野内良三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本当に今までに誰にも教わった事の無い作文術。
論理的記述を教える本はあったが、あくまでもそれは、西洋的なものの翻訳だけで終わっていたのではなかろうか?この本では日本語の性質を考えた上での展開方法を述べている。ある意味、日本語を外国語のように客観視した本。なるほどと何度も思わされた。巻末の定型表現はまさに、外国の文例集のような気がしたが、言葉を学ぶということは母語でも外国語でも共通項がある。
【学び】
◆複雑な内容の記述方法
[1] 予告
[2] 箇条書き
[3] まとめ
◆文節は長いもん順
◆極端な話、日本語は動詞だけで分が成立する。後はタダの補語。
◆ハとガの違い
ハはいくつかの -
Posted by ブクログ
文の構成、段落の構成、演繹法と帰納法、オノマトペ、慣用句・・・
日本語の文章を書くのに基本的に押さえておいたほうがいいことが書かれています。
その中で、達意(意味が相手に伝わる)の文というのに激しく同意です。
この本の中では、芸術的な文を書くのではなく、
達意の文を書く事が大切だと書かれています。
大抵の人は意味が通じなきゃいけない文を書く必要があると思うので、
そんな人は一度目を通しておいたほうがいいはず。
さらに、文章の構造として、「起承転結」じゃなくて、「結起承展」なんだと。
つまり、結論を先に持ってきて、ひたすら論理を展開していくということ。
なるほど、そうやって説得力のある文章を -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
若者や学生の日本語作文力は、ひどい!
日本語の構造的な特質を知り、平明でわかりやすい日本語、論理的で説得力のある文章を作る工夫をしよう。
それが、うまい!
日本語文章術への近道だ。
そのために必要な、だれでも習得できる12の基礎技術を提案する。
[ 目次 ]
1 初級編-文を書く(作文の基礎はなにか・技術)(書くということ ヨーロッパ語の論理、日本語の論理 わかりやすい文を書くために)
2 中級編-文と文をつなぐ(どういう順序で書くべきか・配置)(段落を大切にしよう(心得六条) 主張には必ず論拠を示そう(心得七条))
3 上級編-文章をみがく(どのように書くべきか・修辞)(視点