ギリアン・フリンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ニックは34歳、ニューヨークで雑誌のライターをしていたが、電子書籍の隆盛で仕事を失い、2年前に妻エイミーとともに故郷ミズーリ州の田舎町に帰ってきた。
しかし、両親ともに高名な童話作家で、その人気児童文学シリーズのモデルでもあったニューヨーク育ちのエイミーにとって、この田舎町での生活は決して満足するものではなかった。
そんななか、結婚5周年の記念日にエイミーが突如謎の失踪を遂げる。家には争った形跡があり、確かなアリバイのないニックに容疑がかけられる。
次々とニックに不利な事実が浮上するなか、彼はみずから妻探しを始めるが、その一方で何かを隠すかのように嘘を重ねるのだった。
ニックの語る結婚生活と、交互に挿入されるエイミーの日記。夫婦双方の言い分からなるふたつの物語が重なるとき、大胆な仕掛けと息苦しいほどの緻密さで描写される夫婦のリアルな愛憎劇、やがて浮かび上がる衝撃の真実とは。
デヴィッド・フィンチャー監督で映画化された傑作サスペンス小説。
ストーリーはほぼ映画と同じだが小説のほうが、ニックにエイミーが結婚記念日のプレゼントに導く手がかりが付き合っている時の思い出に繋がっているのにそれに気づかないニックに不満を募らせていく心情の変化やエイミーの周りに「パーフェクト・エイミー」と認められたい一心で努力する過剰な虚栄心そして周りの男性を上手く利用し侍らす小悪魔ぶりや暴力的な父親のせいで権力に盲従するようになったニックの性格や夢の結婚を台無しにした夫に対して恨みを募らせていくエイミーの心情が丁寧に描いているので、より夫婦関係の負の側面や現代社会の批評が描かれたサスペンス小説の傑作に仕上がっています。
ニックが映画好きなだけに、細かな映画ネタも、満載です。 -
Posted by ブクログ
ニックは34歳、ニューヨークで雑誌のライターをしていたが、電子書籍の隆盛で仕事を失い、2年前に妻エイミーとともに故郷ミズーリ州の田舎町に帰ってきた。
しかし、両親ともに高名な童話作家で、その人気児童文学シリーズのモデルでもあったニューヨーク育ちのエイミーにとって、この田舎町での生活は決して満足するものではなかった。
そんななか、結婚5周年の記念日にエイミーが突如謎の失踪を遂げる。家には争った形跡があり、確かなアリバイのないニックに容疑がかけられる。
次々とニックに不利な事実が浮上するなか、彼はみずから妻探しを始めるが、その一方で何かを隠すかのように嘘を重ねるのだった。
ニックの語る結婚生活と、交互に挿入されるエイミーの日記。夫婦双方の言い分からなるふたつの物語が重なるとき、大胆な仕掛けと息苦しいほどの緻密さで描写される夫婦のリアルな愛憎劇、やがて浮かび上がる衝撃の真実とは。
デヴィッド・フィンチャー監督で映画化された傑作サスペンス小説。
ストーリーはほぼ映画と同じだが小説のほうが、ニックにエイミーが結婚記念日のプレゼントに導く手がかりが付き合っている時の思い出に繋がっているのにそれに気づかないニックに不満を募らせていく心情の変化やエイミーの周りに「パーフェクト・エイミー」と認められたい一心で努力する過剰な虚栄心そして周りの男性を上手く利用し侍らす小悪魔ぶりや暴力的な父親のせいで権力に盲従するようになったニックの性格や夢の結婚を台無しにした夫に対して恨みを募らせていくエイミーの心情が丁寧に描いているので、より夫婦関係の負の側面や現代社会の批評が描かれたサスペンス小説の傑作に仕上がっています。
ニックが映画好きなだけに、細かな映画ネタも、満載です。 -
Posted by ブクログ
すんごい本だった。最高。ぞっくぞくしてた。星100個ぐらい付けたいくらい。
上巻を三ヶ月くらい前に読んでそのときはレビューした通りニックが犯人の殺人事件なんだろうと、まんまーと単純に思ってた。下巻をついに買って、読んで本当によかったですわ
サスペンスなのかと思ってたら、最後の方、エイミーが戻ってきてからニックが逮捕に導くのかと思ったからつまらないなと思ったけど、最後の最後の終わり方は本当にサスペンスじゃなくてもう
男と女の関係、現代の夫婦関係、人間について
の話なのだと分かった。
最後の方ニックの父親が死んだときの記述「女に囲まれて死んだ」って文が、結局彼も女を毛嫌いしていたけど生死の力になっていたのは女だったという皮肉と自然の摂理、男と女の動物的な役割というものを考えた
この本はサスペンスではなくて、夫婦関係を保つための一般のケンカとかを極限に揶揄した、夫婦関係ハウツー本みたいなものなんだと思った。読む人によって色々なことが感じ取れるすばらしい本だと思った。まだまだまとめられないけども、最高です -
Posted by ブクログ
2015.1.25父親がアルツハイマー、その世話をしていた母親が癌になり、化学療法が必要たとの知らせを双子の妹が、マーゴか、受け、ライターをクビになって生活が行き詰まっていたこともあって、ニック・ダンはニューヨークでの暮らしを捨て、故郷ミズーリの田舎町に帰ってくる。妻、エイミーは心理学者の両親が書いた児童小説シリーズ『アメージング・エイミー』のモデルになった都会的で美しい妻だった。妻の資産を元に「ザ・バー」という酒場を開く。最近、妻との仲は冷えきっていた。そして、二人の結婚記念日にエイミーは失踪する。荒らされた家の様子にただならぬ気配を感じたニックは警察に通報し、捜査を待つのだが…。
失踪当日からのニックの視点と結婚前からずっと書かれてきたエイミーの日記が交互に出てくる。
最初、ニックの口から語られるエイミーは都会から田舎に連れてこられたことをとことん恨みに思う、底意地の悪い古女房なのだが、エイミーの日記からは冷めていく夫の姿にただただ戸惑う妻が描かれる。だんだん、暴かれるニックの裏の顔にいったい話はどうなっていくのか、上巻ではニックが追い詰められていくのだが、まだ、下巻一冊分残っているので話がそんなに単純なわけもなくこれからの展開が期待される。そして、上巻の終わり方!一刻も早く下巻が読みたい。
出てきた弁護士、妻殺しの嫌疑のかかった夫の弁護を引き受ける、亭主の切り札として名を馳せる辣腕弁護士タナー・ボルト。この人すごい! -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻の終わりを受けての展開。
そういう構図か!
サスペンスというよりイヤミス、しかも終始もやもやするやつ。
これはいずれに転んでもスッキリしないわーと思いながら読み進める。
ところどころ出る少々際どいもの言いは単なる卑猥さを通り越して愚かさに対する棘のよう。
わざとらしく唐突に、何でもないことのように過激な発言をすることで、余計に暗にそれに反応してしまう者をあざ笑っているみたい。
これじゃあ全方位皮肉で埋め尽くされていて救いないなーと思っていたが結末、意外でないにもかかわらず、もしかしてそれが言いたかった?と思えるほどシンプルな教訓を示す。
無条件の愛などない。
色々突っ込みたくなる気持ちや、いやこの経過を経てのこの結末はあり得ないという気持ちも大きいのだが、その真理一点においてのみ、この顛末を上回るなるほど感はあった。
次に読み始めた本に、家族の中でひとり特性の異なるエイミーが出て来ているという不思議な読書連鎖あるあるも興味深し。