吉岡秀人のレビュー一覧
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他人のために働くこと
自身が生きる喜びを感じること
そのことについて
著者の人生経験から
とても力強く説得力のある
メッセージが込められていた
“自分を心の底から信用できる人は
他人を信用することができる。
自分のいのちの大切さを心から感得できる人は
まわりの人々のいのちを大切にしたくなる。
社会を幸せにした人は、
社会から必要とされ、
自身も幸せになる。”
一ページ目を開くと目に入る
この言葉は
生きることそのものの
本質を教えてくれているように感じた。
“個”として自立的に生きるために必要なこと
自分自身を生きようともがき
自分はいったい何者なのかと問うことへ
真っ直ぐに言葉を投 -
Posted by ブクログ
惜しみなく命を燃やして、他者の命を救う吉岡先生はもはや神の域。先日、番組でも紹介されていたので視聴したが、私物はベッドの脇に置いてあった水の入ったペットボトルのみだったのがとても印象的だった。しかも、激務を癒す睡眠をとるためのそのベッドも病院で患者が寝ているのと同じもの。ブッダのように、悟りを開いたような彼の生き方に感銘を受けた。
崖っぷちでなければ見えない景色はとても美しい、それを見るか見ないか。吉岡先生には金も物もボランティアをする理由もいらないのかもしれない。凡人には理解できないほど熱い心を持てるのは、今までに吉岡先生と関わったミャンマーの人々の命が繋がり繋がって、目には見えない莫大な -
Posted by ブクログ
ネタバレ【概要】
国際医療の有名医師の44のエール。
情熱大陸に何度も取り上げられ、自分の信念で結果を出している著者の「救う力」について、あなたへのエールという形で小項目で記載されている。
熱い想いを持ちたい、何か行動をしたい、考えを広く持ちたいと思える本。
【評価】
85点(自分を見つめなおせる。)
【共有したい内容】
・「一日一生」途中で失敗し、後悔をしながらも、その歩みが目指す方向に向かっていることが、既に「成功の歩み」
・「自分の人生に深く関与するなら、選択と決断に躊躇しない」
・「達成するプロセスにあなたの命が宿る」
【悪いところ】
読むタイミングを間違えると、ただ熱いことを言っているだけ -
Posted by ブクログ
技術や設備が充分ではない外国で人の命を救い続けている吉岡さんの生き方が綴られた1冊。
私が最も感銘を受けたのは、
「自分を大切に出来ない人間は
人を大切には出来ない」
という言葉である。
自分を大切にするというのは、自分を甘やかすことではなく、
自分の直感や信念を大事にし続けるということ。
そして、勇気を持って行動すること。
他人を幸せにするだけでなく、
自分を幸せにするためにやるんだということ。
それが1つの人生の有り様であるということ。
これは本当に大切な教えであると感じた。
私はまだ人生における志やベクトルがはっきりしているわけでは -
Posted by ブクログ
ミャンマーの無医村で20年近くも医療活動を行ってきた吉岡医師の最新著作。なんというか、言葉で言い表せない迫力と説得力、心にしみるメッセージ、力強さが満ちている。「命を救うのではなく、心を救うのだ」との気付きは、極限までとりくんだ者しか達し得ない心境だと思う。「あなたの未来は輝いている。私が保証する。」と言われて、一番信頼できるのは自分。
多くの方に読んでほしいが、機会があればぜひ講演を聞いてほしい。youtubeでもたくさんあがっているはず。
タイトルの「救う力」とは、他人を救うための力ではなく、実は自分を救う力なのだと得心。救われた自分が、また多くのことを成し遂げられるし、救った他者からの -
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yamoryでお世話になった関口さんが関わった本。
「「お金があってもなくても出来る活動」というベースを作り、必要なときに必要な物をすこしずつ増やしていく」というのはなるほど。大組織からの大口の資金援助は「麻薬」というのも納得。
「人生は三世代の成果」というのを読んで、しばしじいちゃんばあちゃんに思いを馳せた
運転手が「私はこれからも先生と色々な国へ行って、人を治す手伝いがしたい」といってくれたというところに一番感動した
「近い将来、経済的に破綻することは自覚して」活動を始めたというのが、さすがにそんなんでいいんだろうか、医師免許あるからなんとかなるか知らんが、と思いながら読み進めると、 -
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Posted by ブクログ
読むことができて、とても良かったです。このような働きをされている日本人の医者がいることに感銘を受けました。また先生の働きに裏付けられている哲学に共感しました。先生のような仕事はできませんが、私ができる働きの中で出会う人たちに、少しでも同じような気持ちで接することができればいいな、と思いました。
「僕らが最初にやらないといけないことは、人を大切にする前に自分の人生を大切にし、自分に価値がある、自分は本当に尊い人間なんだと自ら悟ること、自覚することなんです。・・・自分のことを大切だと思える人間だけが、人を大切にできる、人を幸せにできる。」(p175〜176) -
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Posted by ブクログ
人生は一度きりだ。
とくに二〇代の一〇年はあっというま。
だから、自分が納得行くように生きたほうがいい。
自分のやりたい仕事に就き、
好きな仲間とともに過ごして、
一番大切な人と一緒になる。
誰かに必要とされ、自分の価値を実感できる毎日。
それを手に入れることだ。
そのために欠かせないものが〈最初の一歩〉。
でも、多くの人は、
この〈一歩〉がなかなか踏み出せない。
まわりの目が恐い……。
失敗したらどうしよう……。
親・先生・友だちに反対された……。
将来が不安定だから……。
自信も才能もない……。
お金がない……。
チャンスがあったら始めるつもり……。
そんなノイズが頭の中を支配する。
そし -