ギリアン・フリンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『幼い頃何者かに家族を惨殺されたリビー。24年後、自堕落に生きる彼女のもとにある推理クラブが事件の再捜査を依頼する。彼女は謝礼金目当てに、真相の究明に乗り出すが……』
『ゴーン・ガール』が最高に面白かったので、作者つながりで読み始めました。
『ゴーン〜』でも魅力だった、あのドンヨリとしたイヤな雰囲気はこちらも負けず劣らず。どのページを読んでも、イヤなやつや汚れた場所、みじめなストーリーが詳細に描かれておりますが、なぜかクセになるんですよね、この雰囲気が。きっと文体が客観的で淡々としていて、ブラック・コメディっぽく感じるからだと思います。
過去の真実と現在の捜査が交互に綴られたストーリー -
Posted by ブクログ
ネタバレ下巻に入り、エミリーの素顔が自身の語りでも夫語り側に出てくるエミリーによる過去の被害者証言からも明らかになってくる。
これは、、、
自己愛が強い境界性パーソナリティ障害なのではないか。夫の気質もだいぶやばいと思っていたが、進んでみるとエミリーの思考や怨念のこわさったらない。
ところが、最終的におもしろいのは、
ハッピーエンドともいえずバッドエンドともいえないようなぶっ飛んだ2人の夫婦喧嘩みたいに仕舞われてしまった!?ような驚き。
愛があるかは全く違うけど、Mr.&Mrs.スミスという映画を思い出した。
学びや新しい気づきがある書ではないもののエンターテイメント的な驚きのちょいドロっと小