あらすじ
身寄りのない少女リデル。16歳になって突然引き取り手が現れた。父だという人物はなんと国王陛下! 大国エレンドラに嫁ぐ双子の姉姫の身代わりになれというのだ。断ることも許されず、にわか仕立ての姫君として海を渡ったリデルを待っていたのは、絵に描いたような王子ルディーク。彼との初めての夜を姉のローディア(の生霊?)と一緒に迎えることになったリデルが見たものとは――!?
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Posted by ブクログ
不吉な「凶星の姫」ということで、王宮から出されて市井で育ったリデル。急に父である国王陛下が引き取りたいと言ってきましたが、それは眠ったままになっている双子の姉姫の代わりでした。
姉姫の代わりに輿入れしたリデルの前に現れた王子ルディークは、すばらしい王子っぷりですが、黒竜を倒したときに浴びた血のせいで、竜化する発作に見舞われていて、それを解くために「祝星の姫」とされる姉姫ローディアが欲しかっただけ。
耳年増のローディアもいざとなると頼りになるし、兄のサキアスも意外といい人で、リデルとルディークの仲は、ことある事にローディアに邪魔されそうですけど、次巻も楽しみです。