香月せりかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ不吉な「凶星の姫」ということで、王宮から出されて市井で育ったリデル。急に父である国王陛下が引き取りたいと言ってきましたが、それは眠ったままになっている双子の姉姫の代わりでした。
姉姫の代わりに輿入れしたリデルの前に現れた王子ルディークは、すばらしい王子っぷりですが、黒竜を倒したときに浴びた血のせいで、竜化する発作に見舞われていて、それを解くために「祝星の姫」とされる姉姫ローディアが欲しかっただけ。
耳年増のローディアもいざとなると頼りになるし、兄のサキアスも意外といい人で、リデルとルディークの仲は、ことある事にローディアに邪魔されそうですけど、次巻も楽しみです。 -
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Posted by ブクログ
二人で踊ると、不思議な石を生み出す事ができる巫女。
主人公は数年前にそれに選ばれ、今日も命を削る。
生み出すのが主人公達の命というなら
どれだけの犠牲のもとに、暮らしているのか。
それが普通だと認識しているなら、恐ろしい国です。
とはいえ、どこにでも生贄の話は転がっているので
そんなものなのかも知れませんが。
管理している家の長の不遜さ。
見つけてしまったものに対する状況。
これの落ちには驚きましたが、ごく普通に事件は
闇に葬られました、という状況。
もしや濡れ衣、とか二転三転するのかと期待したのですが
そのままさくさくと進んで終了。
メインは恋愛ですから、そうなるでしょうが
もうちょっと -
Posted by ブクログ
『お師匠さまと雛の魔女』が面白かったんで、同じ作者でもう1冊。
けっこう一気に読めました。
この人の作品、さくっと一気に読めますね。
働かない神様、ミズロー。
グータラ、ヒモ生活で、髪も金髪で、そこらのヤンキーな感じは、ちょっと私の好みのキャラじゃないなぁ・・なんて、思ってたら、最後には働かなかった理由もちゃんと出てきて、納得。
最後は、めでたくまとまりましたけど、クローが何もないところからお金出して来たんじゃなくて、近所のゴスロリ神様のあまね様からくすねてきてたってとこに笑っちゃいました。
折角解決したのに、借金はいっぱいって・・・。
それにしても、御利益ないとリストラされたり、上下関