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LCCの隆盛や羽田空港の国際線増便といった明るい話題の一方で、事件や事故等も多い昨今の航空事情。それらはなぜ起きたのか、防ぐことはできなかったのか、被害を最小限に止めるには……? ボーイング747の飛行時間世界一の記録を持つ元機長の著者が、運航の最終責任者である機長をはじめ、管制官など運航に携わる様々な職種にスポットを当て、チームとしての連携がいかに安全運航にとって大切かを、自身の経験や過去の事故事例をもとに解説。航空従事者だけでなく一般利用者など全ての人達に向けて、航空の安全の視点から見た“プロフェッショナルな仕事のあり方”を提言する。
杉江 弘(すぎえ ひろし)
元日本航空機長。1946年、愛知県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、日本航空入社。DC-8、ボーイング747、エンブラエルE170などの機長として、国内線と国際線のほぼ全ての路線に乗務。ボーイング747の飛行時間では世界一の記録を持ち、首相フライトなど特別便の乗務経験も多い。同社運航安全推進部在籍時には、航空界の安全施策を立案推進した。近著に『ジャンボと飛んだ空の半世紀』(交通新聞社)、『危ういハイテク機とLCCの真実』(扶桑社)、『マレーシア航空機はなぜ消えた』(講談社)がある。本書では写真も担当。
Posted by ブクログ 2020年07月08日
オペレーションに関しては「軍事」「医療」「航空」の現場に携わった方の知恵が一番信頼できる。これらに共通しているのは「失敗したら命が失われる」現場であるということである。
さらに「航空」については、30年前に読んだ『大空港25時(鎌田 慧著)』以来、心を引きつけられる分野でもある。
今回、偶然かつ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月10日
2014年のマレーシア機撃墜事故にも言及しており、新しい事象も網羅している。
国際線の操縦士は昔から英語の資格が必要だと思っていたけど、2008年から必要(航空英語能力証明)になったとのこと。
また、政府専用機をB747-400(4発機)からB777-300ER(2発機)に変更することはいかがなも...続きを読む
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