ギリアン・フリンのレビュー一覧

  • ゴーン・ガール 上

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    夫が語る結婚生活と妻の日記が交互に描かれている。

    よくある夫婦のすれ違いで、夫婦の悩みってアメリカでも同じなんだなと思いながら読み進めていくと、段々とよくあるすれ違いではなさそうな雰囲気が…。

    下巻に入った途端に「え?!何これ面白い!(⁠゜⁠o⁠゜⁠;」となる。

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    2024年12月01日
  • ゴーン・ガール 上

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    夫の現在と、妻の過去の日記が順に描かれる凝った構成が楽しい。
    ニックが失踪した妻について事情聴取を受ける章のラストに「それはぼくが警察についた五つめの嘘だった。まだ序の口にすぎない。」とあったのには痺れた。
    え、今までのどれが嘘だったの!?と一気に引き込まれた。なんとテクニカルな手法。

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    2024年05月23日
  • ゴーン・ガール 下

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    ニックは34歳、ニューヨークで雑誌のライターをしていたが、電子書籍の隆盛で仕事を失い、2年前に妻エイミーとともに故郷ミズーリ州の田舎町に帰ってきた。
    しかし、両親ともに高名な童話作家で、その人気児童文学シリーズのモデルでもあったニューヨーク育ちのエイミーにとって、この田舎町での生活は決して満足するものではなかった。
    そんななか、結婚5周年の記念日にエイミーが突如謎の失踪を遂げる。家には争った形跡があり、確かなアリバイのないニックに容疑がかけられる。
    次々とニックに不利な事実が浮上するなか、彼はみずから妻探しを始めるが、その一方で何かを隠すかのように嘘を重ねるのだった。
    ニックの語る結婚生活と、

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    2022年12月05日
  • ゴーン・ガール 上

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    ニックは34歳、ニューヨークで雑誌のライターをしていたが、電子書籍の隆盛で仕事を失い、2年前に妻エイミーとともに故郷ミズーリ州の田舎町に帰ってきた。
    しかし、両親ともに高名な童話作家で、その人気児童文学シリーズのモデルでもあったニューヨーク育ちのエイミーにとって、この田舎町での生活は決して満足するものではなかった。
    そんななか、結婚5周年の記念日にエイミーが突如謎の失踪を遂げる。家には争った形跡があり、確かなアリバイのないニックに容疑がかけられる。
    次々とニックに不利な事実が浮上するなか、彼はみずから妻探しを始めるが、その一方で何かを隠すかのように嘘を重ねるのだった。
    ニックの語る結婚生活と、

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    2022年12月05日
  • ゴーン・ガール 下

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    ネタバレ

    上巻は確かにミステリーだった。
    下巻はもはやホラー。
    10年も前の小説とはね。
    なぜ今まで読まなかったのかとやや後悔。

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    2022年08月08日
  • ゴーン・ガール 上

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    映画館で、予告編が流れていたのは、覚えているが、原作がこんなに面白いとは、知らなかったので、見向きもしなかった。ありがちな夫婦のボタンの掛け違いの表現が最高。先に映画を見ていたら、こんなに楽しめなかった。今度は映画の方も見てみたい。

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    2021年08月07日
  • 冥闇

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    ネタバレ

    違う視点から真相が明らかになっていき、最後までドキドキして面白かった。
    殺人が2件同時進行したなんて。
    実際にあったら解明できるんだろうかなんて
    心配してしまった。。。

    なんでクリッシーケイツの名前を赤ちゃんの名前の候補にしたのかが謎。


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    2020年02月13日
  • ゴーン・ガール 下

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    ネタバレ

    途中ニックのクソ男っぷりにイライラしたけど面白かった。最高に愉快な美しき殺人者。素晴らしい賛辞。まさにアメージング・エイミー!

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    2017年12月27日
  • ゴーン・ガール 下

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    すんごい本だった。最高。ぞっくぞくしてた。星100個ぐらい付けたいくらい。
    上巻を三ヶ月くらい前に読んでそのときはレビューした通りニックが犯人の殺人事件なんだろうと、まんまーと単純に思ってた。下巻をついに買って、読んで本当によかったですわ
    サスペンスなのかと思ってたら、最後の方、エイミーが戻ってきてからニックが逮捕に導くのかと思ったからつまらないなと思ったけど、最後の最後の終わり方は本当にサスペンスじゃなくてもう
    男と女の関係、現代の夫婦関係、人間について
    の話なのだと分かった。
    最後の方ニックの父親が死んだときの記述「女に囲まれて死んだ」って文が、結局彼も女を毛嫌いしていたけど生死の力になっ

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    2017年07月13日
  • ゴーン・ガール 下

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    最初の頃は退屈なアメリカン夫婦だなあと思って読んでいました。でも途中途中、おや?おや?と思うところがあり、先が読めない展開にだんだん引き込まれていき、夜更かしして一気読みしてしまいました。私としては、ちょ、おま、それで良いんかい?って思うような割と意外な結末でした。そうきたか~!という後味の悪い面白さ、嫌いじゃありません。ミステリーだったりサスペンスだったりしますが、お互いにだましあったり信じてみたり、ちょっと歪んだ男女の、馬鹿げて斜め上な成長物語っていう読み方もありかもしれません。楽しませてもらいました。

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    2016年12月29日
  • ゴーン・ガール 上

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    ラブラブだったのにだんだん気持ちが離れていく、ちょっとずつずれていく過程がリアルすぎて嫌。旦那も気持ち悪い。エイミーも。嫌すぎて気持ちが折れそうになりつつ下巻へ。

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    2016年10月18日
  • ゴーン・ガール 下

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    エイミーの賢さ、したたかさに圧倒されまくる。ここでひっくり返ればスッキリするのにそれも許されず。イヤミスだ。間違いない。 でも最後に出てくるニックのひとことで、なんかいい話に思えてしまった。自分にはこの人しかいない、皮肉にもある意味ソウルメイトになってしまう2人。うーん、嫌なんだけど、でも面白かった!

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    2016年10月18日
  • 冥闇

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    ネタバレ

    出てくる人物のいやらしさ、醜さ、残酷さに胸が悪くなりつつも、物語に引き込まれて読むのをやめられなかった。読み終わって真相が分かった今では、ラストに救いは感じられたものの、「それってあり?」感がかなり残ってすっきりしない。面白いけど。現在と過去が交互に出てくるところや後を引く嫌な感じが「邪悪な少女たち」にすごく似ている。「ゴーンガール」の方がふっきれてて好きかも。

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    2016年10月03日
  • ゴーン・ガール 下

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    間抜けな男を翻弄する悪女を描いた作品と単純化すれば身も蓋も無いが、ひたすらに構成の巧さに唸る秀作だ。

    早くも倦怠期を迎えた若い夫婦、夫は独白、妻は日記という交互の視点で語っていく。発端で既に妻は失踪し、その日記は過去のエピソードから始まっている。妻殺しの疑いを掛けられた夫の状況と、行方不明の妻の「いま」がいつ交差し、どのような過程を経て謎が解明されていくのかという構成の妙が冴える。さらに、極めて生々しい感情を互いに記録しながらも、読者には二人が果たして真実を語っているのかが分からない。極限まで各々追い詰めらていく男と女。その立場は時に逆転し、自己防衛の為の策は新たな暴力へと繋がり、事態をさら

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    2016年01月10日
  • ゴーン・ガール 下

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    一気読みできたので、良い正月となった。

    たくさんの人に支持される小説がしばしばそうであるように、この小説もいろんな分野の共感スイッチがあった。
    わたしのスイッチは、まず、ニューヨークと中西部の対比。自分自身も東京から地方の田舎町に移り住んでいるので、その価値観の相違、都会人の上から目線などが書きたてられている。西川美和監督も、北関東あたりの田舎町のねっとりした息苦しさを描くのがすごくうまいといつもうなるが、フリン氏もなかなかである。ジャンクな、あるいは野暮ったい食べ物、近くのモールで買う服、建売住宅、ウワサ好きの閉塞的な土地柄など、具体例をこれでもかと出してアメリカの田舎の退屈さ、醜さを訴え

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    2016年01月05日
  • ゴーン・ガール 上

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    映画化❗️という帯に惹かれて購入。
    寝るのも惜しんで読んだのは久しぶり₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾
    夫と妻の視点からその日の出来事が描かれている。
    日記を読んでいるような感じ。

    映画はイマイチだった。

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    2015年07月16日
  • ゴーン・ガール 上

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    2015.1.25父親がアルツハイマー、その世話をしていた母親が癌になり、化学療法が必要たとの知らせを双子の妹が、マーゴか、受け、ライターをクビになって生活が行き詰まっていたこともあって、ニック・ダンはニューヨークでの暮らしを捨て、故郷ミズーリの田舎町に帰ってくる。妻、エイミーは心理学者の両親が書いた児童小説シリーズ『アメージング・エイミー』のモデルになった都会的で美しい妻だった。妻の資産を元に「ザ・バー」という酒場を開く。最近、妻との仲は冷えきっていた。そして、二人の結婚記念日にエイミーは失踪する。荒らされた家の様子にただならぬ気配を感じたニックは警察に通報し、捜査を待つのだが…。

    失踪当

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    2015年01月25日
  • ゴーン・ガール 上

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    翻訳が素晴らしく読みやすく、スピード感を保ったまま最後まで読破。噂通り面白かった。映画を観るなら上巻を読んでみたほうが良いというどこぞのアドバイスに従い、下巻は映画を観てから手を出そうと思っている。いやしかし、上巻終わりの寸止め感が…。映画観るまで我慢できるかなぁ〜。

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    2014年12月01日
  • ゴーン・ガール 上

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    先が気になってページをめくる手が止まらない、なんて久しぶりのことで、読みながら歓喜の声をあげていました。「すごいぞ! これはすごい!」

    『元雑誌記者のニックは、癌を患った母の看病のために妻のエイミーとミズーリ州に帰郷した。慣れない田舎暮らしでも順調な結婚生活を送っていたが、5回目の結婚記念日にエイミーが突然行方不明に。家族や近隣住民、警察が捜索を開始。すると愛妻家と思われていたニックに、少しずつ不審な点が現れる……』

    この本の最大の魅力は違和感だと思います。 地の文は夫の一人称で、途中妻の日記が挿入されていますが、読み進めるうちに2人の話に食い違いがあることに気づきます。ジワジワと迫る違和

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    2014年11月06日
  • ゴーン・ガール 下

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    ネタバレ

    上巻の終わりを受けての展開。
    そういう構図か!
    サスペンスというよりイヤミス、しかも終始もやもやするやつ。
    これはいずれに転んでもスッキリしないわーと思いながら読み進める。

    ところどころ出る少々際どいもの言いは単なる卑猥さを通り越して愚かさに対する棘のよう。
    わざとらしく唐突に、何でもないことのように過激な発言をすることで、余計に暗にそれに反応してしまう者をあざ笑っているみたい。

    これじゃあ全方位皮肉で埋め尽くされていて救いないなーと思っていたが結末、意外でないにもかかわらず、もしかしてそれが言いたかった?と思えるほどシンプルな教訓を示す。

    無条件の愛などない。

    色々突っ込みたくなる気

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    2025年07月26日