【感想・ネタバレ】最終版 気くばりのすすめのレビュー

あらすじ

いまこそ日本人が忘れた「気くばり」を!

400万部突破の『気くばりのすすめ』(正・続)から40年。91歳になった著者が語る、最新にして最終版『気くばりのすすめ』。東京大空襲の体験、「博覧強記の国民的アナウンサー」といわれたNHKのアナウンサー時代、定年退職後に行った、地域伝承芸能の復活や、障害児を含む県民たちによるコンサートの上演などの社会事業。さまざまな経験を経て辿り着いたのは、この令和の時代だからこその「気くばり」の大切さであった。

母のこと、父のこと、友人のこと、番組・組織のこと、ボランティアのこと、食事のこと、日本語のこと、マスコミのこと、戦争のこと――「これが遺稿になるだろう」と言う著者が、日本人が忘れてしまった「気くばり」のたしなみを書き下ろす!

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Posted by ブクログ

鈴木健二さんが2024年95歳で亡くなる4年前に書き上げた本。学生時代に『気くばりのすすめ』を読んで感銘を受けたが、今回は令和時代の気くばりについて書かれている。歩きスマホや、ヤバいという言葉遣いについて警鐘を鳴らしている。
 気くばりは技術ではありません。空気が見えないように『気』は言葉では説明できません。愛、優しさ、思いやり、親切、時には勇気など、人間が持っている美点が、瞬間や短時間のうちに、何らかの動作に出てくるのが気くばりです。
肝心なのは、『人にしてあげたことは、すぐに忘れなさい』という態度です。

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2025年01月19日

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