよなエール」のストックがあって、冷蔵庫がカラになるたびに「あのビールがないと寂しい」と、パソコンを立ち上げて買ってくださるお客様を増やすこと」、「僕らは、「よなよなエール」を広めてくださるファンの方を「伝道師」と呼んでいます」。。。読みながら「これはまさにオレのことだ!」と何度も頷き、ヤッホーが「僕らがここにいる理由は「ビール事業を黒字化したい」という、ありきたりな話なんかじゃない・・・そうじゃなくて「個性豊かなビール文化を日本に根付かせたい」。なかでも、まずはおいしいエールビールを、夜な夜な飲めるようにしたい」という存在意義を失わずに、この美味いビールをリーズナブルな価格で造り続けてくれることに、ただただ感謝!である。(他にも優れたクラフトビール・ブルワリーは沢山あって、例えば長野県にも、志賀高原、オラホ、木曽路などがあるのだが、東京のコンビニでこの値段で常に買えるのは、もちろんヤッホーだけなのです)
東洋経済新報社が本書を企画した意図は、口述筆記を行ったジャーナリストの夏目氏が「あとがき」で書いているように、井出氏を“成功した経営者”ととらえ、その足跡を紹介するというもので、確かに、「経営とは引き算で行うもの・・・「将来こうなるから、そのためには、いまこんな手を、一年後にこんな手を打って・・・・・・」と考え、いまから為すべきことを決めていく」など、他のビジネスでも活かせる考え方・アプローチも多数語られている。しかし、夏目氏が「私が当初、想像していた本とは、少し違ったものになりました」と白状している通り、本書に他書にはない魅力や価値を見出すのは、自己啓発に熱心なビジネスマンではなく、クラフトビールをこよなく愛する人々ではなかろうか。。。(本レビューも、「よなよなエール」を飲みながら綴っています)
(2016年4月了)
Posted by ブクログ
よなよなビールの会社のサクセスストーリー
星野リゾートの一部としてできて、井出社長が引き継ぎ、楽天の通信販売やチームビルディングプログラムに参加して、会社を大きくさせていく様子。
「誰にでもできる」ということを強調されたいらしいが、「知的な変わり者」ならでは。
Posted by ブクログ
本気で仕事に取り組むと未来が変わっていくことを示してくれる書籍。
チームビルディングも参考になった。何度も納得してもらえるまで対話すること、ビジョンが合わない場合は去ることも致し方ないこと。
Posted by ブクログ
「読む人によって感動ポイントが変わる十人十色なビジネス書です」とうたわれている通り、人によってグッとくるポイントが違うのだと思った。
個人的にグッと来たのは、7章と8章。特に「センター返し!避ける二遊間!」については、分かる分かる!と共感しまくりだった。
Posted by ブクログ
「個性豊かなビール文化を日本に根付かせたい」という変わらない想いのもと、試行錯誤した軌跡を辿る1冊です。スーパーに並ぶよなよなエールの裏側を垣間見ることができました!
人生を豊かにしてくれる1杯やイベント・コミュニティを世に送り出し続ける姿勢が素敵だなと思いました(*´꒳`*)
Posted by ブクログ
今やすっかりエール系ビールのトップに君臨するよなよなエールを醸造するヤッホーブルーイングの社長による、いわゆるサクセスストーリー。
私がよなよなエールと出会ったのは、15年ぐらい前。
いわゆる低迷期だったのだろうか?都内にある某酒屋チェーンでバイトをしていた時に出会った。
ネーミング、そしてビジュアルに惹かれて飲んだ時の新鮮さ!とても衝撃だったことを覚えている。友人のはまり、他県に住んでいるのに、わざわざ私のバイト先まで買いに来ていた。
その後、ローソンの一部の店舗でも買えることを知り、「水曜日のネコ」「インドの青鬼」「東京ブラック」など、買える限りの種類を楽しんで来たが、この快進撃の裏に秘められた真面目だけど、どこかふざけたような社長の存在。本人は真面目だと一貫して、本書でも主張しているが、多分この社長の下で働いている人たちの中には合わない人もたくさんいたことだろう。「自分たちが楽しいと思うことをやる」言うことは簡単だけど、それを周囲に理解してもらって、なおかつ成功させてしまうのは、やはり一般人には難しい。
確かに偉い人も、その昔は一般人だったのだけれど…
本書でヤッホーブルーイングが星野グループであることを初めて知ったが、星野グループのマネジメントの本も読んでいたので、納得することもたくさんあった。
何年か前に赤坂から始まったよなよなビアワークスも、今年の夏にやっと歌舞伎町のお店に行けて、やっぱり「ビールはエール系!」と、一緒に行った友人に力説したり、友達の誕生日にはよなよなを贈ったり、完全なヤッホーブルーイングファン。
その中でも一番好きなのは「僕ビール、君ビール。」夏限定ももちろん大好き。
これからも期待を裏切らない、エールビール、楽しみにしたいと思う。
そして、いつか醸造所の見学にも行きたいっ!
この本読むと、真面目によなよなが飲みたくなる…
Posted by ブクログ
引き続きビールの勉強……と思って買ったけど、どちらかというとこの前読んだ「美酒復権」のような、サクセスストーリーのお話し。
よなよなエールですら、地ビールバブル崩壊の後はここまでの苦境に立っていたとは。あの時期に立ち上げて、今まで残ってる蔵は凄いなあと改めて。というか、ヤッホーが星野リゾートのグループってことすら今回初めて知ったけど^_^;
そしてサクセスストーリーに加えて、チームビルディングにもかなりのページが割かれていることは興味深い。それくらい、新規参入企業が生き残るには、チームビルディングが大事ということなのだろう。どこまで新規性を突き詰められるか、いかに革新的か、いかにチームの方向性を合わせるか、できるないことを目指すのではなくできることをやる、そりゃちょうど良い!……共感することばかりでした。
そして何より、この本読んだら、ヤッホーブルーイングのファンになっちゃうよね。超宴、行ってみてぇ……
Posted by ブクログ
最初から創業を目指していたのではなく、縁あって社長になってしまった著者の体験です。
経営論というより、社長の成長ストーリーです。
「リーダーだからこそ見える景色がある」ー自分がサラリーマンだったときには気付かなかったこと、自分に関わってくれる人の思いに気がついたこと、それを社員にも感じているし、多くの人に見て欲しいという熱意を感じました。
100人のうち1人がファンになってくれたら良いという尖った商品を発売しながら、ファンへの敬意を持ち応援者を増やしていかれる様子は参考になりました。
読み終わった後に「よなよなエール」を買いたくなり、各種飲み比べてしまいそうです。
Posted by ブクログ
新規参入者はいわゆる「世の中的に正解」とされていることをやってはいけない。
時にはあえて常識の逆をいく事も必要。
「個性」を知って興味を持ってもらいファンになってもらうこと。
みんなには出来ないことをやる。
傍観者・評論家??
皆が同じ方向を向くチームを作る。
「自分一人でやれる仕事をだけを黙々とやっていたい」→退職
ファンが伝道師になる。
誰かに期待してもだめだ!
まずは自分で挑戦しなきゃあダメだ!
他人や会社に頼る前に、まずは自分でやろう!自分が変わろう!
という事が大事
「誰にでもできる」
Posted by ブクログ
前から星野リゾートの関係会社ということと、パッケージのデザイン性、そしてほとんど飲めない自分でも美味しいと思っていたよなよなエールについての本だったので衝動買い。結構、自分の中ではかなり順調に成長して来た会社だったので、井出社長がこんなにも苦労して来た時代があったことに驚いた。登場人物含め、人柄が凄く伝わって来る本でさらによなよなエールが応援したくなった。それにしてもまだ市場の1パーセントも取れていないとは。ビール市場ってそんなにでかいのかと思った。
Posted by ブクログ
ずっと赤字だった軽井沢のビール会社を11期連続増収増益の会社に育て、多くの熱狂的なファンを全国で獲得した「よなよなエール」の話。
このビールを醸造するヤッホーブルーイング社長として主に取り掛かったのは組織の改変。 組織は人が得意なこのを活かすことでより大きな力を発揮するという信条のもと、 社員が「たのしい」と思う瞬間を把握したうえで、それぞれに向いた仕事を頼み、才能を自由自在に発揮するチームを作っていった。
著者曰く「人は興味がある情報にしか心を開かない、つまり心の扉を開ける鍵穴は、内側にしかない。 人の心は、鍵がかかっていて、外側からは開かない」。ゆえに著者の 「人は、得意なことを仕事にすると、最も輝く」という言葉は示唆に富む。
Posted by ブクログ
よなよなエールが世に出て今の人気に至るまでの物語。ニートのようだった社長が、楽天での経営やチームマネジメントを学んだり、試行錯誤を繰り返して、熱烈なファンを作るまでの物語。今では、都内にもよなよなビールのお店も出されており、考え方や経営者になっていくまでの考え・取り組みがとても参考になる。
Posted by ブクログ
コンビニのビールコーナーで存在感を放っている「よなよなエール」の誕生秘話を知ることができる。
工場が軽井沢ということで、あの有名な高級リゾートホテル「星のや」と関係があるとは全く知らなかった。
根無草の井手社長がヤッホーブルーイングを「命を捧げる」場所と定めてからの快進撃は読み進めていて一種の爽快感がある。
ただ冗長だと感じることが多く、ページ数はこの半分で良いと思う。(おそらく、この本の仕掛けを実行するためにページ数を引き伸ばしたと考えられる)
社会人として、感じるところもあった。
それを下記に記して書評を終わりとさせていただく。
信じるって大事だな。いろんなこと、可能性を感じたら、信じ切って、やってみよう。
ひたすら信じて、疑わず、とことんやる。かつ、自分の頭で考えてやってみよう。自分がやんなきゃ反響がわからない。
一番腰が重かったことが、一番の当たりなのかもしれない。死ぬわけでもあるまい。スキルがないなら、やりながら身につけていけばいいじゃないか。
Posted by ブクログ
・よなよなエールがお世話になります
メルマガのレスポンス率を見て、他社がやっていることを真似しても意味がないということに気付く。
それ以降、情報発信の仕方一つとっても、自分たちがワクワクするやり方を模索して行っている。
仕事をしている側が楽しそうに(ワクワク)していたら、それが商品に伝播して、色んな人が協力してくれる。必然いい結果が出やすくなる。
Posted by ブクログ
結局のところ、成功とは人との出会い(ここでは星野さんとの出会い)が大きい。が、その機をどう生かせるかは努力があってのことなんだなと。
途中の星野社長の「目先のことも大切だけど、存在意義に立返ろうよ」という言葉に、今の状況が重なってため息が出た。
そして、ミッション(ビールに味を、人生に幸せを)、ビジョン(クラフトビールの革命的リーダー)と具体的な指標(2020年にシェア1%)も示すことも大切(これは自分へのメモ)。
Posted by ブクログ
よなよなエールが出始めの頃、長野県に行った際にはこれが飲めるお店で必ず飲んでいました。
最近では私の住む町でも簡単に手に入り、またコンビニで見かけて気に入っていたビールもここの製品だと初めて知りました笑
なので読み始めたのですが、最初はこの井手さんのクセが強すぎて、あ、無理かもこの本、と思ったものの、この井手さんの変化がものすごくて、あっという間に面白く読めました。
井手さんが社長になるまで、なってからの話もすごい勢いを感じたんだけど、常に出てくるわけではない星野リゾートの星野社長のすごさ、楽天の三木谷さんのすごさを改めて感じました。楽天で働く人達やヤッホーブルーイングの人達の雰囲気もとてもいい感じに伝わりました。
井手さんのビール愛が、よなよなエール、ヤッホーブルーイングを通じて全国のファンにまで大きなムーブメントを起こす様は読んでいて爽快で、また実は本書を読みながら何度も泣きそうになりました。
人の心を動かすのは、愛と情熱なんだな、そして会社を経営することはそれと同時に俯瞰して見ること、10年20年先を見ること、時には辛い決断をすることなんだとしみじみ感じ、また胸アツでもありました。
最後に、雲の上の人だと思っていた人も、決してそうじゃない、努力次第では誰だってそうなれる可能性があるっていうメッセージは、井手さんの言葉だからこそ尚響きました。
ただこの会社、ビール好きでもなく情熱がある訳でもなく別の理由で(例えば家から近いとか)入社したパートの人だと辛めだろうなとは感じました。
チームビルディングにももちろん入れてもらえない感じだし。
井手さんが目標に掲げていた2020年の全国ドームツアー、コロナでどうなっちゃったんだろう。
気になります。
Posted by ブクログ
明治時代、殖産興業として日本で製造開始したのはすっきりしたラガービールであり、以来ずっと飲み継がれてきた。そこで日本になかった香り高いフルーティーなエールビールを日本で普及させ、結果日本を、世界を幸せにする大志を抱いた青年の物語。
自分にできたならみんなにできるという信念を軸に、チームを味方に、仲間を集める経験を語る。
よなよなエールは香り高くおいしいとは思っていたけど、裏話としてとても面白かった。
うーん、でも誰にでもできるとは思わないなぁ、自分も含めて。
最後の付録のエールビールの知識やおいしい飲み方が地味に役立ちそう。
Posted by ブクログ
読み物としては、星3つと半。
だがいろいろと思うところ、共感するところ、勉強になるところ。
と収穫の多い一冊であった。
いまでは知る人ぞ知る「エールビール」製造販売の雄!!
いわゆる地ビール(本当はクラフトビールと呼んで欲しかった)メーカー
ヤッホーブルーイングの成功と失敗の物語?