本田真美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者によると頭が良い人と言うのは、一人一人生まれながら持っている資質や能力を最大限に活用できる人のことだという。
人それぞれに認知特性がある。
人はおのずと自分の認知特性を生かした職業を選んでいるものだが、さらに評価されるためには、自分の得意な能力を発揮し、不得意な能力を補えるようにしなくてはいけない。
著者が提唱している認知特性というものが、どの程度普及しているものなのかがよくわからない。
ただ、こういったラベリングというか、パターン分けは読んでいて楽しい。
自分はどのタイプなんだろうかと、探してみたが、ぴったりと当てはまるものはなかった。それについては著者も述べており、必ずどれかに当て -
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本田式認知テストに興味を持って読んだ。ちょっと英才教育の本だから思ったのと違うけど、子供をむやみに怒らずにすむようになりそうだな。子どもの理解になるいいホンダ。
早期教育、つまり英才教育はポイントを守らないといけない。それが認知特性を理解することである。
①子供が学習するのに十分発達しているか見極めること(認知特性は体の成熟で開花のタイミングが違う。視覚特性を獲得してないのに文字を読ませようと思っても不可能である。それを強要したら子供の負担にしかならない。)
②やりすぎ・偏りすぎに気を付ける(学習内容には視覚特性・聴覚特性・言語特性など種類がある。一部に偏っても知能は伸びない。得意は向上 -
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「認知特性」という言葉を知るだけで、理解できない相手を理解しやすくなった。
「すべての能力のベースは感覚にある」と表現されていたように、五感のどの感覚が得意なのかが、学ぶ上で重要なのだ。
視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚
これら5つある感覚の中で得意不得意は人によって違うが、
「視覚」と「聴覚」が学校生活や社会生活において重要視されている。
だから、この本にもある認知特性の検査はこの視覚と聴覚が基本となっており、それに「言語」という軸が加わって6種類のタイプに分けられている。
ぼく自身は、言語抽象聴覚言語に偏っていたが、本を読んだり、人と議論したりすることが好き(得意)なのもこのためだとわか -
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人が周りの情報を脳で処理する方法にはいくつかあり、人によって得意な方法が違う。本書はそれを「認知特性」とし、6つに分類されたうちのどの分野が得意かをテストで知ることでその処理方法の特徴、向いている職業などを述べている。
何かを覚えること一つとっても、写真のように映像で記憶するタイプ、文字に書いたものを記憶するタイプ、耳から聞いたものを音声で記憶するタイプなどあり興味深い。
35の質問からなるテストで自分の特性を知ることができ、それぞれのタイプの詳細な説明からさらに深く認知特性の特徴についてを理解できる。テストの結果でこのタイプと出ても、その特徴の全てが当てはまるわけではないのでそこが少しぼんや -
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「認知特性」の視点から、自分の特徴を理解できる本。
認知特性とは簡単に言うと、「自分はどんな方法で、物事を理解・記憶・表現するのが得意か。」
著者は6つのタイプに分類している
【視覚優位者】
1、写真(カメラアイ)タイプ
2、三次元映像タイプ
【言語優位者】
3、言語映像タイプ
4、言語抽象タイプ
【聴覚優位者】
5、聴覚言語タイプ
6、聴覚&音タイプ
このテストではあなたのタイプはこれ!と診断されるわけでなく、各タイプがスコア化され、そこから自分の得意・不得意がわかる。また色んなタイプを知ることで、自分と異なる特性を持つ人への理解も深まると思う。
最初にテストを行い、例を用いながら各 -
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本書は、小児科専門医である著者が、認知特性の観点から子どもの才能を伸ばすためにはどうすればよいかを示してくれるものである。人それぞれ、子どもにもそれぞれの認知特性の違いがあり、特性に合った育て方やおすすめの遊びが紹介されている。我が子はバランスがいいようで、特徴的なところは見受けられないため、身体を使うこと、頭を使うこと、手先を使うことなど、様々トライしていきたいと思う。
本書では、夫はカメラタイプの視覚優位者で、子どもは3Dタイプの視覚優位者であることの例示がよくでてくるが、それは本書のテストでいうどれくらいの点数であるのかがわからず、やや理解に至らない点があった。
【メモ】
●子ども -
Posted by ブクログ
本書は、小児科医である先生が執筆されたものである。人にはそれぞれ「認知特性」(外界からの情報を頭の中で理解したり、整理したり、記憶したり、表現したりする方法)があるという。この認知特性を知り、得意な認知特性や能力を増やすことで、本書でいう「頭のいい人」になれるという。
本章に入る前に、認知特性テストを実施することができる。14点以下は弱い認知特性で、15~25点は一般的で、26点以上は強い認知特性であるという。視覚優位者(写真タイプ)の人は、目で見た情報の処理(記憶や認識)が瞬時にできることが特徴とのこと。
①視覚優位者(写真(カメラアイ)タイプ)…36点
②視覚優位者(三次元映像タイプ)