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Posted by ブクログ 2019年01月09日
読んでいてワクワクするような稀有な科学読み物。ほとんど一気読みでした。
宇宙飛行士が550人を数える時代に1万メートル超の海溝底に到達したのは3人だけ。太平洋の平均深度は4188メートルもあり、最も深いマリアナ海溝にあるチャレンジャー海淵は1万920メートルもあります。
著者の蒲生俊敬さんは研究船...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月11日
太平洋について、その海洋を「柔らかい太平洋」とし、その海洋底以下のプレートを「堅い太平洋」として、太平洋地域全体をそれぞれの研究発展史も含めて網羅的に記載するというアイディアが中々面白い。著者の専門は、どちらかといえば海洋の方らしいが、プレートテクトニクスの面からも十分に記載しており、特に、現在ハワ...続きを読む
日本海、太平洋と続く著者得意のテーマである。
世界の深海を冷水がめぐる大循環。気球温暖化によるその大循環が止まることによる影響。
等の記述がとても印象に残った。
Posted by ブクログ 2019年01月07日
本年一冊目はブルーバックス。
一部は太平洋全体の話、二部は海底の凸(海底の山)の話、三部は海底の凹(海溝)の話でした。
地学、科学史、深海生物等、これだけ広範囲の話題を網羅できるのはすごいと思います。なぜ天皇海山群の名前がついたかを書物をだどって調べるなど、科学にとどまらない。
(逆に範囲が広く...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月13日
久々と言いますか、知らない世界に連れて行ってもらった感覚あり、読んでよかった。宇宙は未踏の領域ですが、それ以上に自分たちがいる地球にも同じくらいの未知の世界が広がってんですよね、頭では分かっているけれども。
蛇足ながらプラごみ問題の話も腹に落ちます、何だか地球から説教されている感じです。
前作(?)...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月13日
海洋の専門家による、太平洋の話。太平洋を構成する水と海底地形から始まり、海底火山、海溝、その西側にある列島(島弧火山)について述べ、最後に今までの調査経験を踏まえ、深海へのチャレンジについて書いている。ブルーバックスらしく、子供でも分かるように、簡潔に詳しく太平洋について知ることができ、役立った。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月19日
何一つ知識のないジャンルは、ブルーバックスや岩波ジュニア新書で知ることが多い。
なんといっても分かりやすいので重宝している。
海ものは好きだけど、詳しいことは全然知らない世界。
今回もこの本で楽しく入門の扉を叩いてきた。
深海の研究は難しく、特に世界でも指折りの最深の場所、日本海溝周辺の研究はよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月09日
太平洋の海底火山、マリアナ海溝等に関する知識。天皇の名前の付いた海底火山群があるが、それはアメリカ人の学者によって名づけられたがその経緯は未だ謎である。マリアナ海溝の最深部1万メートルを超える箇所は、3人しか到達していない。また八千メートル強が魚の限界的な生存域だが、最深部の状況はよくわからない部分...続きを読む
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