本田真美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者によると頭が良い人と言うのは、一人一人生まれながら持っている資質や能力を最大限に活用できる人のことだという。
人それぞれに認知特性がある。
人はおのずと自分の認知特性を生かした職業を選んでいるものだが、さらに評価されるためには、自分の得意な能力を発揮し、不得意な能力を補えるようにしなくてはいけない。
著者が提唱している認知特性というものが、どの程度普及しているものなのかがよくわからない。
ただ、こういったラベリングというか、パターン分けは読んでいて楽しい。
自分はどのタイプなんだろうかと、探してみたが、ぴったりと当てはまるものはなかった。それについては著者も述べており、必ずどれかに当てはまると言うものでもないようだ。それぞれの特性の伸ばし方も書いてもらうとよかった。
能力の伸ばし方について多少触れてはいるのだが、具体性に欠ける。その点で、モヤモヤ感が残る。どうすれば、より自分の能力が伸ばせるのか。そこを知りたかった。
こう書いていて思ったが、日本人は、血液型のように、ラベリングが好きだ。また、マニュアル的にどうすれば成功するか知りたがる。この本にもそういったものを期待してしまった。その安易さを反省したいと思う。 -
Posted by ブクログ
本田式認知テストに興味を持って読んだ。ちょっと英才教育の本だから思ったのと違うけど、子供をむやみに怒らずにすむようになりそうだな。子どもの理解になるいいホンダ。
早期教育、つまり英才教育はポイントを守らないといけない。それが認知特性を理解することである。
①子供が学習するのに十分発達しているか見極めること(認知特性は体の成熟で開花のタイミングが違う。視覚特性を獲得してないのに文字を読ませようと思っても不可能である。それを強要したら子供の負担にしかならない。)
②やりすぎ・偏りすぎに気を付ける(学習内容には視覚特性・聴覚特性・言語特性など種類がある。一部に偏っても知能は伸びない。得意は向上・苦手は克服。バランスよく伸ばしていこう)
③向き不向きを理解する(誰もが得意不得意がある。それは認知特性からくるものが多い。視覚優位の子に聴覚特性の課題をやらせて上手くできないからと叱っても意味はない。その子の特性をきちんと診断して、正しい学習の処方をしなくてはならない)
④コミュニケーション能力と柔軟性が最も大事(どんなに子供の知的能力を伸ばしても、人間関係形成能力がなければそれは生かせない。社会に出てもKYな人間なままでは幸せに生きられない。子どもの幸せを願うなら、コミュニケーション能力をまず伸ばす。そのためにしっかり愛情を注いでアタッチメントを増やし、様々な体験をさせてあげましょう)
p64にあった、お受験は聴覚優位を試すテストが多く、聴覚優位の子が合格しやすい。という豆知識はおもしろい。
でも、子供は成長とともに聴覚優位から視覚優位になっていくというようなフォローもあって良かった。子どもは成熟とともに認知特性も変わっていくという知識、大事だよな。これがわかってないと、できないことが多い自分の子どもをダメな子だと勘違いしかねないしね。 -
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「認知特性」という言葉を知るだけで、理解できない相手を理解しやすくなった。
「すべての能力のベースは感覚にある」と表現されていたように、五感のどの感覚が得意なのかが、学ぶ上で重要なのだ。
視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚
これら5つある感覚の中で得意不得意は人によって違うが、
「視覚」と「聴覚」が学校生活や社会生活において重要視されている。
だから、この本にもある認知特性の検査はこの視覚と聴覚が基本となっており、それに「言語」という軸が加わって6種類のタイプに分けられている。
ぼく自身は、言語抽象聴覚言語に偏っていたが、本を読んだり、人と議論したりすることが好き(得意)なのもこのためだとわかった。
教育現場において、それぞれの特性を認識して、相手に合わせた伝え方ができれば効率が良くなるし、「なんでこんなに説明してもわからないんだ!」という怒りが湧くことも減りそうだ。
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人が周りの情報を脳で処理する方法にはいくつかあり、人によって得意な方法が違う。本書はそれを「認知特性」とし、6つに分類されたうちのどの分野が得意かをテストで知ることでその処理方法の特徴、向いている職業などを述べている。
何かを覚えること一つとっても、写真のように映像で記憶するタイプ、文字に書いたものを記憶するタイプ、耳から聞いたものを音声で記憶するタイプなどあり興味深い。
35の質問からなるテストで自分の特性を知ることができ、それぞれのタイプの詳細な説明からさらに深く認知特性の特徴についてを理解できる。テストの結果でこのタイプと出ても、その特徴の全てが当てはまるわけではないのでそこが少しぼんやりしているが、経験値や環境でも変わってくるということなのでよほど何かが突出していない限りは当てはまるものもあればそうでないものもある、ということで占い的な見方をしておけば良いのかもしれない。 -
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「認知特性」の視点から、自分の特徴を理解できる本。
認知特性とは簡単に言うと、「自分はどんな方法で、物事を理解・記憶・表現するのが得意か。」
著者は6つのタイプに分類している
【視覚優位者】
1、写真(カメラアイ)タイプ
2、三次元映像タイプ
【言語優位者】
3、言語映像タイプ
4、言語抽象タイプ
【聴覚優位者】
5、聴覚言語タイプ
6、聴覚&音タイプ
このテストではあなたのタイプはこれ!と診断されるわけでなく、各タイプがスコア化され、そこから自分の得意・不得意がわかる。また色んなタイプを知ることで、自分と異なる特性を持つ人への理解も深まると思う。
最初にテストを行い、例を用いながら各タイプの説明に入るので、分かり易い内容だった。
タイトルがややミスリードなのは気になるが、それはここで言う「頭がいい人」の意味が、一般的な意味とは異なるからだ。著者は本の中で、「頭がいい人」=「生まれながらに備わっている資質や能力を最大限に活用できる人」と説明している。
つまり著書の本質は、「この本を通して自分や周りの人の特性を知り、それぞれの個性を理解し尊重しながら、自分の良さを最大限に発揮して欲しい。みんな違ってみんな良いんだよ。」という小児発達を専門とする著者なりのメッセージだと思った。 -
Posted by ブクログ
本書は、小児科専門医である著者が、認知特性の観点から子どもの才能を伸ばすためにはどうすればよいかを示してくれるものである。人それぞれ、子どもにもそれぞれの認知特性の違いがあり、特性に合った育て方やおすすめの遊びが紹介されている。我が子はバランスがいいようで、特徴的なところは見受けられないため、身体を使うこと、頭を使うこと、手先を使うことなど、様々トライしていきたいと思う。
本書では、夫はカメラタイプの視覚優位者で、子どもは3Dタイプの視覚優位者であることの例示がよくでてくるが、それは本書のテストでいうどれくらいの点数であるのかがわからず、やや理解に至らない点があった。
【メモ】
●子どもの得意な部分を伸ばして自信をつけさせることが大切
→認知特性を知る(視覚か、聴覚か、言語か、どれが優位か?)。
●子どもの認知特性テスト(本田3歳式認知特性テスト)
→視覚4、聴覚4、言語5
●本田40式認知特性テスト(視覚①カメラ、視覚②3D、言語③ファンタジー、言語④辞書、聴覚⑤ラジオ、聴覚⑥サウンド※15~14点が一般的)
→①40、②36、③16、④23、⑤16、⑦6(自分)
→①21、②21、③24、④26、⑤21、⑦11(妻)
【目次】
第1章 お子さんの「得意なこと」、ほんとうに理解していますか
第2章 お子さんの特性を伸ばす「認知特性」を知ろう
第3章 才能開花のヒントがわかる!認知特性タイプガイド
第4章 お子さんの可能性を最大限広げる能力の伸ばし方 -
Posted by ブクログ
本書は、小児科医である先生が執筆されたものである。人にはそれぞれ「認知特性」(外界からの情報を頭の中で理解したり、整理したり、記憶したり、表現したりする方法)があるという。この認知特性を知り、得意な認知特性や能力を増やすことで、本書でいう「頭のいい人」になれるという。
本章に入る前に、認知特性テストを実施することができる。14点以下は弱い認知特性で、15~25点は一般的で、26点以上は強い認知特性であるという。視覚優位者(写真タイプ)の人は、目で見た情報の処理(記憶や認識)が瞬時にできることが特徴とのこと。
①視覚優位者(写真(カメラアイ)タイプ)…36点
②視覚優位者(三次元映像タイプ)…22点
③言語優位者(言語映像タイプ)…25点
④言語優位者(言語抽象タイプ)…25点
⑤聴覚優位者(聴覚言語タイプ)…14点
⑥聴覚優位者(聴覚&音タイプ)…3点
著者が認識する「頭のいい人」は、6つの認知特性のうち、2つ以上の高い特性を持っているらしい。認知特性というのはこれまで知らなかったことであり、認知特性と人がもつ能力との関係など、興味深く読めた。自分の特性をよく理解して活用できるようにすること、相手の特性を認識して自分から相手に適応していくこと、これらの意識を大切にしていきたい。
以下、視覚優位者について気になった点
・写真タイプは、写真家や画家、デザイナーに多い。
・雑然とした部屋や机の上だと無意識にその刺激を遮断しようとする。脳内にムダな労力が発生。まずは身の回りを整理してから作業に取りかかるとよい。
・視覚は一瞬にして多くの空間情報を大雑把に把握できるため、同時処理が向いている。※同時処理:はじめに全体を把握してからそれを構成する部分に着目して情報処理、継時処理:構成している部分同士のつながりを理解してから最終的に全体の情報処理
・物事を覚える際、見たままの映像を記憶する。
・感覚的な右脳優位者で、言葉数が少ない。頭の中に描いたイメージが言語をはるかに超えてしまうので、物事を言葉で説明するのが苦手。
・空間認知力は、得意な能力。
・プレゼンが苦手なデザイナー→作品を通じて表現するのは得意であるが、「どうしてこの作品をつくったのか」を言葉で論理的に表現することは難しい。
・聴覚的ワーキングメモリーが小さい人は、それを補う工夫が必要。
・聞き流し症候群といわれる子どもがいる。あまりにも親や先生から口うるさく言われすぎたために、自己防衛本能が過剰に働き、聴覚的な情報をシャットアウトして、ワーキングメモリーを使わないよう、能が学習してしまったのかもしれない。
【目次】
第1章 人にはどうして得手不得手があるのか
第2章 なぜ、同じモノを見ても同じに理解しないのか
第3章 人には本来どのような能力が備わっているのか
第4章 どうしたら社会で自分を活かせるのか
第5章 得意な能力は、どのようにしたら伸びるのか