杉本達夫のレビュー一覧

  • 史記(1)覇者の条件

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    ある史家は、家臣の謀略でさえも記録し、それで殺されているが、子が受け継ぐという命懸けの試みであった。司馬遷も、父の遺志を実現するために、命を張っている。家臣に疑いが掛けられ、自分の性器を切るかもしくは死ぬかを選べと言われた際、司馬遷は性器を切る方を選んだ。なぜなら史記を完成させなければならなかったからである。

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    2025年10月24日
  • 史記(1)覇者の条件

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    恥ずかしながら「史記」ははじめて読む。
    徳間文庫版は全訳ではないので、「史記」のすべてを読みたいという方は
    ちくま文芸文庫版か明治書院の新釈漢文大系を求めたほうが良いでしょう。
    徳間文庫版は日本語訳もわかりやすく、原著とは違い年代別に監修されているので
    内容がとてもつかみやすいのではないかと思う。
    私のような初心者にはうってつけかもしれない。
    内容はというと、傲慢になって民や家臣の諫言を聞き入れなくなったり、
    強欲にかられて国を頽廃に導いていってしまう王が何と多いことか。
    徳をもって国事にあたり、思いやりを持って人に接し、判断を間違えないことが
    如何に大切かよくわかる。
    もっと早く読んでおくべ

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    2016年01月14日
  • 史記(1)覇者の条件

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    一巻からずっと読んでいくといにしえの中国にトリップ出来ます。
    項羽と劉邦のくだりは有名ですね。面白いですよ。電車の友です。

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    2009年10月04日
  • 史記(1)覇者の条件

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    全巻完読していないので、ここに載せないつもりでいたが、TV-JAPANの探検ロマン歴史遺産で、始皇帝陵と兵馬俑坑を見てしまった後なので、とうとう登場してしまった。やっぱりホリエモンのように独房にでもいないとなかなか全巻読破は難しいとおもう。中国の古典にはいろいろな発見がありおもしろい。たとえば、徳川家康の参勤交代なぞは、数千年前に中国に前例があったり、日本の各省庁のネーミングなどもそうです。

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    2009年10月04日
  • 史記(1)覇者の条件

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    覇者が、覇者になる過程とそれによる国の隆盛、その位置から転げ落ち、衰退していく様は、現代における企業のそれとまったく同型。人の営みにほとんど進化が無いことがわかる。しかし2000年以上変わらないとは...

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    2018年10月23日
  • 史記(1)覇者の条件

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    すべてを網羅しているわけではありません(特に列伝)が、訳と原文と書き下しが揃っています。
    有名な話は載せているし、地図や年表、人物時点なども充実しています。

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    2011年02月25日
  • 史記(1)覇者の条件

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    史記を読み始めた。覇者の条件ということで、王様を中心とした国運営について、話が描かれている。へえとおもったことに、中国にも大儀名文的なことがあること。に日本独特かとおもったが、やはり人間どこもおなじだな。それにしても古文をもっと勉強したおけばよかった。

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    2009年10月04日
  • 史記(1)覇者の条件

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    資生堂の福原さんが新聞の愛読書紹介で論語と併せお勧めされていた本です。
    難解ではありますが、色々な意味で生きていく上での参考となる本だと思います。何度も読み返そうと思う本です。

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    2010年03月22日