いつかのレビュー一覧
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四年生から続けている学校の手芸クラブ。六年生で周りに推し進められてクラブ長をやることになってしまった。「しっかり者の由希がやってね」と半ば押し付けてきた同じ六年生の友達の莉奈は副部長、書記は四年生で立候補した男の子のひかる。初日からひかるは反抗的でやりづらい。そんな中、七月のPTAバザーでだすはぎれをリメイクして作る手芸品の話し合いで一悶着が起こった。例年通りの物でいいと思っている由希に対して、ひかるはだっさい物を作って売りたくない、みんながほしいと思ってくれる物がいいと言う。莉奈まで、すごい、素敵って言われるような物を作って売りたいと言う始末。ぎこちない雰囲気になってしまい、バザーは一体どう
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リメイク【動詞】つくり変える、つくり直す、改造する。
手芸クラブのクラブ長になってしまった6年生由紀。バザーに出品する商品を巡ってメンバーと対立するし、メンバーはみんな頼りないしで、バザーの準備がなかなか進まない。なんとかみんなのやる気を出させなきゃ!
家では、男が手芸をやるなんて変だと言う弟亮太や、女のママや由紀にだけ料理を作れと言ってくるパパ、それを受け入れているママに、疑問が湧き上がる。家族みんなの意識を私が変えなきゃ!
はぎれ布をリメイクするように、手芸クラブや家族をリメイクしようとする由紀。でも、そうしてみんなと向き合ううちに変わったのは、由紀自身の心だったーー。
「自分のこ -
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友達の莉奈に押し付けられるままに、手芸クラブのクラブ長になってしまった6年生の由希。みんなを引っ張ってかなきゃと頑張るけど、なかなかうまくいかない。そんな中、毎年恒例のバザーで売る商品を作ることに。今まで通りでいいと思う由希ともっと欲しいと思ってもらえるものを作りたいひかるは、ぶつかりながらもバザーに向けて力を合わせる。クラブと家族、それぞれの中にある固定概念や見えない想い。変えていくこと、思いを伝えていくことの大切さを教えてくれる。
男女の役割がなくなってきた現代だけど、まだまだ完全とは言えない。由希のみんなの考えを変えたいって思いはすごく素敵だし、どんどんみんなの意識が変わっていってくれ -
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主人公で高校3年生の五里守まひるは、同じく主人公で同じクラスの根暗男子の藤峰シンヤに「キミが好きです。付き合ってください」と告白します。すると、藤峰くんからの返事は「ボクと結婚してください」。「ハイ喜んで!」とまひるは即答します。そうして物語が始まりますが、藤峰くんは相手の感情に共感し過ぎてしまう「エンパス(共感能力者)」なのです。藤峰くんの返事は本当の気持ちからではないかもしれません。藤峰くんはその特殊な能力のせいで他人とは極力かかわらず、心を閉ざして生活しています。そんな藤峰くんを好きになったポジティブ少女のまひるにも、心の中に暗い影があります。そんな二人の恋模様を描きます。
東北・仙台を