七飯宏隆のレビュー一覧
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前巻の最後で、鬼堂真冬(きどう・まふゆ)によって結夏を奪われてしまった秋人でしたが、アメジスティアたちの励ましもあり、ふたたび彼女をとり返すために他の仲間たちとともに立ち上がります。一方の真冬も、四阿家の親族たちの思惑が入り乱れるなかで、跡継ぎとして認められるために秋人たちの襲撃にそなえます。
秋人の鈍感さのために結夏との心のすれ違いが起こり、その結果敗北を喫してしまった前巻の結果を受けて、今回は秋人のリベンジとなるはずですが、心理面における解決のとりまとめが弱いような印象があります。また、戦闘シーンもそれぞれの語り手の口調で描写されるため、とくに香澄のシーンにまどろっこしさを感じてしまいました。
とはいえ、ストーリー的には前巻からの引っ張ってきた問題がきれいに締めくくられており、読後感は十分に満足のできるものでした。 -
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アメジスティアからの情報により、次のカードが発見されます。さっそく秋人たちは、「鬼堂真冬」というその人物の身辺調査を開始し、臨海学校のときに出会った祭永遠のほか、佐伯冴(さえき・さえ)という名の女性と行動をともにしていることを突きとめます。しかし、真冬のほうも秋人たちにマークされていることに気づき、先手を打ってきます。真冬の正体は、秋人も知っている意外な人物でした。
といっても、本巻の前半で読者にほとんどタネ明かしがされているので、意外というほどのこともありません。ただ、この巻に入ってようやくストーリーが動き出したように感じられます。個人的には、女の子たちとイチャイチャしているだけの日常系ハーレムものでもよかったのですが、アメジスティアもその一員である「宮殿」(コート)や秋人たちの所属する四阿家の思惑がさまざまに絡みあっていることが示唆されており、今後はもうすこし複雑な展開をたどることになりそうです。 -
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今回は定番の水着回ということで、臨海学校にやってきた秋人は、熾烈な争いを繰り広げる結夏、香澄、籐子たちの争いに巻き込まれてしまいます。そんななかで彼は、いつもクールな態度を崩さない美咲への気遣いもわすれません。
前半では、勝手に臨海学校についてきたという猪熊の妹の猪熊操(いのくま・みさお)に加えて、籐子が偶然遭遇したという人気タレントの祭永遠(まつり・とわ)、そして秋人たちの周辺を嗅ぎまわっているらしい謎の「冬コートの女」などの人物の存在が語られ、多少読者の関心を引っ張る工夫がされていますが、基本的にはドタバタコメディとなっており、後半になってようやく本筋のストーリーが進行することになります。
今回は獲得カード一枚で、ギャグ・テイストの強い内容になっています。個人的には、このくらいなにも考えずにたのしんで読めるほうが好みです。 -
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第1巻では「隠者」のカードの結夏と、「節制」のカードの八久住香澄とキスを交わすことに成功した秋人は、彼女たちとの共同生活を送ることになります。
そんな彼が次に向かうのは、お嬢様学園として有名な「聖ケイ」こと聖ケーリー・イェール女学院です。同級生の猪熊勲(いのくま・いさお)に手伝ってもらい、女装して学院内に潜入することになった秋人たちは、「女教皇」のカードに憑依されたお嬢様の鷺宮籐子(さぎみや・とうこ)と、「運命の輪」のカードに憑依された天才メガネ少女の三崎美咲(さんざき・みさき)に遭遇します。
やや駆け足だった前巻にくらべると、もうすこし落ち着いた展開になっており、ライトノベルらしい遊び心が随所に見られるようになってきた印象です。 -
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有名な占い師だった四阿四季(あずまや・しき)を祖母にもつ四阿秋人(あずまや・あきと)は、優れた素質をもちながらもその能力を使いこなせず「落ちこぼれ」と呼ばれていました。そんな彼のもとをアメジスティアという金髪碧眼の美少女が訪れ、四季が封印をかけた「クロウ・クルアッハの聖隷のタロット」を解いてほしいという依頼が持ち込まれます。ところが、封印を解かれた22枚のカードは世界に散らばってしまい、その一枚である「隠者」のカードが、秋人の幼なじみの少女・古城結夏(ふるき・ゆいか)に憑依してしまいます。
カードとともに飛び出した四季の式神の巫女娘ジブリールのアドヴァイスにしたがい、秋人は結夏の封印を解くため、カードが入り込んだ彼女の首筋にキスをします。こうして秋人たちは、のこりのカードに憑依された女の子たちをさがし求めることになります。
ライトノベルでは王道の設定ですが、主人公のカラーがなさすぎることがちょっと不満に感じてしまいました。 -
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読書録「タロットの御主人様。8」3
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
p246より引用
“"気"を使って占うこと自体は至極理にかな
っている。ただ、それが人には見えないものだ
から、理論化された手順で術を行使したり、
占具の補助を受けたりして、手探りで扱わな
きゃいけない。”
目次から抜粋引用
“ワールドアヴァロン
正しいテーマパークの歩き方
波紋
“魔術師”は笑う”
その強い占いの力をもって、国を影から支
えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
主人公とした、ライトノベル。
前巻、占い喫茶で、文化祭の一般投票にお
いて優勝した主人公達のクラス。副賞の特別
修学旅行に出かけた先は、島丸ごと一つの
テーマパークだった…。
上記の引用は、他の人には見ることの出来
ない、主人公の特異な目で見ることの出来る
気についての記述。
本当に大切な物は目に見えないとは、星の
王子様のセリフだったでしょうか。
その他の人に見えないものが見えるので、そ
れを操って占いをしようと、主人公はするので
すが…。出来るからといって、安易な方法を選
んでばかりいるとあまり良くないのかもしれま
せんね。
なんといいますか、異性にモテるのも大変
そうですね。経験が無いのでわからないのが、
幸いであり寂しくもあります。
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読書録「タロットの御主人様。7」3
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
p24より引用
“具体的には各クラスの出しものに対し、OBや
地元企業に協力してもらうことで、高校レベル
を超えるハイクォリティな文化祭を実現しよう
ってことらしい。”
目次から抜粋引用
“文化祭前日
文化祭前夜
文化祭・1
文化祭・2
文化祭・3”
その強い占いの力をもって、国を影から支
えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
主人公とした、ライトノベル。
高校生活におけるイベントは、日々の苦しい
勉強の息抜きには重要なもの。主人公たちの
学校にも、文化祭の季節がやってきた。
あまりあてにはならないが、占いの力を持つ
主人公のいるクラスは、それを売り物にするこ
ととなったのだが…。
上記の引用は、主人公たちが通う高校の
文化祭についての一文。街興しの一環として
このようになったようです。一般来場者からの
アンケート投票で、全クラスの出し物の中から
一位を決め、優勝クラスには特典が与えられる
とのことです。
バックアップする企業などにとっても、実行する
生徒たちにとっても、お互いにメリットのある
催し物になっているようですね。
アニメや漫画の舞台となった地域が、聖地と
して賑わうというのも、よく似た感じでしょうか。
ロミオとジュリエットの舞台のモデルとなった、
ベローナの街でしたっけ、あそこも同じような
ものなのかなと思いました。
そう考えると、ずっと昔から同じような街興し
というのは続けられているのですねぇ。
温故知新ということでしょうか。
シャワールーム、ぱんちら、胸の谷、さらしに
下着と、今回のイラストもサービス満点です。
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読書録「タロットの御主人様。6」3
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
p13より引用
“「じゃ、このゲーム、あたしの代わりにレベル
上げといて。イベントは進めちゃだめだよ」”
目次から抜粋引用
“中世の街へ
暴走、八久住二等兵
舞踏会
友達
霧を超えて”
その強い占いの力をもって、国を影から支
えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
主人公とした、ライトノベル。
前巻、分家と対決して引き分けに終わる事
が出来た、主人公たち。次のタロット探しに進
むべきところだが、秋人には他にやらなけれ
ばならないことがあった…。
上記の引用は、プロローグでの主人公・秋人
の祖母の一言。回想シーンなのですが、レベル
上げを人に頼むというのはいかがなものでしょ
うか。RPGのレベルを上げるだけの仕事が、ど
こかで紹介されていたようにも思いますが、
キャラクターを育てる過程にどれくらいの手間
をかけたかによって、エンディングで受ける
感慨は大きく左右されると思うのですが…。
社会人になると、ゲームのレベル上げなどの
単純作業にかけることが出来る時間が、どう
しても減ってしまうので、こういう仕事やレベル
やアイテムのデータが商品になるのかも知れ
ません。
今巻は主人公たちが海外へ行きます。しか
し、全然海外の風景がイラストで描かれてい
ないので、多分取材には行っていないのだろ
うなと思います。
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読書録「タロットの御主人様。5」3
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
p22より引用
“歴史の教科書の中にでも入り込んじゃった
かのような、平安時代の寝殿造。渡殿で結ば
れたいくつかの巨大建造物と、湖みたいに
大きな池と、そこに点在する島々をめぐる朱塗
りの太鼓橋が、目の前にあった。琴の音でも
聞こえてきそうな典雅さに声も出ない。”
目次から抜粋引用
“菖蒲四阿家にて
陰と陽
激突”
その強い占いの力をもって、国を影から支
えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
主人公とした、ライトノベル。
前巻からの続き、主人公の家の分家である
菖蒲四阿家、そちら側の鬼堂真冬たちとの対決
に破れた主人公たち。幼なじみの結夏を連れ
去られてしまい…。
上記の引用は、菖蒲四阿家についての一文。
こんな建物があれば、観光名所になってもおか
しくないのではないかと思ったのですが、すぐ
後でそうならない理由が書かれていました。
裏表紙の見返しの扉といえばいいのでしょ
うか、著者の一言が書かれています。そこに
「東京ドイツ村」という千葉の名所が紹介され
ています、そういえば「東京ディ○○ーランド」
も千葉県にあるのではなかったでしょうか。
なんだかねぇ…。
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読書録「タロットの御主人様。4」
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
p26より引用
“小学校卒業と同時に飛び級して高校生に
なったんで、年齢的には中学生だけど学年は
高一、でも見た目はまだまだ小学生っていう、
一風変わった経歴の持ち主だ。”
目次から抜粋引用
“ある夏の日の、
ミニスカ探偵団、街へ
霹靂”
その強い占いの力をもって、国を影から支
えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
主人公とした、ライトノベル。
ちょっとした行き違いで、元華族のお嬢様
から婚約者と勘違いされている主人公・四阿
秋人。とある失敗のお詫びに、買い物の荷物
持ちを申し出ていたのだが…。
上記の引用は、主人公と運命をともにして
いる登場人物の一人、三崎美咲について紹介
する一文。最近は日本でも飛び級を採用する
学校があるようですが、うまく機能しているので
しょうか。体の成長が追いつく前に、頭脳の能
力だけで先に進んでいくと、どこかに弊害がで
てきそうな気がしないでもないのですが。
高い能力を使って、本人が幸せに過ごせるの
ならばそれでいいですが、いいように使われて
しまうのは気の毒な気がします。
かわいい女の子しか出てこないので、安心
してイラストを楽しめます。整形手術を子供の
うちから施すのが当たり前の世の中になれば、
こんな世界が出来上がるのかな、と思いました。
でも、比べる相手が大体同じ顔をしていたら、
現実では違和感を感じるのではないかと思い
ます。
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読書録「タロットの御主人様。2」3
著者 七飯宏隆
イラスト YUKIRIN
出版 電撃文庫
P92より引用
“「四阿家の当主になるということは、全国に散らばる三十三の
分家の頂点にたつということ。”
目次から抜粋引用
“アレから一週間
要塞学院へ
ドキドキ遊園地デート
決意”
正確な占いの力を持って、国に強い影響力を与えてきた家系の
後継者でありながら、落ちこぼれている男子高校生を主人公とし
た、ラブコメライトノベル。
ずっと封印されていた、強い力を持つタロットを開放してし
まった主人公・四阿秋人、それから一週間タロットに憑かれた人
達を助けなければいけないのだが…。
上記の引用は、主人公の事に触れる分家で幼なじみの父親の一
言。呑気そうな雰囲気の主人公なのですが、大変な重圧の下に生
きているようです。重圧は気にはしているようですが、普段は気
楽そうにしているところを見ていると、かなり大物なのかもしれ
ません。
幼なじみ、おとなしい同級生ときて、また新しいキャラが増え
てきました。タロットの枚数だけ出てくるのだとすると、最後に
は覚えられなくなるかも知れませんね。
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読書録「タロットの御主人様。」3
著者 七飯宏隆
出版 電撃文庫
P21より引用
“たとえ駄目だったとしても、努力は無駄にはならないしね
え」”
目次から抜粋引用
“四阿秋人くんの日常
『楽園』の始まり
クロウ・クルアッハの聖隷のタロット
浸水
封印、そして解放”
正確な占いの力を持って、国に強い影響力を与えてきた家系の
後継者でありながら、落ちこぼれな高校生を主人公とした、ライ
トノベル。
幼い頃から人とは違うものが見えていた主人公・四阿秋人、し
かしその力は彼の家系に連なる者としては、極めて中途半端なも
のだった…。
上記の引用は、主人公の祖母の一言。
自分を満足させるということにかけては、どのような努力も無駄
になることはないでしょう。自分の外に努力の結果を求めるのな
らば、余程の運に恵まれるか、人が真似できないほどの努力が出
来る才能を持っていないと、結果が出ることは少ないかもしれま
せん。まあ、出来る時に、出来る事を、出来るだけやるだけです。
私のようなおっさんが読むから悪いのでしょうが、振り仮名の
多さがとても気になります。成人向けに振り仮名の少ない版が出
てくれると、読みやすくてありがたいのになと思います。
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Posted by ブクログ
シリーズとしては二冊目の短編集。
前回が夏休み編だったので今回は冬休み編。
ネタとしてはクリスマスと初夢と温泉と初詣。
そんでもって、クリスマスと温泉はハーレムで、初夢はそのまま夢オチで、初詣はティアちゃん万歳!(笑)だった。
いやしかし、本筋のタロット集めは相変わらず進まないなあ。
と思っていたら、後書きを見て驚愕。
「あと少しで完結」だと?!
タロット集めはどうなったのさ?(笑)
この後、一発逆転の超展開が待っているのか?
実はもうなんだか読むのがだるくなってきていたので(爆)
次巻からの展開に期待しよう。
さっさと伏線回収してくれ! -
Posted by ブクログ
タロットの回収が遅々として進まないままもう8巻。
どこまでいくんですか、あなた!?(笑)
今巻はテーマパークでキャホウ! のはずが、大半が香澄ちゃんの告白を受けた秋人の返事を巡る「どうなった騒動」に終始した感じ。
いや、もう、タロット集めする気、ないんじゃないのか?(爆)
だって、"魔術師"のカードはほんの付け足しみたいに、まあ、あっさりと(笑)
でも、それが秋人を試していたのだとしたら、この結論は、今後ごそっとカード達が秋人に恭順する展開になるんだろうか?
そうでもしないといつまでも終わらなそうだよなあ。
だって、最初の設定以上に次から次へと新しい伏線が増えてるんですけど(笑)
いい加減回収して欲しい。
ということで、未だ先が見えないくせに、タロット集めはもうめんどくさくなってるようなので(爆)
いや、頑張って欲しいもんである。