緑川愛彩のレビュー一覧
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購入済み
同文庫内イチオシ!
海賊と海に愛された娘の冒険&ロマンティックストーリー
その名のとおり、ドキドキとワクワクが詰まっています
きっと一巻を読んだら二巻、そして最後の六巻までボニーとファド、そして仲間たちの軌跡を辿って行きたくなると思います
私はビーズログ文庫が好きで、電子化されたものはなるべく読んでいるのですが、この本は同好の方に一番にお勧めしたいです
最初から最後まで一本筋を通したストーリー
主人公はじめ、強く生き生きとしたキャラクター
よく整理されて読みやすい文体
これらが魅力的であることはもちろんのことですが、
私がこの本の中で特にオススメしたいのは、そのギャグセンス。
時に芝居がかかった言い回しの時も -
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Posted by ブクログ
第12回えんため大賞「優秀賞」作品。
両親を殺された主人公が、その犯人と疑われている海賊と一緒に真犯人探しの旅に出る、というお話。
前半部分に、船(帆船)に関する専門用語が怒濤の如く溢れ出してる部分があります。船に関する知識がそこそこあれば問題ないですが、普通の人だったら難しいかもしれません。ただ、メインはアクションになっているため気にならない人なら大丈夫だと思います。
途中、難解な文章がいくつかありましたが、全体的には読みやすかったと思います。
物語は意外性があまりなく、安心して読めます。それゆえに、ちょっと物足りない感もあるかもしれませんが。
この一作でしっかり完結している感があるので、 -
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ読んで結構好きそうな設定だったんで買ってみましたが、結構おもしろかったと思います。
確かに平安時代っぽい設定の中で、身長が190cmもあって、赤髪金眼っていうのは鬼って思われるんだろうなって思いましたが、この話の鬼ってほんとに身体能力も違うんですね。
未雲はよくありがちな鈍感天然娘で、伐叉羅がこんなに未雲への気持ちがダダ漏れなのに、ほとんど気付かず。これだけ分かり易いのに、伐叉羅がちょっと不憫です。
飛天の正体は、割と早い段階で分かりましたけど、これって続くのかな?伐叉羅の子分達は最後に一瞬だけ出てきただけなんで、鬼達の頭領の顔をしてる伐叉羅がみたいです。えらそうにしてる頭領の頭 -
Posted by ブクログ
“「お嬢様、そろそろ素直になったらいかがです?本当はもうずっとジル様と、仲直りするきっかけがほしかったんじゃないですか?」
胸の奥底に隠していた願望をのぞかれたようで、ぎくりとした。
けれどエメは何も驚くことはないと、普段通りの愛嬌ある笑顔を浮かべる。
「だってお嬢様がご自分のために描く絵って、みんなジル様を題材にしているじゃないですかあ。しかも、あんなにいっぱい。……ジル様がせっかく、こんなふうにきっかけをくれたんですもの、今度はお嬢様がジル様の手を取りにいかなきゃあ。ね、ユベール」
「…………」
相変わらずユベールは何も答えない。しかしエメも慣れっこで、「でしょ?そうよねー」と謎の会話を成 -
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