【感想・ネタバレ】頭のいい子は、3歳からの「遊び」で決まる!のレビュー

あらすじ

小学校に入ったら、才能も学力もぐんぐん伸ばせる子になってほしい! そのために、今からできることは何でしょう?本書では、小児発達の専門医が「親子で遊びながら、知能を鍛える方法」をアドバイス。言葉や社会性が発達し、好き嫌いもはっきりしてくる「3歳」からはじめれば、うれしい変化が起こります。著者が提案するのは「認知特性(物事を理解する際の特性)」に合った教育。人の顔をすぐ覚える【視覚優位】/おしゃべり上手【言語優位】/1度聴いた歌をすぐ歌える【聴覚優位】など特性を6タイプに分類、脳の働き方や未発達になりがちな能力について、平易に解説します。さらに、「言語操作性アップしりとり」「音マネで聴覚トレーニング」など家でできる簡単ゲームから、「数と重さに強くなるはかり」「パズルで空間認知」など市販のオススメおもちゃまで、脳の機能をバランスよく育てる効果のある“遊び”を、イラストつきでわかりやすく紹介!

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Posted by ブクログ

本田式認知テストに興味を持って読んだ。ちょっと英才教育の本だから思ったのと違うけど、子供をむやみに怒らずにすむようになりそうだな。子どもの理解になるいいホンダ。


 早期教育、つまり英才教育はポイントを守らないといけない。それが認知特性を理解することである。
①子供が学習するのに十分発達しているか見極めること(認知特性は体の成熟で開花のタイミングが違う。視覚特性を獲得してないのに文字を読ませようと思っても不可能である。それを強要したら子供の負担にしかならない。)
②やりすぎ・偏りすぎに気を付ける(学習内容には視覚特性・聴覚特性・言語特性など種類がある。一部に偏っても知能は伸びない。得意は向上・苦手は克服。バランスよく伸ばしていこう)
③向き不向きを理解する(誰もが得意不得意がある。それは認知特性からくるものが多い。視覚優位の子に聴覚特性の課題をやらせて上手くできないからと叱っても意味はない。その子の特性をきちんと診断して、正しい学習の処方をしなくてはならない)
④コミュニケーション能力と柔軟性が最も大事(どんなに子供の知的能力を伸ばしても、人間関係形成能力がなければそれは生かせない。社会に出てもKYな人間なままでは幸せに生きられない。子どもの幸せを願うなら、コミュニケーション能力をまず伸ばす。そのためにしっかり愛情を注いでアタッチメントを増やし、様々な体験をさせてあげましょう)


p64にあった、お受験は聴覚優位を試すテストが多く、聴覚優位の子が合格しやすい。という豆知識はおもしろい。

でも、子供は成長とともに聴覚優位から視覚優位になっていくというようなフォローもあって良かった。子どもは成熟とともに認知特性も変わっていくという知識、大事だよな。これがわかってないと、できないことが多い自分の子どもをダメな子だと勘違いしかねないしね。

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2020年07月17日

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