蒲生俊敬のレビュー一覧

  • インド洋 日本の気候を支配する謎の大海

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    日本人にとって大西洋もあまり馴染み深くはないが、それ以上にインド洋は馴染みが薄いような気がする。しかし、インド洋のダイポール現象が日本の気象に影響を及ぼすことが知られてきていたり、インド洋の東側のインドネシアの地震や津波が日本のそれと対比されたりして、必ずしも無縁なものではないように思える。そんなところに本書が登場した。
    本書は、海底の熱水鉱床などを専門とする著者が、インド洋という切り口で、自身の専門分野だけでなく、気象や生物についてもインド洋特有な事象を紹介している。

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    2022年01月24日
  • 日本海 その深層で起こっていること

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    同じ著者のブルーバックス「太平洋」が良かったので、こちらも読みました。4章までは自然科学で深層の海水の話や日本海の成り立ちは、なるほどと思って読めました。ですが5章から先の文化面は、それは日本海ではなく日本の日本海岸の話では?日本海の話なら同じような特徴が朝鮮半島やロシア沿海州にあっても良いと思うのですが、そこへの指摘がないのが不満でした。

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    2021年03月14日
  • 日本海 その深層で起こっていること

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    ★3.5。
    何が一番新鮮だったかと言われれば、日本地図の示し方。
    富山県、凄いじゃないですか、この発想。日本列島がどういう形なのか、むしろこの方が分かりやすいくらいかも。
    いやいや、こちらも面白い本でした。

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    2019年02月11日
  • 太平洋 その深層で起こっていること

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    太平洋の海底火山、マリアナ海溝等に関する知識。天皇の名前の付いた海底火山群があるが、それはアメリカ人の学者によって名づけられたがその経緯は未だ謎である。マリアナ海溝の最深部1万メートルを超える箇所は、3人しか到達していない。また八千メートル強が魚の限界的な生存域だが、最深部の状況はよくわからない部分も多い。また海溝生物にもプラスチックは蓄積している。

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    2018年12月09日
  • 太平洋 その深層で起こっていること

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    海と言う存在を、柔らかい水、それをたたえる入れ物としての地球という視点で、歴史から現在の最新の研究までカバーする。コンパクトにまとまっていて文章も読みやすい。個人的には天皇の名前がつけられた海底火山のパートがとても面白く感じた。

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    2018年11月23日