鈴木健二さんが2024年95歳で亡くなる4年前に書き上げた本。学生時代に『気くばりのすすめ』を読んで感銘を受けたが、今回は令和時代の気くばりについて書かれている。歩きスマホや、ヤバいという言葉遣いについて警鐘を鳴らしている。
気くばりは技術ではありません。空気が見えないように『気』は言葉では説明できません。愛、優しさ、思いやり、親切、時には勇気など、人間が持っている美点が、瞬間や短時間のうちに、何らかの動作に出てくるのが気くばりです。
肝心なのは、『人にしてあげたことは、すぐに忘れなさい』という態度です。