杉江弘のレビュー一覧

  • 空のプロの仕事術 チームで守る航空の安全
    オペレーションに関しては「軍事」「医療」「航空」の現場に携わった方の知恵が一番信頼できる。これらに共通しているのは「失敗したら命が失われる」現場であるということである。

    さらに「航空」については、30年前に読んだ『大空港25時(鎌田 慧著)』以来、心を引きつけられる分野でもある。

    今回、偶然かつ...続きを読む
  • マレーシア航空機はなぜ消えた
    マレーシア航空370便墜落事故について知りたくて読書。

    著者は元JALの機長であり、航空機事故を検証してきたエキスパート。

    この370便が消息不明になる1週間前にマレーシア航空に乗ったのでよく覚えている。

    本書は、航空機の構造、これまでの航空機事故の原因、事故後どう変わったかなど分かりやすく説...続きを読む
  • 空のプロの仕事術 チームで守る航空の安全
    2014年のマレーシア機撃墜事故にも言及しており、新しい事象も網羅している。

    国際線の操縦士は昔から英語の資格が必要だと思っていたけど、2008年から必要(航空英語能力証明)になったとのこと。
    また、政府専用機をB747-400(4発機)からB777-300ER(2発機)に変更することはいかがなも...続きを読む
  • 危ういハイテク機とLCCの真実
    元JALパイロットの著者が、現代のハイテク機の危険性を指摘する。
    自動化され少人数で運行されている現代のハイテク機において、墜落の原因の多くがヒューマンエラーによるものとなっている。著者は現役時代に何度か危険な事象を体験し、様々な提言を行ってきた。コクピットの人数が3人体制から2人体制になると、チー...続きを読む
  • マレーシア航空機はなぜ消えた
    ウクライナ上空で撃墜された17便ではなく、今年の3月にマレーシア上空で行方不明となった370便の事件について、かつて現役機長として現場空域の飛行経験もある著者による分析。事件発生直後に流れた「中央アジアまで飛行してタリバンに引き渡されたのでは」、「米軍が極秘に機体を保管しているのでは」等の様々なゴシ...続きを読む
  • ジャンボと飛んだ空の半世紀 “世界一”の機長が語るもうひとつの航空史
    まず、ジャンボの飛行時間世界一が日本人ということにちょっと驚きました。何事に対しても冷静沈着に対応することの大切さ、大変さを教えられました。
  • マレーシア航空機はなぜ消えた
    そういや、あの事件はどうなったんだろう?と気になって読んでみた。
    真相自体は闇の中ではあるが、少なくとも有り得ない仮説が何なのかは理解できたとともに、ケースとして出された過去の航空事故の解説が簡にしてよくまとまっておりよかった。
  • 日本人はなぜ足元を見られるのか? 「お人好し民族」の悲哀
    日本人はお人よしというよりも、まともに対外的な交渉をせずにきてしまった(外圧などによって変わる)ために、国家単位でも個人単位でも未熟なままきてしまったと分析する一冊。

    で、どうすればお人よし民族から脱却できるかという点に関しては不明、というか明確なビジョンが見られなかった。