七条剛のレビュー一覧

レーゼンシア帝国繁栄紀 ～通りすがりの賢帝～

七条剛 / ゆきさん

割合オーソドックスな内政ファンタジー。
主人公が、今流行りの「現代日本からやってきました。現代の進んだ知識で何とかしましょう」系ではないので、ちょっとほっとしました。(^^;
内政ものでは、割とめずらしい陰謀的なところが薄く、起きる問題も深刻には見えないので軽く楽しい話でもというときによろしいでしょう。（褒めてます。）
ちょっと、キーアイテムとキーワードが多出する感があるのが食傷するというかなんというか、難点といえば難点でしょう。
ヒロインの活躍の軽重差があるので、次回作にも期待というところ。

うちの居候が世界を掌握している！１６

七条剛 / 希望つばめ

完結。最後まで家族愛がメインの話で安心して読めました。世界の危機を受験の片手間でどうにかしようとする真哉さんは最終巻でもマイペースで何よりです。母親も壮大なツンデレだったと分かったし(笑) それでも世界より家族のために立ち向かう姿を見て真哉の求めていたもの・場所がちゃんと見つけられたんだなと感じました。ラブ要素もちょいちょいあったけど、世界＜家族なこの作品では相応の落ち着け方かと。エピローグでそれぞれのちょっとした未来の話が読めたのもよかった。完走お疲れ様でした。

うちの居候が世界を掌握している！１５

七条剛 / 希望つばめ

ラスボスとの対決の前にルファとのお見合い話。…あれ、ルファさん今回は割と不憫じゃない？(笑)ヒロインというよりはキーパーソンみたいな扱いだった気もしますが、いつもより十分にヒロインでした。対決そのものはどうにか勝利したみたいだけどクライマックスに向けてもう一難あるようで。個人的には母親が頑なに真哉を拒み続けた理由も語られるんだろうか。現状の理由だけだと、地球の危機とか言ってるのにいい歳して意固地になってるだけに見えてしまうので。そのあたりのフォローも期待しつつ。

うちの居候が世界を掌握している！１４

七条剛 / 希望つばめ

前巻の引きがなかなか強烈だっただけに、いきなり解放されててびっくりした(笑)そんな母親との闘争（？）が本格的に開幕。とはいえラスボスさんは基本黒幕ポジなので前面には出てきませんが。笠取家・飯山家それぞれの過去は研究のみならずいろいろと繋がりがあるようで。とりあえず娘から無視されまくりな飯山父は罪状があるので仕方ない(← けど、あれよあれよという間に遂にオリオンのトップまで上り詰めて（上らされて）しまったルファ・ザ・不憫さんの明日はどっちだ。

うちの居候が世界を掌握している！１３

七条剛 / 希望つばめ

ロボ姉妹回。2人と思ったら実は…まぁ途中で予想はつきましたけど。真哉の超兵器がどうしても目立つけど、そういえば優希も天才系チートでしたね。物語的にはいよいよラスボスが登場みたいでしかも最後の一件でほとんど詰み状態とどうなるかな。まあ双方なんでもありみたいなアルティメット状態なんで何が起こっても驚かないけど(笑)恋愛面は真哉が恋愛より家族愛を求めてる感じだから決着つかなくても納得する。

うちの居候が世界を掌握している！１２

七条剛 / 希望つばめ

中編1を含む短編集。大筋としては前巻末までに至る話かな。サンタさんのお話は家族ものの温かさをあらためて感じられた。伏線は分かりやすかったけど最後にそうまとめてくるとは思わなかったので、ちょっとしたサプライズになっていい感じでした。おそらく今巻のメインだろうアンドロイド姉妹のお話は少し切ない終わり方に。真哉なら何とかするかと思ってたのでこれも意外な結末でした。締め方がやや不穏な感じになってたけどあまり重くなり過ぎないといいな。

うちの居候が世界を掌握している！１１

七条剛 / 希望つばめ

今回は林間学校で忍者登場。…本当のことを書いてるのになんだろう、この胡散臭さあふれる文章は(笑)どれだけピンチな状況になっても冷静沈着な真哉は安定感がありますね。伊達に企業のトップじゃないってことか。そりゃヒロインズからも信頼を寄せられますわ。今回のメインヒロインは久々に？桃香だったかな。何だかんだでこっちも安定してると思う。黒幕は徐々に情報出てきた感じだけどまだまだ謎めいてますね。と思ったら今度もまた内輪もめ？まぁ今回に比べれば可愛らしいものなのかな。真哉的には難題なんだろうけど(笑)

うちの居候が世界を掌握している！１０

七条剛 / 希望つばめ

ルファ・ザ・不憫さんががっつりメインの回。私的にはラストで不憫ヒロインからチョロインに格上げされた感がなきにしもあらず。まぁまた舞台が日本に移るから前ポジションもそのままな気もするけど。真哉は今回はいつものチート機器は使わず、持ち前の知識や技能を使っていろいろこなしてたから、本人自体の万能ぶりも見られたかなと。締めでは新しい“家族”も登場。日本にどうこう、ってセリフもあったからこっちも三姉妹＋αとの絡みが見てみたい。

ヴァリアブル・アクセル

七条剛 / 四季童子

[かーぼー]

微妙

暇潰しにはなる。
主人公が誰だか分からないのだが、その理由として主人公であろう和久自身の戦闘力が、作者が意図しているであろう強さを描き切れていないのではないかと思う。
はっきり言って、和久は単体では登場人物中最弱である。
なのに横柄でえばった態度なのは、この手の読み物にありがちな設定。
実力もないのに訳知り顔で上から目線。
言い換えれば、虎の威を借る狐なのに、最強の幼馴染に対する対応があり得ない。

バカなんじゃないかと思うぐらい、主人公が抜けてるキャラにしたてた作者の才能の限界がよく分かる作品だと思う。

うちの居候が世界を掌握している！９

七条剛 / 希望つばめ

今度は歌姫な義妹登場ですわー。確かに性格的にやや莉子とダブってるところはあるかな？若干真哉みたいな世間知らずなところもあったけど(笑)裏側でやってることはやってたし。逆にある意味まっさらな桃香に家族のことを語らせるシーンが結構ある気がするので、やっぱり真哉へ一番影響を与えてるのは彼女なのかなと。次は最近めっきり裏方に回ってるルファ嬢のターンらしい。音信不通の愛や向こう側への技術提供などキナ臭いところも見え隠れしてるけど三姉妹の出番もしっかりあるといいな。

うちの居候が世界を掌握している！８

七条剛 / 希望つばめ

ナンバリングタイトルながら短編集みたいな1冊でした。日常系、というにはいろいろ間違ってる気がしないでもないけど(笑)、これが彼らの日常ですかね。メイランさんのはっちゃけっぷりが素敵です。周りがこんなだとそりゃルファも不憫になるよねー(棒)姉妹以外のサブヒロインズそれぞれにもスポット当たっててよかったかな。最後（最初から？）は新キャラ登場でいろいろ伏線もあるみたいなので次はどう展開するか楽しみにしてます。

うちの居候が世界を掌握している！７

七条剛 / 希望つばめ

前巻のあとがきにあったようにいつもよりアットホームな感じで満足でした。ベタながら“再会”のシーンはクるものがあった。家族の絆的なお話はいいね。何気に優希メインな話は初な気もする。ラブはさすがに難しいだろうからこういうアプローチはアリだと思います。大切な家族メインな話なせいか、スマホ使うのにもいつも以上に遠慮がなかったですね(笑)ヒロイン争いは莉子が盛り返してきたかなと思ってた途中だったけど、桃香がやっぱり強いかなぁという印象。

うちの居候が世界を掌握している！６

七条剛 / 希望つばめ

海外からの襲撃者に伴う莉子ちゃんのターン。姉を出し抜くチャンスと思いきや真哉さんの天然たらし行為連打で一気に守勢に。ヒロイン的にはこの流れでOKなはずなので、いいぞもっとやれ(笑)逆に桃香はやや水をあけられた感もあるけど、今までの経緯もあるしこれでイーブンくらいかな？優希とエルナの姉妹のようなやりとりにほっこりしました。あ、ルファさんは桜花会長と言う肩書が増えても安定の不憫さでした。次はアットホームな展開らしいので楽しみ。

うちの居候が世界を掌握している！５

七条剛 / 希望つばめ

遂にお目見えとなった不憫秘書さん。素顔がさらされると可哀想な娘属性から完璧超人にクラスチェンジするとは。社長とのもはや夫婦めいたツーカーな感じは経た年月のなせる業ですね。文字通りメインの話だっただけに飯山姉妹は完全に割を食った話でした。姉妹にとっては予想通りラスボスクラスだったなぁ。まぁルファ嬢は在るべきところに戻って不憫ルートにも戻った感があるから今回は仕方ないのかなー。メイランはしれっと準レギュラーっぽくなってるけど、ルファ嬢は次回からまた顔なし挿絵に戻る感が…あ、既に今回からか(笑)

うちの居候が世界を掌握している！４

七条剛 / 希望つばめ

前の巻末で不穏な空気を醸し出し、表紙まで飾った新キャラさんと一悶着…だったけど予想通り意に介さなかったなぁ。真哉が多少なりとも感情的になれた原因を作れたのが唯一の見せ場だった感。個人的には終始好きになれなかったキャラなだけに次からはまた三姉妹とのほんわかした絡みが楽しみたいところ。と思ってたら次巻でついにルファ嬢クルー？！スーパー不憫タイムが始まっちゃうのか？(笑)飯山姉妹としてはラブコメ的によっぽどこっちの方が手ごわい相手だと思うので楽しみ。

うちの居候が世界を掌握している！３．５

七条剛 / 希望つばめ

短編集。いつも以上の日常まったりムードのお話です。三姉妹が可愛くていいわぁ。今回は特に優希が出番多めだったかな。あとようやく電話越しじゃない登場をしたルファ・“不憫”・マルティーニ嬢。こっちもいい感じにキャラ立ってますなぁ。日本に来たりしないのかしら。まぁどこでも彼女はあのまま驀進するんだろうが(笑)冒頭とラストの新キャラさんは真哉相手では一番相性が悪い敵役だと思うんだけどな。この手の人間に精神的な絡め手は通用しないと考えてしまうんだが果たして。

うちの居候が世界を掌握している！３

七条剛 / 希望つばめ

水着回でございます。桃香より莉子の方がスタイルいいんだっけか。挿絵だとお姉ちゃんの方がいい感じな気がしたけど。まぁどっちもいい感じだからよしとしよう（ぇ そしてルファ嬢の不憫さがいよいよ極まってきた。水着挿絵も披露してたのにねぇ。まぁこのままその方向で突き進んでくれる方が面白い気がしないでもない(ﾏﾃ メイランいいキャラだったしまた出てこないかなぁ。でも島以外で出番があるときな臭さ満開な展開以外考えられないのが難しいところ。あ、本編は少しだけ家族愛以外のラブ風味もうっすら動きが？

うちの居候が世界を掌握している！２

七条剛 / 希望つばめ

ヒロインは桃香さんだと思ってたけど、今回はアホの子っぷりが際立ってたなあ(笑)学校での出来事中心だった割に一巻より世界を掌握してる感はありました。ラブはラブでも家族愛とか友情とかの方面が強そうです。そういうのも好きだから一向に構わないけどね。

うちの居候が世界を掌握している！

七条剛 / 希望つばめ

いい家族モノでした。メインキャラ（飯山家）はみんな温かくていいね。真哉はなかなかシビアな環境に身を置かれてた割にスレてないな(笑)前情報だけだともう少し居丈高な感じかと思ってたからいい意味で裏切ってくれた。で、有能不憫系な秘書さんの出番はまだですか？(笑)それにも期待しつつ次も読んでみます。

うちの居候が世界を掌握している！３

七条剛 / 希望つばめ

　今回は、南国ビーチで水着回でした。秘書の子は、一体いつになったら顔を見せるのだろうか・・

　前回とは、流れは変わらないかな。今回は、護衛についていた女の子との過去を交えつつ、いつもどおり家族愛について主人公が喋ってた感じ。

　どうしても、大きな事件なんかが（事件は起きているのだけれど）解決の方法が同じなので少し飽きてくるかな・・

　3姉妹とのラブコメ見るか、ほんわかした学校生活を送るか、殺伐とした社畜人生に不満を持った何かと戦うか、大体こんな流れが確立されつつあるようだ・・