ヴォルテールのレビュー一覧

  • 寛容論

    Posted by ブクログ

    数百年も前の本なのに著者の知的レベルの高さ、思考の深さ、良心に感動した。

    ただ、寛容を説くためには冗長すぎ、また悪い例(寛容ではない虐殺の事例)が延々と書かれていて辟易してしまった。

    そしてヴォルテール自身が他の宗派や民族に対して全く寛容的でない記載も多く、複雑な心境になった。

    個人的には寛容的であった方が非寛容であるよりも絶対に幸せな人生になると思うので、「寛容」であろう思う。

    0
    2017年06月07日