マーヴィン・カーリンズのレビュー一覧
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人間は言葉だけではなく、顔の表情や手足の仕草で、実は多くの自分の気持ちを表現しているのだ。たとえば、意識せずに喉元に手を当てている人がいたら、感じたばかりの不安、感情的な不快感、恐怖、心配をなだめている可能性がある。
本書を通読し、注意深く人間を観察してみると、いろんなことが想像できるだろう。待ち合わせ時に、手持ち無沙汰となった時には、スマホがなくても退屈しない。道ゆく人の人間観察を楽しむことで、退屈などしないはずだ。本書に書いてあることが必ず当てはるとは限らないとは思うが、人間の仕草や動作知ることができ、人間の心理を学ぶことができる。本書では、犯罪者の嘘や、犯罪者を匿う人の誤魔化しなどを動作 -
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しぐさや行動から人の心理を分析するポイントを述べた本。前提として、プロの捜査官でも嘘や詳細な感情を読み解くことが難しいことは、理解しておかなければならない。その上で、本書は体が発するメッセージに対する判断基準を明確にして、注意点を何度も強調しているので、良書だと思う。
心理を読み解くうえで、最も大事だことは感情が変化したこと自体を発見することである。これが一番難しい。これができると、快・不快を見分けることが容易になる。なぜなら、人物の背景やその時の状況を考慮すれば決定率が大幅に高まるからだ。体のパーツの中でも、個人的に足と脚、胴体、顔に注目することが良いと思う。
特に、感情の変化を表 -
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題の通り、相手のボディランゲージから心理を読み取る術を教える本。専門用語などの難解な語彙や表現はなく、平易な文章で終始一貫している。とても読みやすい。
人見知りで神経質で人との会話において一抹の恐怖心を抱くような人に強くオススメしたい。
本書は人との会話におけるサバイバル方法を授けてくれるものである。しかし知識というものは往々にして杓子定規で使われてしまう。ある人が特定の動作をしたからと言って、その人がその動作に呼応する感情を抱いているとは決して言い切れない。筆者自身も幾度も警告している。
にもかかわらず、本書で得た知識を一義的に用いて仕舞えば、最悪の場合、人間関係の破滅という事態を -
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ネタバレ相手に気づかれることなく、また相手を気持ちいい気分で情報を引き出す方法をまとめた本。しかも質問をせずに聞き出すのでとても参考になる。
ざっとまとめると以下。
1.推測を述べる
2.ストーリーを語る
3.第3者話法
4.範囲を限定する
5.無知なふりをする
6.好奇心を刺激する
7.格上げする,いい気分にさせる
8.共感を言葉で表現する
9.ネットやニュースなどで知った話を引き合いに出す
10.認知的不協和
11.お返しをしたいと思う返報性を利用する
12.疑念を示す
13.信じられないというフリをする
14.言葉のエコー
15.言いかけてやめる
16.特徴を間違えて説明する
後は実践あるのみ -
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パッと見は「これであなたも人の心が読める!」的な内容かと思いきや、深い経験と謙虚さ、そしてエビデンスに裏打ちされたわかりやすい内容だった。
基本的には不安を感じたときに無意識に出現する「なだめ行動」や、逆に自信に満ち溢れたときの体勢や動きを、観察し正しく評価せよという内容。
他人の行動から心理を読むよりも、むしろ自分の無意識の行動から「今自分は不安なのか」という気付きを得られる方が役に立つかもしれない。あとマンガの演出論にも役立ちそう。
文中で「嘘を見抜くのは極めて難しい。行動を正確に読み取るほうがはるかに簡単である」「嘘の徴候とみなせる唯一の行動はない」といったことを書いてあるのは非常 -
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督促OLからのリファレンス。
脳は不安や危機感を感じたとき本能として、それを払拭する動きに必ず反映する。そして人は嘘をつくとき、通常、不安と危機感を抑えられない。
やや、日常的表現にボディランゲージが一般的な、日本国外でより有効な書、との感想も否めなくはないが、知識として国外のジェスチュアを把握しておくのは絶対有益。だって日本の(ちょっと来て)のジェスチュア、米国やと(ピスオフ:超失礼)みたいやしな。
重要なのは、例えば貧乏揺すりなど対話中の下半身仕草の「変化」。交渉ごとに当たる場面にも有益に感じました。 人間の心理は意外と粘性が低い。 -
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読んで良かったと思えた作品。
今まで注目してこなかった体の動き(ノンバーバル)に意味が有り、それを読み解く際の考え方を本書は教えてくれる。
通勤電車内での他人の動き、会議中の参加者の動き等、普段の生活の中での行動に目を向けることが増えた。
また、自分が何気なく取っている行動が、他人にどう思われるかを考え、行動を改める切っ掛けにもなった。
子供とのコミュニケーションについても考えさせられた。
子供は考えるよりも行動に現れやすく、3つのF(詳しくは本書参考の事)、なだめ行動を頭に入れた上で接することでどう感じているかが何となく分かる様になってきた(決めつけはしない)。
人との接し方、子供との接し方 -
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ノンバーバールコミュニケーションが、なぜ相手の真相を明かすのかを詳細に教えてくれる。
作者は著名な捜査官だけに、どうしても犯罪現場での知見が中心になるし、欧米人ほどスキンシップでのコミュニケーションを取らない我々にはあてはまらない事も多い。
一方で、他人を観察することで様々な情報が得られ、経験を積むことでそれを参照できるようになる、というのはとても役に立つと思う。
筆者が言っているように、筆者レベルのプロですら虚偽の判別は50%程度ということなので、自分がそのレベルに到達するのは不可能だろうが、ノンバーバルコミュニケーションから、いくらかの参考知識を得られれば価値があると思う。 -
Posted by ブクログ
元FBI捜査官による情報の引き出し方についての方法論が語られる本書。相手にこちらの目的を悟られず、会話を通じて情報を聞き出す方法。
▪️情報を引き出すための心構え
人は自分に興味を持ってくれる人を好む
▪️信頼関係の構築
・三大好意シグナル(視覚が大事)
眉を上げる。顔を傾ける。笑う。
・アクティブリスニング
とにかく相手の話を傾聴し取りこぼさない。
・共感を言葉で示す
発言の裏にある感情を察し、共感し、敬意を示し、支援を差し伸べる。
▪️人の心理
・人はきっかけを与えられると話したくなる
・情報通であることをひけらかしたくなる
・褒められるとその価値に値しようと言動を起こす
・もら -
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